NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

春の雨 (3月10日)

2013年03月15日 | 間伐
先月計画した時には今日はムササビの森で集材でしたが、必要器材がまだ揃わないこともあって、本日もユルユルの一日でした。
ここの所、計画が少しづつ遅れ気味です。
春が近づくに連れ、どうも気が緩みがちです。

今朝は雲が厚くて森の中は薄暗い感じです。
空気は湿って暖かく、火を焚く楽しみが削がれます。
それでも今日ストーブ用の薪を集めに訪れた村上さん夫妻が手土産に昨日山岡でとれた猪の肉を持って来てくれたので、勢いよく火を熾し早速フライパンで焼いてみました。

肉は脂身が少なく歯応えがあります。
少し匂いがありますが、それ程気にはなりません。
野生動物を殺す現場に立ち会ったことはありませんが、食べ物が命と引き替えにしか手に入らないという事実を忘れないで有難く頂きます。
肉を味わった後、村上さん達は間伐材を玉切して軽トラックに乗せていましたが、我々はチェンソーの目立てなどをしてそのまま早めの昼食タイムに突入。

今年の冬の活動は、毎回焚火から殆ど離れないというパターンでした。

しかし、今日は頑張って焚火から離れ、急斜面を登り間伐に取り掛かりました。

伐倒する木に向き合う際の緊張感と清々しさを久しぶりに思い出しました。
ところが1時間もしない内に雨が降って来ました。
森の中では多少の雨なら気にはなりませんが、雨足はだんだん強まり仕方なく山を降りることにしました。
これから、山では雨が活動を妨げる日も増えてくることでしょう。
冬が終わりました。

追伸
帰る際に車の屋根とフロントガラスが黄砂で覆われていました。
この日の夜中、鼻づまりで息が苦しく目が醒めました。
今年一番の黄砂と花粉の襲来だったようです。
コメント
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