NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

玉の汗で草刈(8月15日)

2010年08月16日 | 自然農
熱中症の危険を顧みず、草に負けてしまいそうな作物を救い出すために草刈とホウレンソウ、ダイコン、キャベツの種を播きました。
朝、中野方へ向う途中の様子です。

左手木曽川からは霧が立ちこめ、正面に見える飯地の秋葉山(787.6m)は雲に覆われ、微かに雨も降っています。
空気は水で飽和状態です。
今年の夏は水分が多過ぎます。

草刈前の畑です。

決して負け惜しみではなく、草の勢いは思ったより猛々しくありません。
微妙に成長の盛りを過ぎた感じです。
大体の作物は草に埋もれながらも何とか生きていましたが、残念ながら7月18日に播いたニンジンとゴボウの種は、激しい夕立で種が流れてしまったらしく、発芽が見られませんでした。

今日は横井さん夫婦、天野さん、一木さんと森岡の5人が参加しました。
ゆっくり草刈を始めると、忽ち汗が全身に噴出し、腰が痛み30分で床が張られた掘っ立て小屋に待避して休憩です。
床が張られた小屋は思いの他快適でした。
長靴を脱ぎ、床に座るだけでそこが開放的な部屋に早変わりです。
小屋を立てたのは大正解でした。
床を張ってくれた加藤さんに感謝です。


ネギが草に埋もれて消滅寸前です。


風も無く、時々雨もパラパラ落ちて来て蒸し暑さは耐え難く、休憩を草刈の倍以上取りながら作業を進めました。
昼前には少し畑らしくなって来ました。
しかし、今回の草刈で貴重な鉄則を学びました。
育ち過ぎた草を刈る際には、作物と草の区別がつけづらいので、間違って作物も一緒に刈ってしまわない様に注意しなくてはなりません。

午後からは、風通しが少し悪くて更に蒸し暑い下の段の畑のトウモロコシやエンドウの跡地を耕して、ダイコン、ホウレンソウ、キャベツの種を播きました。




2時過ぎにここまで終わり、本日の作業を終了にしました。
多分これ以上は身体が動かないでしょう。
本当に良く汗をかき、皆でがんばりました。
この時期、畑仕事は夜明と夕方に行なうのが正解でしょうね。


ブログを書いていて大変な失敗に気付きました。
種播き後に、刈った草で畝を覆って強い雨と乾燥から種を守らなければいけませんでした。
それをしていません。
ゴボウとニンジンの種が雨で流されてしまったのを見ていながら忘れていました。
はたして来週まで種は大丈夫でしょうか。
心配でたまりません。



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