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『劇場総集編 ぼっち・ざ・ろっく! Re:Re:』

2024年08月19日 | 映画(は行)
『劇場総集編 ぼっち・ざ・ろっく! Re:Re:』
監督:斎藤圭一郎
声の出演:青山吉能,鈴代紗弓,水野朔,長谷川育美,内田真礼,千本木彩花他
 
TVアニメ化された頃から気になっていたものの、一度も観たことのないまま数年が経ち、
先月劇場版の前編『劇場総集編 ぼっち・ざ・ろっく! Re:』でお初の対面。
それが思っていた以上に楽しくて、ちょっとファンになりました。
楽しみにしていた後編を封切り日にイオンシネマ茨木にて鑑賞。
 
ほんとはギターヒーローなのに、相変わらず極度の人見知りで陰キャな女子高生ひとり。
それでも“結束バンド”のメンバーになってからは、以前とは違う毎日を感じていた。
しかし、夏休みの終わりが近づくにつれて気が重くなり、虚ろ。
 
明らかにおかしいひとりを見て、メンバーの虹夏、リョウ、郁代が心配していたところ、
虹夏の姉・星歌が鋭い指摘をする。「誰か、夏休み中にひとりを遊びに誘ったか」。
それぞれの夏休みを謳歌していた虹夏たちは、ひとりの夏休みには思いが至らずにいたのだ。
慌てたメンバー3人は、夏休みの思い出づくりにひとりを誘って海に出かける。
 
みんなと過ごせたおかげでなんとか2学期からも登校する気力が湧いたひとりは、
文化祭の2日目のライブに出演するバンドを募集中だと知り、
結束バンドとして演奏してみたいと考えるが、応募する勇気はなくて躊躇する。
そんなひとりの気持ちを知ってか知らでか、郁代が勝手に応募してしまい……。
 
序盤の悩めるひとりのシーンは、独りでいるのも好きな私には結構うざくもありました。
そんなに独りが嫌か、そんなに心配せんでも大丈夫やでと思ったりして。
だけどたぶん、独りでいることか皆といることか、どちらでも選択できるからこそ独りも好きと言える。
誰も友だちがいなくて、学校でも常にひとりぼっちだったら、独りが好きだなんて思えないかも。
 
結束バンドが文化祭に出演することになってからは音楽の話が一気に増え、
どうか文化祭が成功しますようにと願わずにはいられません。
このような作品で失敗するはずもないから、安心して観ていられますけれども、
ひとりのギターの弦が切れたときはどうなる!?と多少ドキドキしました。
 
カップ酒を4本空けてご来場のきくりさん、アル中ではないのかしら(笑)。
彼女を見るたび、私もほどほどにしようと思うのでした。
 
劇場版は一応これで終わりですね。
なんだか名残惜しい。いつまでも彼女たちを見ていたい。

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