一燈照隅

日本が好きな日本人です

「たかじんのそこまで言って委員会」10月16日 Vol1

2005年10月18日 | Weblog
「たかじんのそこまで言って委員会」 10月26日放送
出演:三宅久之、原口一博、田嶋陽子、宮根誠司、宮崎哲也、橋下徹、川村ひかる、桂ざこば

最近小学校で暴力事件が増えているのに関連して、小学校の教育についてゲストに今村克彦氏を呼んで、今の子供と学校、教師の問題点をパネラーと討論しています。 纏めようと思ったのですが、取り敢えず分かる範囲で全部書いてみました。
文章なので細かなニュアンスが伝わらないのが残念ですが、ビデオはかなりおもしろい内容でした。
ほとんどが大阪弁なので、分かりにくいところもあるとは思いますが、全部が全部そうだとは思わないが小学校がどうなっているのか、小学校までの教育がいかに大事かも言われています。


「暴力を振るう子供達にどう対処したらいいと思いますか」
三宅:親が子供を甘やかすな
原口:リーダーの存在
宮根:体罰の復活
田島:親が人間らしい生活をする
ざこば:親がしっかりせい
宮崎:規律と強制
橋下:肉体的・精神的さまざまな負荷をかけていく
川村:先生の正当防衛を認めて


「小1プロブレム」
精神的に幼いため、学校という集団生活になじめなかったり、学校生活のルールが理解できなかったりするところから、授業の最中に席を立って歩き回ったり騒いだりする現象。


ゲスト:今村克彦 http://homepage3.nifty.com/nabegon/imamura.htm
テレビの紹介文です
京都府の公立学校の現役教師として教壇に立つかたわら、ダンスパフォーマンス集団「関西京都今村組」をひきいて精力的に活動、高校時代不良だったこともあり、枠からはみ出した子供達や心に傷を持った子供達の心を理解し接する指導は全国的に評価が高い

著書「夢の見つけ方教えたる」

辛坊:
(著書の帯を見て)筑紫哲也も絶賛しています

宮崎:
え~。誰。

辛坊:
筑紫哲也
宮崎:
あっそ~

三宅:
筑紫哲也にほめられて喜んではいけませんよ。        

(笑い)


辛坊:
入ってくる子供自体が変わっている。現場にいてどうですか。

今村:
そう、ほんとその通りです。よく知ってはる。宇宙人みたいです。 牛若丸のように机を飛び跳ねて、45分の授業坐ってられない.小学校1年やから小学校の問題ではないですよね。幼稚園、保育園もっと言ったら親の問題。そこらへんはその

宮崎:
幼稚園や保育園で自由保育というのがありますよね。これが諸悪の根源という意見がありますけどこの事はどうですか?

今村:
自由保育はほんとの自由保育はどんなんやとみわけなければいけないし、僕も親ですし保育所通わせていたんですし、あのね、これはね語弊があるかもしれへんけど、保育園の先生とか幼稚園の先生は悪いことを言わないのですよ。「良い子ですよ」「今日もがんばってくれましたよ」とかね。そんなんばっかりでしょ。こいつ、うちの坊主ええ子でないはずやのにと思ってても「今日もがんばりましたよ」あんまり関わりたくない、そんな姿勢を僕は親として感じましたね。そこが問題なのかな。

宮崎:
そうするとね、たとえば

たかじん:
ちょっとまって。 そうすると、ほめる以外に現実に誰それもいかんやないかと体罰にいかんでもしかるとか、おっきな声を出すとか一般の親御さんは、良しとしてそこに預けますかね?   

今村:
そりゃ、あかんことやったら普通怒ってほしいのと違うのちゃいますの。

辛坊:
今ね、大きな声出して怒ると、それは児童虐待という話もあるのです。

今村:
そんな。あほでしょう! そんな親。一部違います。

たかじん:
その一部が全国で集まると大きな声になるでしょう。

ざこば:
幼稚園、保育園で親に言うなら「ちょっとお宅の子手に負えませんは」言えるのなら親に言ったらいいのやね。

田島:
子供が暴力振るうとき、暴力を振るいたくなったとき、男の人でも女の人でも暴力を振るって人のことを考えると、なんで振るったかというと、単にコミュニケーション能力が無いのでなく、物凄いストレスと物凄い怒りと愛情不足があると 思うのですね。ドメスティックバイオレンス男の人が女の人に振るうのもそうだし、子供の幼児虐待もそうだし。私はやっぱり親の生活が荒れているとか、あまり人間らしい生活をようするに子供を持つ資格って言うか、そこまで熟していない人が多いのに子供を持っちゃって、親の生活がぐちゃぐちゃなんじゃないかと、一つには原因がそこに有るんじゃないかと思うんですね。

今村:
あの。その通りだと思います。 田島先生もっと怖い先生かと思っていたんですけど…   

(笑い)

三宅:
最近かなり進歩してきた。   

(笑い)

今村:
あのね。でもストレスはねもちろん親とか社会とか有りますけど、現実子供を見ていると学校でのストレスが僕は一番大きいと思います。だから学校に行って良いも悪いも間違うたことをやったら怒られる、それなんであかんねんや。人を叩いたらあかんやないか、それも含めて小学校は失敗して学んで行かなあかんところやけど、全部先にカットしていくでしょう。 こう、カット・カット・カットしていく。
さっき言った自由保育で言うと、好きにやりなさい。あの自由保育というのは本来、自由にやって自主的にやって「君今日こうやったけどこの方が良いね」て教えてあげるもの。


