ヴェルソワ便り

スイスはジュネーヴのはずれヴェルソワ発、みんみん一家のつづる手紙。

ママ、奇跡がおきたよ!

2008-03-17 08:40:10 | カメレオン
レオン君が来た翌日の朝。昨晩と同じ場所にいるから、ずっと寝っぱなしなのかも。でも緑色なので、きっとくつろいでくれているんだと思う・・・死にそうなんじゃないよね?のまず食わずで過ごしているけど、大丈夫?心配・・・・。

とりあえず、いつまでもダンボールでは風通しも悪いしストレスも溜まるだろうと、ベランダの花壇から約2年で巨木になってしまったランタナを引っこ抜いて植木鉢に植え込み、レオン君のお家を作ることにした。かなり枝が伸びていたので、編んだり絡ませたりして枝を輪っかに仕立て、休み場所を作る。引っこ抜くとき一緒に抜けたシダと、カメレオンに人気(とサイトにあった)のポトスも足元植えてみる。午前中とはいえ気温も上がってきて、私は土まみれの汗まみれ。ランタナがしっかり根付いたら、お引越しにしよう。

汗を拭き拭きまた覗いてみるとレオン君、ようやく目を覚ましていた。しかもいつの間にか、ダンボールの底に大きなう○こをしているではないか!カメレオンの飼い方サイトによれば、排便の難しい個体もあるらしい。良かった。でもお腹空いたでしょうね、さて餌はどうするか。水も飲ませなければならない。とりあえずこどもたちが学校から帰ってくるのを待って餌取りに行こう、などと考えながら見ていると彼もこちらに視線を向けるので、見つめあっていろいろ語りかけてみる。なんだか一生懸命に聞いているような気がする。カ、カワイイ。


こどもたちが帰ってきたので、探しておいた霧吹きと針のない注射器を、水やり用に長男に渡しておいた。

しばらくして、私がまたパソコンに向かってカメレオン・サイトを調べているとベランダから、
「ママ、奇跡が起きたよ!」
と、うれしそうな長男の声。き、奇跡って一体?


レオン君、霧吹きで葉っぱにたまった水のしずくを飲んでいたのであった。・・・奇跡って程じゃあないけどね。でも、いつ死んじゃうか、ってドキドキしていたので本当にうれしかったです。

これぞまさに、”キンシャサの奇跡”!?←またまた、古っ!


今度は長男、レオン君の顔の先に、注射器で水をたらしてみた。

画像ではわかりにくいけど、伸び上がるように、のどをゴキュゴキュいわせて(るように見えた)飲んでいるではないか!長男とレオン君の姿はまるで、ハイジと子ヤギのユキちゃんの様で感動的。女の子だったらユキちゃんに変えるかな。あ、そうそう、まだオスかメスか判別できていません。

ここで一気に食事まで、と、とりあえず捕まえておいた蛾をお箸で鼻先にちらつかせてみた。

興味は示すけど、食べてくれない。やっぱ、コオロギやバッタじゃないとだめなのか・・・。家の周りの芝生を探したけど、バッタは一匹も見つからず、急いでいつも行くプールまで足をのばし、周辺の草むらを探って小さいバッタを10匹ほど捕獲。すぐ跳ねて逃げてしまうので、長男が後ろ足を一本抜いて(ヒエ~)あまり跳べないようにしてから目の前に置いてみるが、レオン君、すでに疲れたのか眠ってしまって目を開けてくれなかった。・・・私も疲れたよ~。

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