夜な夜なシネマ

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『エクスペンダブルズ ニューブラッド』

2024年01月22日 | 映画(あ行)
『エクスペンダブルズ ニューブラッド』(原題:Expend4bles)
監督:スコット・ウォー
出演:ジェイソン・ステイサム,カーティス・“50セント”・ジャクソン,ミーガン・フォックス,ドルフ・ラングレン,
   トニー・ジャー,イコ・ウワイス,ランディ・クートゥア,アンディ・ガルシア,シルヴェスター・スタローン他
 
前週、ちょうど良い時間に上映がある109シネマズ大阪エキスポシティの4DX版を観ようかと思いましたが、
4DXってそもそも鑑賞料金が高いし、映像と座席の動きにあまり一体感がないうえに、
隣席のスイッチを切ろうとも前席から水しぶきが飛んでくるし、夏でも震えるほど寒いんです
んじゃ無理して4DXで観る必要もないなとパス、後日TOHOシネマズ伊丹にて鑑賞しました。
 
“エクスペンダブル”シリーズの第4弾。わりと最近だと思っていた第3弾は10年前の2014年。
シルヴェスター・スタローンは77歳になり、ジェイソン・ステイサムも56歳になりました。
なんといってもこのシリーズの売りは新旧アクションスターの豪華共演ということなのですが、
この第4弾を観るかぎり、新アクションスターはいませんよねぇ。
“ロッキー”の宿敵“ドラゴ”役だったドルフ・ラングレンも66歳だし、ランディ・クートゥアも還暦。
腰痛とか老眼とかを感じさせる台詞が可笑しい。
 
さてさて、80歳まで秒読みとなったスタローンにはもう動いてもらうのをやめにしたのか、
本作では早々に死亡。と思わせて絶対死んでへんやろというのは観る人みんなが思うことでしょう。
死んでるわけないやんかいさ(笑)。
 
ラフマト(イコ・ウワイス)率いる国際テロリスト集団が、リビアで核兵器の起爆装置強奪を狙っているとの情報を得て、
CIAの指揮官マーシュ(アンディ・ガルシア)は傭兵軍団“エクスペンダブルズ”にその阻止を命じる。
 
バーニー(シルヴェスター・スタローン)とクリスマス(ジェイソン・ステイサム)たちは現地へ向かうが、
ブツを積んで逃走するラフマトを追いかける途中、バーニーが操縦する飛行機が危険にさらされる。
ラフマトを追うよりもバーニーを救うことを優先したクリスマスだったが、飛行機は墜落し、
中から丸焦げになったバーニーの死体が発見される。追悼のパーティーで悲しみに暮れるクリスマス。
 
マーシュは指示を無視したクリスマスの責任を問い、このミッションチームから追放。
新たにチームリーダーに任命されたのは、クリスマスの元恋人ジーナ(ミーガン・フォックス)。
ラフマトの背後にいる黒幕オセロットの正体を暴くため、ジーナらは動きはじめる。
 
バーニーの敵をとりたいクリスマスは、ジーナに渡した武器に追跡装置を忍ばせていた。
新エクスペンダブルズが出向いた先へ自分も向かい、
その途中、生前のバーニーから聞いていたデーシャ(トニー・ジャー)なる人物と出会う。
デーシャはバーニーの旧友で、ナイフ使いの達人。
バーニーが死んだと聞き、クリスマスと共に戦いに臨むことに決めるのだが……。
 
いくら新メンバーが加わろうと、クリスマスたちの印象が強すぎて、
やっぱりこれはアクションで世界を席巻してきたオッサンたちの映画でしかありません。
 
ネタバレですが、黒幕はマーシュ。アンディ・ガルシアはこんな悪役が増えましたねぇ。
増えすぎて、本作でも最初から怪しい。やっぱりこいつかよって感じです。
 
タイのスーパースター、トニー・ジャーはオッサンっぽくはあるものの、まだ40代。
キレ味の良いアクションを見せてくれるのが嬉しい。
 
これ以上は歳を取らずにいてほしい。
さすがに全員70歳を超えると、アクションもしんどそうで観ていてつらくなるのではないかと。
時間よ止まれ。

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