オーシャン・カラー・シーン。略してOCS。やっぱり大好きです。もー、好きでないハズがない!
アルバムや数種類のシングル、全部揃ってる時期もあれば、アルバムごとぬけてる時期もちょこっとありますけど。
OCSの激しい系の曲あるじゃないですか。かっちょよいの。ほら、“You've Got It Bad“や“The River Boat Song“ 、 “Hundred Mile High City“ なんかの。そういう曲をお年寄りに聴かせたら、どんどん心拍数が上がっちゃうので、そういう曲は聴かせないでください、っていう「夢」をね、昨夜見たんです(笑)誰に言われているかも覚えてないし、背景や設定が全く見えない夢なんですけど。とにかくOCSのこの系統の曲は、やめとけと。唐突に。そんな夢見たら、聴きたくなりますよね?(笑)
で、久々に彼らのベストを今日聴いていたわけですが、やーー、ヨイのなんのって。つい今しがたまでボ・ディドリーばっかし聴き狂っていた耳のせいか、やたら音(の分離っていうか)が良く聴こえちゃって、まずそれだけで感動。さらに曲の良さに大感動。やっぱし断然スバラシイですよ、彼ら。
『The Best Of Ocean Colour Scene : Songs For The Front Row』(2001)
丁寧なサウンドメイキングが素晴らしい。ひとつひとつの音を丁寧に丁寧に積んでいっている気がして、普段音楽を聴いていて、こういう気持ちって持ちそうで、なかなか持てないものなのかも。私はこのOCSと、ジョージ・ハリソンの『All Things Must Pass』の曲を聴いた時に同じ気持ちになります。「丹念」に作っている音。伊達にジョージの「Wah Wah」カバーしてません。こういう風に音を聴いているだけでも、音楽に対する愛情の深さを感じますし、それに何たってサイモン・ファウラーのヴォーカルの、熱さと切なさが、たまらなくいいです!
あともう1つ付け加えたいのが、彼らのアルバムやシングルのジャケット、デザインや写真が美しいのが多いです!これも丁寧な仕事でホレボレしてしまいます。特にシングル。ベスパのやつとボーリング・シューズのがピカイチ。
ちょっと思い出話に付き合ってもらえます?チッポケな思い出なんですけど。
彼らに夢中になったのは、2ndアルバム発売前。RO誌の、先行シングル“You've Got It Bad“ の紹介記事に「これは絶対イイハズ!」とピンと来ました。
丁度その頃、アメリカを一人で周遊している時で、着いた街、着いた街で、デッカイCD屋とかレコード屋とかで、そのOCSのシングルCDを探すんだけど、まだブレイク前だし、アメリカだし、どこにも置いてなかったんです。
で、何週間か経って、シカゴに着いて、そこでやっとシングルを見つけられました。サスガ都会!
で、そのシカゴでは、顔見知りと言えば、グレイハウンドで一緒になった黒人のカップクとヒトのいいお姉ちゃんで。その人とブラブラしたりしてたんですけど、その人も自分の目的地にまた旅立って行ったりなんかして。
その時、特に目的があって旅をしていたわけではなくて。
1つはいろんなロックンロールやソウルやブルースの生まれた街に行きたかったんですよね。そこでの日々を、生活を、ちょっとでもいいから体感したかったんです。
もう1つは、前にも少し書きましたが、「もっと、人生楽しまなくっちゃ」と思い立ったんです。
で、一人で長距離バスで移動して、いろいろブラブラしていたわけです。かなり贅沢な時間だったと思います。
その後、メンフィス、ニュー・オリンズに降りて行った後は、仲間も出来たり、もしくは一人の時があっても、かなり楽しく旅行出来たんですけど、なぜだかシカゴではシンミリ・モード。大都会で一人、途方に暮れました。
街なかの銅像かなんかの下に座って、道行く人をただ見てました。やっとみつけたオーシャン・カラー・シーンのシングルを何度も何度もCDウォークマンでリピート再生しながら。
『You've Got It Bad』(1996) Single
01 You've Got It Bad
02 Robin Hood
03 I Wanna Stay Alive With You
04 Huckleberry Grove
