NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

間伐 (10月26日)

2019年11月02日 | 間伐
久しぶりの間伐を行いました。
過密不自然な人工林の間伐は、我々の基本的な活動です。
しかも、日本の森林らしく急斜面での作業です。
長い間基本から離れて体力的に楽な活動をして来たので、今回の活動で良い緊張感と集中力を思い出しました。

駐車した場所の近くで細く伸び過ぎ、自重で曲がった杉を倒しました。
この杉は、作業者の方向頭上でかなり曲がって倒れています。
このままではいつかは林道に倒れ込むに違いなく、その前に処理しました。
倒木や曲がり木の伐倒は、危険で緊張します。



今回の活動現場です。
急斜面を息を切らせて登って来ました。
斜面中腹で作業を開始します。
先ずは倒す方向を見極めます。
掛木にしないようにじっくり見定めますが、これだけ混んでいる森林ではほとんど掛木になります。


斜面の下でも作業しています。


斜面下の作業はツルがらみのヒノキが多く、プラロックを使って引き倒しました。
これもかなり重労働です。


昼食後もしっかり活動を続けました。
今回の作業で伐倒木の下になってしまったチェンソー2台のソーバーを破損しました。
甚大な被害です。
久しぶりの本格的な間伐で、注意力が散漫でした。
人が下敷きにならなくて幸いでした。
これからの活動では、改めて気を引き締めなければなりません。

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