一燈照隅

日本が好きな日本人です

マスコミは情報操作をする。

2009年09月23日 | Weblog
今回の総選挙で民主党はマスコミのおかげで大勝したと言えます。
国政にとってどうでも良いことでの麻生批判の連続と、外交・内政での実績は報道しない。
逆に民主党にとって都合の悪いことは通り一遍だけの報道ですます。


一昨年9月22日に掲載した記事の再掲と追加です。

「マスコミの情報操作」

東京がでっち上げる偽りの大阪像

「大阪はね、ゴミゴミした街だと決まっているんだよ。映像をかえなさい」
上司であるプロデューサーのIさんが、眼鏡の奥の鋭い目を光らせて言いました。私は、開いた口がふさがりませんでした。平成元年の出来事です。
その当時、私は東京の報道局で、ディレクターとして、短いドキュメンタリー番組の制作をまかされていました。大阪で「花の万博」が開かれるということを紹介する企画で、総合テレビの全国ネットの番組です。
私は、大阪の良さを全国にアピールする良い機会だと思い、大阪の美しい映像をふんだんに使いました。中之島から大阪ビジネスパーク、ベイエリアまで、それはまさに「水の都大阪」をイメージした、渾身の力作でした。
その映像に、NHKの中枢たる東京報道局の上司が、いきなりクレームをつけたのです。大阪のイメージに合わないから、通天閣や道頓堀といった、もっとわかりやすい映像にしろという、まるで情報操作まがいの命令です。
私はこの瞬間、東京のマスコミの、大阪に対する偏見と、ある種のコンプレックスを感じずにはいられませんでした。
そうです。東京は大阪が嫌いなのです。逆もまた真ですが、前者の方がタチが悪い。情報のほとんどが、束京から発信されているからです。
大阪といえば通天閣とタコ焼き、いつからそんな偏った大阪像が定着したのでしょうか。もちろん、通天閣もタコ焼きも大阪の大切な文化ですが、ごく一部に過ぎません。そればかりを強調して伝えるのは誤りです。
とりわけテレビの影響力は絶大です。関西以外の人が大阪に抱く、イメージは、一昔前の外国人が、日本をフジヤマ、ゲイシャの国だと勘違いしていた状況に似ています。あえてそういう「幻想」を作り上げているのです。
歴史的にも、文化的にも、都市機能という点でも、大阪や関西の実力は相当のものです。その全体像を伝えず、ただ闇雲に東京を賛美する。そんな一部のテレビメディアこそが、日本の一極集中の元凶ではないでしょうか。


昨日の産経新聞夕刊に載っていたコラムです。
これも一つのやらせです。番組制作者のイメージだけで作るから、このような事になるのです。

大阪だけでなく京都を舞台にしたドラマなど、関西の人間が見ればこんな言葉使っている人はほとんど居ないのに、他府県の人間が喋るからいびつな京都弁に聞こえることがほとんどです。
国内旅行が簡単にできる時代になって、その土地を見ることによってテレビと違うことに気づく人が増えてくると思います。

情報操作が世論や街頭インタビューでも行われているのが現実です。
よく使う手が「30%も反対がある」「30%しか反対がない」です。言い回しによって同じ30%なのに、片方は多く見え、片方は少なく見えます。
また、テレビの街頭インタビューで10人に聞いたところ、10人中8人が賛成2人が反対の意見を述べたとしても、放送で賛成・反対2人ずつの意見を流したら、キャスターのコメントによっては半々に分かれているような錯覚を起こしかねません。
今までも言っていますが、世論調査はあくまでも参考でしかなく信用できません。
それよりも、世間はマスコミの言うことを自分で考えて判断しないで、そのまま自分の意見として言う人がほとんどです。
またマスコミが報道しないため多くの人が知らない事が多々あります。

「この質問に関しては我が社はこういうふうに考えています」と調査結果と一緒に公表すべきではないでしょうか。
全マスコミに言えることですが、下手に中立公平を装うのはいい加減止めるべきです。
(一部変えました)


産経新聞大阪版の夕刊に、元近鉄バファローズの加藤哲朗氏のインタビュー記事が連載されています。
加藤と言えばあの有名な「巨人はロッテより弱い」と日本シリーズで発言したとされる投手です。
しかしこの言葉、記事を読めば加藤氏は一言も言っていません。
加藤氏のインタビューを聞いて、マスコミが勝手に「巨人はロッテより弱い」とさも加藤氏が発言したように翌日の新聞に書いたのが事実です。
これもマスコミの捏造です。
しかもその捏造が、今も加藤氏の発言として取り上げられます。
マスコミの影響がいかに大きいか。

プロ野球の近鉄バファローズなどで投手として活躍した加藤哲郎さん(43)。今春、大阪市鶴見区に「猛牛軍団」という名の焼肉店をオープンさせ、かつての近鉄ファンらの間で話題を呼んでいる。選手時代はフォークボールを多投するピッチングスタイルで知られたが、それ以上に歯にきぬ着せぬ物言いで記憶に残る存在だった。冗舌は今も健在で、焼肉店のことから選手当時の思い出、昨今のプロ野球界のことまで鋭く語ってもらった。
(聞き手山口淳也)

―加藤さんの代名詞といえば、平成元年の近鉄ー巨人の日本シリーズでの発言です。近鉄が第1戦から3連勝し、第3戦の勝ち投手だった加藤さんがインタビューで「巨人はロッテより弱い」と発言。巨人が第4戦から4連勝して日本一になったのは、この加藤発言に奮起したからだとされました。あれからもう18年になります

加藤 そうですね。まあ、火のないところに煙はたたないので、否定もしませんし、そのニュアンスに近いことは言っているんですけど、「巨人はロッテより弱い」と言ったかどうかといえば、本当は言ってないんです。

―「インダビューのすべて」の文章を見ても確かにそうでした。テレビのアナウンサーから「気をつけたことは」と聞かれて「とりあえずフォアボールだけ出さなかったら、打たれそうな気がしなかった。たいしたことなかったですね」と答え、緊張感について聞かれて「別になんてことなかったですね。シーズン中のほうがよっぽどしんどかったですから。相手も強いし」と挑発的には答えてましたが、ただロッテうんぬんはなかった

加藤 そうなんですよ。アナウンサーもぼくも「巨人はロッテより弱い」とは言ってないんです。

―ではなぜあんな言葉になった?

加藤 インタビューのあとの記者会見で、ちゃんと覚えてるんですけど、ある記者から「巨人はパ・リーグの最下位の球団と比較してどうでしたか」と聞かれたんです。パ・リーグのその年の最下位はロッテで、「そういう言い方はロッテの選手に対して失礼なので比較はできません。ジャイアンツのピッチャーはすごいです。でも打線はたいしたことありませんわ。ロッテとどうかと聞かれたら、打線に関してはロッテの方が数段怖いです」という言い方をしたんです。

―翌日のスポーツ新聞は

加藤 全部「巨人はロッテより弱い」でした。細かいことは言うつもりもないし、ある程度継ぎ足されてもしようがないとは思っているんですが、あの言葉はいろいろ継ぎ足した造語なんです。巨人のピッチャーに対するほめ言葉は全部カットされてました。(平成19年9月10日産経新聞)

加藤哲郎投手インタビュー全文



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