ヴェルソワ便り

スイスはジュネーヴのはずれヴェルソワ発、みんみん一家のつづる手紙。

退屈な夏休みにテニス・レッスン

2008-08-27 07:52:11 | こども達
今年の夏休みは我が家の息子達にとって、退屈な夏休みだ。

学校の友達は皆バカンスでフランスに帰国してしまったし、キンシャサでは外で遊べないので、狭い部屋で二人きりで遊ぶ時間がどうしても長くなる。

これではあまりに可哀想なので、二人一緒にテニスの個人レッスンを受けさせることにした。キンシャサは今乾季でそれほど暑くないので、スポーツをするにはもってこいの季節なのだ。

最初の2週間は月金の2回だったが、10回分前払いしているチケットを使い切るために、残りの2週間は頑張って週3回やることにした。
テニスのコーチが空いているのは日曜の朝9時しかないということで、運転手Jピエールはお休みなので、私が連れて行くことになった。
テニスのレッスンを受けたことがない私は、コーチが一体どんなふうに教えるのか興味があったし、この際、息子達の個人レッスンの成果がどの程度でているか確認するいい機会だ。


レッスンの内容はざっと次のような内容だった。

1.まずは手始めにコートを3周して体を温める。


2.ネット越しに2人並べてほぼ走らせずにフォアとバックの反復練習。バックは両手で。

3.今度は、一人ずつ、左右に走らせながら、フォアとバックの練習。


4.次に、コートの真ん中に置いた板をラケットでタッチしてから右に走りフォアでボールを打って横走りして真ん中に戻り板をタッチ、・・・これを繰り返す練習。その際、板にタッチしたら走り出す前にラケットを後ろまで構えろと指示していた。


横走りの練習

5.次はその逆に左に走りバックでボールを打って横走りして戻る練習。


6.さらに、左に走りバックでボールを打った後、後ろに目印として置いたボールを迂回しながら元の位置に戻り、同じことを繰り返す練習。



7.最後はサーブの練習。

トスがうまく上げられない次男はひたすらボールを左手で上に放り投げて右手を上に伸ばして取る練習を繰り返す。

以上で終わり。小一時間のレッスンだった。


今回は全10回のレッスンの6回目だったが、私が自己流で子供達に教えていた時に比べ、二人とも上達が早いような気がする。
長男は、「テニスをやりたい」と言い出しただけあって、黙々とレッスンをこなしていたし、次男は、相変わらずヘナチョコではあるが、ぶうたれずに最後までやりきった。

「よくやった!息子達よ。」

終わったら、球拾いのおじさんにチップをあげて、すぐ脇にあるいつものゴルフ場の休憩所でファンタやスプライトを飲んで、渇きを癒した。

”やっぱりスポーツはいいもんだ。スポーツの乾季だ。”
・・・なんて勝手に締めくくりながら、息子達にとってちょっとだけ充実した夏休みの一日になったかなと思った。(M)

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