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ヴェルソワ便り

スイスはジュネーヴのはずれヴェルソワ発、みんみん一家のつづる手紙。

キノコの次は、ブドウです。

2010-09-27 22:48:01 | 日記
最近月一ペースとなっているこのブログ・・・。いつものぞいてくださるみなさま、ゴメンナサイ。

さて8月のキノコ狩りに続き、今度は恒例のブドウ収穫!いつものヴォルネイ村・レジスおじさんの畑の収穫に、今年も家族で参加させてもらいました。

今年は9月25日土曜日の朝から収穫を始めると聞いていたのですが、残念ながら土曜日は子供たちの日本語補習校があるので初日のお手伝いには間に合いません。学校終了後そのままピックアップしてブルゴーニュのワインの首都ともいえるボーヌへ。一泊し翌日曜の朝7時半、ヴォルネイのレジスおじさんちに集合です。お天気は大丈夫かな・・・。


この日の午前中はレジスおじさんの所有する畑のうち、サヴィニー・レ・ボーヌとボーヌ・プルミエクリュを収穫します。バケツとはさみを受け取ったら、いざ収穫へ!

朝日に光るブドウ畑。






前日の雨で地面は思っていたよりドロドロでしたが、日が昇ってくると気温は少し上がってきて、暑くも寒くもない絶好の農作業日和!



紅葉がきれいなブドウの葉。


今年のヨーロッパは異常気象で、南仏で5月ごろ雪が降ったり、各地で長雨が続いて日が差さなかったりだったので、ブルゴーニュのブドウも心配していたのですが・・・。

これはサヴィニーのブドウ(拡大可能)。


写真ではわかりにくいけど、予想通り去年と比べると質量ともに落ちる感じ。というか、去年がすばらしすぎたのでしょうね。そんなわけで今年は房を選定するのが難しかった~!去年は量が多くて大変だったけど、端から摘んでいけばよかったもんね。ちなみに同じ畑の去年のブドウ収穫の模様はコチラです。


サヴィニーを摘んだ後は作業に参加しているみんなが畑の脇で、ラベルも付けていないおじさんの自家消費用ワインをごぶごぶとビンで回し飲み。これが美味いんだな~。すっかり元気になって二つ目のボーヌ・プルミエクリュも摘み終え、集めたブドウを選別の入れ物に移します。


と、突然現れたフランス3(TV局)のインタヴューに答える、レジスおじさん。

フランス3地方版夜のニュースで流すためのものだそうです。

さて午前の作業が終了。ジュネーヴから参加した私たちはここまでで帰ります。今年もお世話になりました。
たった半日だけど頑張って摘んだブドウたち、きっとレジスおじさんの手で美味しいワインになることでしょう。楽しみ!

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裏の林でキノコ狩り

2010-08-30 06:07:17 | 日記
ひょんなことで知人の犬を預かることになった。

犬といえば、散歩である。

日ごろは怠惰な我が家だが、犬の散歩となれば歩かなくてはなるまい。

週末、ヴェルソワの北にある林に散歩に行ってみた。





すると、雨が降った後の太陽の恵みか、いろんなキノコが生えているのを見かけた。

               

見るからに毒々しいものもあるが、なめこやしいたけの様なものもある。

そして・・・もしやこれはセップ茸!?




その日は結構多くの人がキノコ狩りをしているのを見かけたが、そもそも勝手に採っていいものかわからなかったし、どれが食べられるキノコかよくわからなかったので、採らずに帰った。

しかし、ネットで検索してみると、どうやらスイスでは州毎に規制の仕方は異なるものの、自然公園以外は基本的に自由にキノコを採取していいようだ(ジュネーブ州では一日一人当たり2KGまでOK)。

それに、この時期のキノコとしてはやはり日本のマツタケに匹敵するセップ茸(イタリアではポルチーニ茸)のみをターゲットにすれば、いちいち食べられるキノコかどうかを迷わなくてすむ。

ということで、翌週の犬の散歩時にはセップ茸採取用に袋を持っていくことにした。


散歩道を少しそれて、森に分け入る。



そうして採取したセップ茸。



傘の裏がほかのキノコとは違い、スポンジ状になっているのが特徴だ。



鹿のかじった後らしき巨大セップ。近くには鹿のフンも落ちていたから、ここは彼らの餌場?

彼らの食事を分けてもらっているということか。




家に帰ったらさっそくブラシで土を払って、鹿や虫やナメクジが食べたところは取り除く。

これをスライスして





ニンニクとオリーブ・オイルで炒めてペンネと和える。



付け合せ?はマリネした子羊のグリルとサラダ。

これが美味であったことは、改めてここで説明するまでもないであろう。


このセップ茸狩り、10月までは楽しめるというから嬉しい。

「瓢箪から駒」ならぬ、「犬の散歩からセップ茸」。




散歩好きの彼のおかげである。


これで我が家の週末の楽しみがまた一つ増えた。(M)
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暑中お見舞い申し上げます

2010-07-17 23:48:32 | 日記
みなさま、どんな夏をお過ごしでしょうか。

みんみん家では南フランスに一週間、滞在してきました。
以前はあまり興味のなかったラヴェンダー畑ですが、行ってきた人が揃って”とっても良かった!”というので、とうとう実現した今回の旅。今年の開花の時期を予想しつつ宿泊施設がいっぱいになる前に早めに予約を取るという難しいミッションでしたが、見事に滞在中に最盛期となる幸運に恵まれました!

