NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

今月も甚平坂北で100年かかるかもしれない森造り (2023年6月17日)

2023年06月22日 | 間伐
真夏を思わせる快晴の空と熱を感じさせる日差しの朝になりました。
先月に引き続き甚平坂北の森で「100年かかるかもしれない森造り」の最初の工程となる間伐を行いました。
先月最初の間伐後の写真を6月17日に撮ってみました。
間伐に取りかかる前の写真(5月20日)と比べてどうでしょう。


写真のアングルが少し違う事も有って、間伐前後の違いはほとんどわかりませんね。
森は外から見るのと中から見るのとではその姿が全く違う印象です。
森を見るなら中に入って観察するしかないようです。

今回は前回より少し公園側斜面上部側で間伐しました。


林縁のヒノキは大体外へと過重が掛かっているので、梯子とプラロックを使って林内へ引き倒します。
ツルや灌木が密生していて、道具を持っての移動や作業の手間暇がかかります。


間伐を繰り返すと上空には青空が覗き肉眼では林内がいくらか明るくなりますが、写真ではほとんど変わりません。


作業中や公園の東屋で休憩中に旧中山道を通る車は絶えず、サイクリングやウオーキングの人々の姿も見かけました。
コロナが落ち着き人々の活動が盛んになるとともに、アウトドア志向の人々も増えたような気がします。
中山道の様に歴史ある街道の直ぐ近くにある人工林は、これから更に増えるであろう自然に親しみたいという人々の為にも、木材生産目的だけでなく景観改善の目的でも整備したいものです。

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