NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

移住準備と野志の森 (4月6日)

2014年04月10日 | 間伐
今年7月に名古屋から山岡へ移住する仲間がいます。
その仲間と二人で移住先の山岡の古民家を片付けに行きました。
先ず、ビニールは破れて垂れ下がり、骨組みのパイプも折れたり曲ったりしていた入り口付近の駐車場代わりのビニールハウスを撤去しました。
まとわり付いていた蔓草や覆いかぶさっていた庭木の梅ノ木も剪定すると、古民家が微かに眠りから覚めたようです。


笹と草を刈り、裏山の折れ曲がったり生えすぎてしまった竹を切り、少しずつ片づけて行くとやっと家の全体像が掴めて来ました。
しかし、家の外回りの片付けだけでもまだ相当時間を掛けなければならない事も判って来ました。
これから焦らずじっくりと取り組む事にします。

今回の作業とは別で、4月2日に野志へ行ってきました。
今年度は、2012年に間伐した斜面下部の森林の手入れを行う予定です。
ここはある程度混交林化している森林ですので、どのように手入れすれば良いのかかなり迷います。

(松に被圧され気味のヒノキ林)
出会う木一本一本の前で、切るべきか切らざるべきか思い悩みます。
森造りには、きっと50年100年後の森林の姿を思い描く能力が必要なんでしょう。

また、斜面上部の間伐した人工林の下層植生は2年目に入ってもほとんど回復していません。

今後継続的にこの森を観察していきたいと思います。


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