宮崎:
そう。そう

今村:
アホみたいに幼稚園で放ったらかししていて、小学校に行ったら。「こうしなさい」「筆箱はここに置きなさい」左利きの子でも「ここ置きなさい」
僕小学2年生担任したときに、女の子に「この子あかんねん」と言われて泣いている男の子がいたんですよ。「なんやねん」と言うたら、「筆箱は右に置かなあかんねん」と言われて泣いているんですね。

会場:へ~

今村:
「僕は左利きやからここ邪魔なんねん。」言うて泣いてくるんですよ。そんな教育が1年、2年でされるわけですよ。そのギャップが僕は大きいと思うんですよ。
橋下:いや。そう言うのは必要ですよね。どこに置く。ここに置くと決められないことは…

宮崎:
いやいや、そうじゃなくてね…

橋下:
不条理なことであってもねやっぱり我慢とかがね…

宮崎:
そう言うのじゃなくて、保育所、幼稚園とは自由放任しているのに小学校でギャップが大きいからストレスがたまるって話なんだけど。

辛坊:
いやそう言うことでなく、筆箱はここに置くという教育はいけないという話で…

今村:
いけないです!

川村:
そう言うことがストレスになって人を殴ってしまう。

橋下:
違う。ストレスとか言うけども、結局我慢の量でしょう。   

わーわー(聞き取れない)

普通の運動だったらスポーツやっててマラソン選手だったら鍛えて鍛えて心臓に負荷をかけて耐えられるようにする訳じゃないですか。精神的我慢もねどれだけちっちゃい時から、こう負荷をかけられるかと思うんですよね。

今村:
そう、そうだと思うんですけど。どうでも良いこと、どうでも良いことは充分考えさせんと。アカンと言うことを考えさせて規制すべきなんです。それがグチャグチャになってる。どうでもいいことがそれはアカンアカン。

橋下:
どうでも良いことでも取り敢えず子供に対しては、取り敢えずこうだと言ったらそこにじっと坐らせる。今の子達はこうじっと坐ってられない。じっと坐ることは結構つらいことですよ。

宮崎:
じゃあね。ちょっといい。    
どうでも良いこと、どうでも良いことじゃないのを誰が判断するの?

今村:
それは教師が判断しなければならないでしょう!

宮崎:
それだったらいいよ。

橋下:
それは、坐ることにしても、筆箱をここに置くことにしても、肘をついちゃいけないことも、とりあえず子供はある程度自分で判断できるまでの間は「こうだと言ったらこうだ」と耐えさせるね絶対必要だと思うですね。

今村:
いやそれは違うでしょう。

橋下:
いや、いやそんなこと無い。僕はそう思いますよ。

今村:
そんな事したら学級荒れますよ。今時

田島:
本人の子供にやってるの。それ、家で。
  (橋下へ質問)
橋下:
やってますよ。不合理なことでも何でも、こうだと言ったらこうだと。

原口:
先生は暴力を振るわれることありますか?

今村:
若いときは結構暴力教師でしたよ。

原口:
いやいや、自分が受けたこと無いですか?

今村:
無いです。 怖いでしょう

たかじん:
ガキもやね、人を見てやっとるわけ。

辛坊:
体罰について聞いてみましょう。宮根さんはなんですか体罰の…

宮根:
橋下先生もおっしゃっいましたけど、私もどうでもええことでかなり殴られた方と思うのですよね、子供の頃。でもね今その先生を恨むわけでも何でもないで すけど、今村先生にお聞きしたいのは、先生は今VTRに有ったように学級崩壊が   甚だしく起こっている中で体罰というのは先生はされるのですか?

今村:
いや、しません。

宮根:
今しないですか。それでも子供達は充分言うことを聞くのですか?

今村:
と思います。聞いてると思います。

宮崎:
昔暴力教師だとおっしゃってましたね。

原口:
先生達によって違うんでしょう。子供達も。

宮崎:
何で変わったか。

辛坊:
なんで、いつ頃、どう変わったか?

今村:
あのね、自分がどんどんエキサイトですよ。殴っていったり。喧嘩でもそうでしょう。血見るとガーとなるもんやん。殴ったらどんどん自分を見失っていくのをある時すっごい分かったんです。

橋下:
今村先生、手は出していないかもしれないけど、その無言の精神的圧力を掛けてやっぱり子供達をまとめている、その自由にさせないそう言うことであると思うのですよ。

今村:
有ります。

橋下:
先生の手を挙げない、まったく気持ちも緩めてね「どうぞどうぞ好き勝手にやってく」ださいなどは絶対に学級はまとまらないでしょう。  

今村:
その通りです。

橋下:
手を挙げることも、精神的にプレッシャーを掛けることも、子供に対してプレッシャーを掛けないといけないんですよ。

今村:
だから手を挙げないと学級をまとめられない教師は辞めた方がましですよ。 手を挙げずに子供達が信頼し権威を持つ教師がもっと増えたらな…

橋下:
いや、たまたま先生が希有な存在で   

(笑い)

橋下:
違う。違う。違う。一般的な教師で一般的な…

Vol2へ続く




最新の画像もっと見る

コメントを投稿