4曲目のハックルベリー・グローブを聴くと、夕焼けの中、地べたに座って途方に暮れていたちっぽけな自分が、どこかでダブッちゃいます。その時見てた風景も甦ってきます。カッコ良くも何ともない、ショボーンとしている自分がいる風景です。でも、この曲を聴いていた時は、この曲に守られていた気がします。あったかいんですよねー、この曲。最後の方、リコ・ロドリゲスが反則みたいなトロンボーンを聴かせてくれます。夕焼けと涙の曲。こうして私は一生もんの曲に淡い思い出と共に出逢ったのでした。
丁度10年前の夏のお話。
私も若かった。OCSも若かった。OCSはこの10年の間にベースの人が脱退して、一人減っちゃったけど、今もコンスタントに作品を作ってくれている。私はもう全くの一人ではなくなった。途方に暮れることは未だに多々あるんですけど。でも、まだまだ本気でやろうと思うことは何でも出来る年齢。「過去」を思い出すのもいいけど、「現在」を輝かせたい気持ちです。
”ハックルベリー・グローブ”
シャーリーは引きこもりがちなレディ
だけどハックルベリー・グローブへは、踊りに行ったんだ
ハックルベリー・グローブ
明日の夜まで音楽が続くところ
ハックルベリー・グローブ
人生最良の日々の思い出に身を任したりなんかして
ハックルベリー・グローブ
そこは音楽に心も吹っ飛んじゃうとこなんだ
ハックルベリー・グローブ
荷物を置いて、列車に乗り込んで、さぁ、行こう
彼女はうたってる 地上の楽園(シャングリラ)のうたをね
(この”ハックルベリー・グローブ”はB面曲なんですが、彼らのベスト盤にも入っています)
OCSのアコースティック・ライブ盤が今年の5月に発売されていたようですねー。
『Live at the Jam House』(2006)
アルバムや数種類のシングル、全部揃ってる時期もあれば、アルバムごとぬけてる時期もちょこっとありますけど。
OCSの激しい系の曲あるじゃないですか。かっちょよいの。ほら、“You've Got It Bad“や“The River Boat Song“ 、 “Hundred Mile High City“ なんかの。そういう曲をお年寄りに聴かせたら、どんどん心拍数が上がっちゃうので、そういう曲は聴かせないでください、っていう「夢」をね、昨夜見たんです(笑)誰に言われているかも覚えてないし、背景や設定が全く見えない夢なんですけど。とにかくOCSのこの系統の曲は、やめとけと。唐突に。そんな夢見たら、聴きたくなりますよね?(笑)
で、久々に彼らのベストを今日聴いていたわけですが、やーー、ヨイのなんのって。つい今しがたまでボ・ディドリーばっかし聴き狂っていた耳のせいか、やたら音(の分離っていうか)が良く聴こえちゃって、まずそれだけで感動。さらに曲の良さに大感動。やっぱし断然スバラシイですよ、彼ら。
『The Best Of Ocean Colour Scene : Songs For The Front Row』(2001)
丁寧なサウンドメイキングが素晴らしい。ひとつひとつの音を丁寧に丁寧に積んでいっている気がして、普段音楽を聴いていて、こういう気持ちって持ちそうで、なかなか持てないものなのかも。私はこのOCSと、ジョージ・ハリソンの『All Things Must Pass』の曲を聴いた時に同じ気持ちになります。「丹念」に作っている音。伊達にジョージの「Wah Wah」カバーしてません。こういう風に音を聴いているだけでも、音楽に対する愛情の深さを感じますし、それに何たってサイモン・ファウラーのヴォーカルの、熱さと切なさが、たまらなくいいです!
あともう1つ付け加えたいのが、彼らのアルバムやシングルのジャケット、デザインや写真が美しいのが多いです!これも丁寧な仕事でホレボレしてしまいます。特にシングル。ベスパのやつとボーリング・シューズのがピカイチ。
ちょっと思い出話に付き合ってもらえます?チッポケな思い出なんですけど。
彼らに夢中になったのは、2ndアルバム発売前。RO誌の、先行シングル“You've Got It Bad“ の紹介記事に「これは絶対イイハズ!」とピンと来ました。
丁度その頃、アメリカを一人で周遊している時で、着いた街、着いた街で、デッカイCD屋とかレコード屋とかで、そのOCSのシングルCDを探すんだけど、まだブレイク前だし、アメリカだし、どこにも置いてなかったんです。
で、何週間か経って、シカゴに着いて、そこでやっとシングルを見つけられました。サスガ都会!
