『ゴジラ-1.0/C』とはすなわち『ゴジラ-1.0』のモノクロ映像版のこと。
カラー版もまだ上映中ですが、このモノクロ版も1月12日より公開されています。
一応観ておかねばと思い、109シネマズ箕面へ。
技術的なことは私にはまったくわかりませんけれども、
カラーをモノクロにしたからって、ただ色を消しましたということではないらしい。
近年、もともとカラーだった作品をモノクロ作品として蘇らせるのが「粋」だとか。
映画は儲かってなんぼを公言している山崎貴監督のことですから、
ま、そりゃやってみるでしょうね、こんなことも。
カラーをモノクロにするのではなく、最初からモノクロで撮った最近の作品としては、
いずれもどちらかといえば静的な作品ばかりで、こうしたスペクタクル作品は真逆のイメージ。
だから、こんな作品をわざわざモノクロにすれば、否が応でも昔の作品と対比してしまう。
元祖『ゴジラ』(1954)を思い出した人が多いかと思います。
私はゴジラにさして思い入れがないから、比べるなんてこともないわけですが、
本作に関してはカラーよりもモノクロのほうが好きでした。
色がないせいでいろんなものが逆に目立ったりもして、なんでこんなに病院が綺麗なんだよと思わなくもない。
けれど、モノクロのおかげで映像に集中できた部分はあったように感じます。
いずれにせよ、いちばん驚くのはやっぱり「典子、生きとったんか」ということなのですけど(笑)。
普通は死んでるって、あんな爆風で吹き飛ばされたら。なのにモノクロでも美しい浜辺美波の顔。(^O^;