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『マイル22』

2019年02月02日 | 映画(ま行)
『マイル22』(原題:Mile 22)
監督:ピーター・バーグ
出演:マーク・ウォールバーグ,ローレン・コーハン,イコ・ウワイス,
   ロンダ・ラウジー,ジョン・マルコヴィッチ他

UPが追いつかなくて、ほぼ2週間前のこと。

109シネマズは今年開業20周年。
毎月20日は20周年感謝デイとなっていて、1,100円で鑑賞できます。
というわけで、20日に109シネマズ箕面にて。

ピーター・バーグ監督はマーク・ウォールバーグがたいそうお気に入りの様子。
この監督と主演のコンビはここ5年で4度目。
『ローン・サバイバー』(2013)、『バーニング・オーシャン』(2016)、
『パトリオット・デイ』(2016)、私はどれも結構好きでした。
もともとマーク・ウォールバーグが好きなんです。
コメディ作品に出演しているときよりも彼はやはりシリアスな作品のほうが似合う。

ハゲてきたなぁと思っていた俳優がこの頃みんな髪の毛ふえてる。
ジュード・ロウもそうだし、世良公則もどういうことかと思うぐらい増毛。
本作のジョン・マルコヴィッチはツルっぱげだったのに、髪の毛がある!
彼の場合はまさか増毛しないと思うから、今回だけのことでしょう。

ジェームズ・シルバは、CIAのトップクラスエージェント。
彼の所属する戦術チームと、分析官ビショップ率いる情報チームの合同部隊が“オーバーウォッチ”。

あるとき、ロシアの工作員によって奪われたセシウムを奪還するため、
ジェームズの同僚アリス・カーの情報をもとに捜索を開始し、
隠し場所を断定して乗り込むが、そこにセシウムはなかった。
アリスは情報源を明らかにしようとせず、ジェームズはイライラ。

ところがその数日後、東南アジアの国家インドカーのアメリカ大使館に、
元警官リー・ノールという男が現れる。
映像を見たアリスは、彼こそが自分の情報源だと驚く。

ジェームズとアリスがリーに面会すると、
リーはセシウムの隠し場所を教える条件として亡命を求める。
情報提供と亡命と、どちらが先かを言い合っているうちに、リーを狙う刺客が出現。
リーが命を狙われるほどの重要人物だと悟ったジェームズらは考えを改め、
リーを無事に国外退出させることにする。

リーを乗せるために飛行機が待機する空港まで22マイル。
“オーバーウォッチ”は護送作戦を決行するのだが……。

22マイルって、たったの35キロなんですよね。
車で走ればすぐやんという距離なのですが、これが全然進まない。
あの手この手を使って、なんとかリーを殺そうとする相手方。

エージェントたちは皆、辞表を書いて任務に臨む。
家庭のある人もいるのに、なんと過酷。
CIAの仕事なんて私が知るはずもないから、どこまでホントかわかりませんが、
とにかくエグイ仕事だなぁということはわかります。

これまでのピーター・バーグ監督作品に比べると、いろいろわかりにくい。
最初は意味がわかりづらくて、ついていけないかと心配になりました。
でもわかりはじめると大丈夫、とても面白い。

とにかくジェームズの台詞が多くて、マーク・ウォールバーグ、
こんなに舌まわるんやと目が釘付け(笑)。
凄腕だけど人格に問題ありなことは見て取れ、
周囲はコイツおかしいだろと思っているけれど結束力が高い。
誰も死なないでと思うのに、そうは行きません。

リー役のイコ・ウワイスはインドネシアの武術家で、
この人のアクションはキレッキレ。見る価値あります。

これまたドンデン返しが待っていて、後味悪い。
人の恨みは怖いもの。う~ん、凄絶。

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