で、そのシカゴでは、顔見知りと言えば、グレイハウンドで一緒になった黒人のカップクとヒトのいいお姉ちゃんで。その人とブラブラしたりしてたんですけど、その人も自分の目的地にまた旅立って行ったりなんかして。
その時、特に目的があって旅をしていたわけではなくて。
1つはいろんなロックンロールやソウルやブルースの生まれた街に行きたかったんですよね。そこでの日々を、生活を、ちょっとでもいいから体感したかったんです。
もう1つは、前にも少し書きましたが、「もっと、人生楽しまなくっちゃ」と思い立ったんです。
で、一人で長距離バスで移動して、いろいろブラブラしていたわけです。かなり贅沢な時間だったと思います。
その後、メンフィス、ニュー・オリンズに降りて行った後は、仲間も出来たり、もしくは一人の時があっても、かなり楽しく旅行出来たんですけど、なぜだかシカゴではシンミリ・モード。大都会で一人、途方に暮れました。
街なかの銅像かなんかの下に座って、道行く人をただ見てました。やっとみつけたオーシャン・カラー・シーンのシングルを何度も何度もCDウォークマンでリピート再生しながら。
『You've Got It Bad』(1996) Single
01 You've Got It Bad
02 Robin Hood
03 I Wanna Stay Alive With You
04 Huckleberry Grove
4曲目のハックルベリー・グローブを聴くと、夕焼けの中、地べたに座って途方に暮れていたちっぽけな自分が、どこかでダブッちゃいます。その時見てた風景も甦ってきます。カッコ良くも何ともない、ショボーンとしている自分がいる風景です。でも、この曲を聴いていた時は、この曲に守られていた気がします。あったかいんですよねー、この曲。最後の方、リコ・ロドリゲスが反則みたいなトロンボーンを聴かせてくれます。夕焼けと涙の曲。こうして私は一生もんの曲に淡い思い出と共に出逢ったのでした。
丁度10年前の夏のお話。
私も若かった。OCSも若かった。OCSはこの10年の間にベースの人が脱退して、一人減っちゃったけど、今もコンスタントに作品を作ってくれている。私はもう全くの一人ではなくなった。途方に暮れることは未だに多々あるんですけど。でも、まだまだ本気でやろうと思うことは何でも出来る年齢。「過去」を思い出すのもいいけど、「現在」を輝かせたい気持ちです。
”ハックルベリー・グローブ”
シャーリーは引きこもりがちなレディ
だけどハックルベリー・グローブへは、踊りに行ったんだ
ハックルベリー・グローブ
明日の夜まで音楽が続くところ
ハックルベリー・グローブ
人生最良の日々の思い出に身を任したりなんかして
ハックルベリー・グローブ
そこは音楽に心も吹っ飛んじゃうとこなんだ
ハックルベリー・グローブ
荷物を置いて、列車に乗り込んで、さぁ、行こう
彼女はうたってる 地上の楽園(シャングリラ)のうたをね
(この”ハックルベリー・グローブ”はB面曲なんですが、彼らのベスト盤にも入っています)
OCSのアコースティック・ライブ盤が今年の5月に発売されていたようですねー。
『Live at the Jam House』(2006)
当時はシングルも必須のバンドでしたね。ライブも本当にすごかったし!久しぶりに最新作も買いましたよ。
あんまり風が吹く街じゃないけど、そんな雰囲気に溢れてるという話を聞いたことがあります。
OCSは「One From The Modern」以降はすっぽり抜けてるなぁ。「Wah-Wah」のカバーやってるのかぁ。聞きたくなってきた!
ちょっとそのブート、興味あったですね。お値段も良心的だしっ
OCSもシングル、良かったですよね~。この頃のシングルCD(って、今もなのかな)、CD1とCD2の2種類出て、楽しいけど、大変でしたね
あ、ライブ観てみたいなー。観たことないんです。
最新作、良かったですよね!
あのウィルコのジャケにあった、食べ終わったトウモロコシの芯みたいなビルも、シカゴにありました。
「One From The Modern」以降・・・。世間的にもこっからくらいが、ちょっと距離が出てきた感がありますね。私もディスコグラフィーを見てみたら、知らないアルバムやライブ盤があって、あせりました
「Wah-Wah」、去年の最新作に入ってるんで、ぜひ
アコースティックライブは、ちょっと前に出た青いオイル入り特殊ジャケのやつ持ってます。これが結構最初の頃の曲をやってていいんですよね~。
「ハックルベリー・グローブ」ホント名曲ですよね~。なんでアルバムに入れなかったんだろ。
まじ、セカンド、サードあたりは無敵ですね。シングルにもいい曲入ってたな~。バッファローのカヴァーとかも。懐かしい。
おぉ、クラモさん、OCSに熱いですねー、やっぱし♪
>青いオイル入り特殊ジャケのやつ
えぇ!それ、どんなのなんですか?気になる~(笑)中身も良さそうだー。
「ハックルベリー・グローブ」イェスイェス♪アルバム収録はされなかったけれど、彼らにとっても特別な曲っぽいですね。歌詞も自伝的要素が含まれているとか。ライブでも演ったりしてましたか?
"On the Way Home"!嬉しかったなー。"Day Tripper"はオアシス乱入で、なーんかビミョーでしたけどね
なぜか苦難に見舞われるバンドなんですよね。。
時々無性に聴きたくなるし、ライブも観たくてたまらない。
モスコさんの思い出話もステキ。
バックパッカーだったのでしょうか?
アメリカでOCSのシングルを見つけるなんて至難の業、きっとNY、LA、シカゴにしか置いてなかったですよぉ。
イェス!彼ら、このまま変わらない魅力で、続けて行って欲しいものですね
私、彼らのライブ見た事ないんですよね~。
おみささん、もしかしたらフジでも見られました?彼らのライブ、フェスで見たい気がすごくします。観客も熱くなりそう!
>バックパッカーだったのでしょうか?
ハイ、バックパッカーでした。やってる時はそんな種族(?)の事、まだ知らなかったんですが、でも確かにバックパックで安宿を泊まり歩いてたんですよね~
>アメリカでOCSのシングルを見つけるなんて至難の業
そっかぁ。そうですよね。アメリカでも英盤は輸入盤ですもんね。洋楽の日本盤も輸入盤だからか高かったなぁ。
でもどこの街行ってもまずはCD屋にGo!でした(←おバカ)