行けども行けどもラヴェンダー、聞こえるのはミツバチの羽音だけ。

香りをお伝えできないのが残念。あと数日で刈入れらしいです。


滞在後半に咲き出したひまわりとのダブルショットの見事さに、言葉を失いました。



やっぱり一度は行くべき!かな?
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たまには山歩きでも。

2010-07-07 12:00:00 | 日記
今年は5、6月のヨーロッパが一番美しいはずの季節に悪天候が続き、すっかり山のお花畑は見逃してしまいました。そしてここ2週間、こんどは2003年の猛暑の再来を思わせる焦げるような暑さ!!

せっかくアルプス山脈を毎日見て暮らしているのに、ほとんど山歩きをしたことのないみんみん家ですが、ひとつ氷河でも見て涼しくなろう♪と、日本へ一時帰国中のご家族からお預かりしているかわいいトイプードルのカレンちゃんを連れて、アルプスはモンブラン近くまで行ってきました。ヴェルソワから麓まで、約1時間半。


ゴンドラを上ったところ腹ごしらえ。ここはフランスなのでユーロで支払いです。


残念!ちょっと雲がかかってきちゃった。正面の白いのがモンブラン(の一部)です。
この辺、冬場はスキー場なんですね。リフトがたくさんありました。


標高1800mほどなので空気はきれいで涼しいんだけど、日差しはとても強くて、日向は結構暑いです。


ここから先はちょっと急なコース。犬進入禁止の標識が出ていたので、残念ながら私とカレンちゃん、次男の軟弱三人組は引き返します。あとはまかせた!


氷河を背景に。ふもとに見えるのはシャモニーの町かな。



やっぱり山の上は気持ちいいですね~。って私が歩いたのは1時間足らずだったけど^^;清涼感は満喫。

この後雷の音がして風が吹き、急激に暗く、寒くなってきたので、すぐに山を下りました。気温の変化が大きいので危ないですからね。軽装で行っちゃったし。

でも帰ってきたジュネーヴの町は引き続き大晴天で猛暑続行中、気温39℃の表示が出ていました・・・・。
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ガンバレ、ニッポン!!

2010-06-17 12:00:00 | 日記
そう初鉄道の旅の目的は、スイスでキャンプしていたサッカー日本代表の、ここシオンで行われた対コートジボワール戦応援のためでした。



何はともあれ、まだ時間があるのでまずはテントで腹ごしらえ♪

スイス名物ラクレット。3フランとは随分と安いと思ったら、すごく少なかった。足りない・・・・。

うろちょろしていると、選手の皆さんのバスが到着。

稲本選手。


本田選手。



さて、スタジアムに入ると

走る中澤選手。観客席とグラウンドがすごく近くて、アップする選手達が間近に。


いよいよ試合開始。ニッポン!チャチャチャ♪

前半

コートジボワール・ドログバ選手負傷・・・痛そうでした。

後半

俊輔選手のFK♪

・・・ま、内容と結果は皆さんご存知だと思いますので省略。


絵葉書のような背景の、試合でした。


みんみん家初・スイス鉄道の旅は、これまた初めてのサッカー日本代表戦観戦となったのでした。


****祝・ワールドカップ南アフリカ大会、初戦勝利!!!****




おまけ。

試合が終わって、なんだか日本人の皆さんがこっちを見て手を振ったり写真を撮ってる・・・私を??
・・・な訳はなく。


代表の応援のため、EXILEの皆さんが我々の座る真後ろに位置するVIP席にいらしたのでした。
とは言うものの、日本を出て8年目のみんみん家一同、どの方がメンバーでどの方がスタッフなのか、みんなユニフォームを着ているのでよくわからず。たぶんこの手を振っている方々?ですよ・・・ね?


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初めての鉄道の旅は・・・

2010-06-16 13:45:52 | 日記
年度末は色々とあって、しばらくブログ放置状態でした。申し訳ありません。

で、ちょっと前の話になっちゃうのですが、いつも急に決めるので車でのお出かけが多いみんみん家、初めての鉄道の旅のお話。と言っても日帰りです。

いつもはジュネーヴ中心に行くのに利用する最寄駅から、今日はローザンヌ方向へ。レマン湖北側に沿って列車は進みます。あいにくのお天気の中、ローザンヌ、モントルーを過ぎると有名なシヨン城が見えます。



ヴォー州を過ぎ、果物やお野菜の豊富なヴァレー州に入る頃には、とってもいいお天気に。



途中の駅で停まっていた、セントバーナード列車。



そしてこの日の目的地、シオンに到着。ヴェルソワから急行列車に乗り継いで約2時間です。


シンボルでもある丘の上のお城。


アルプスの水を集めたローヌ河。こちら側からレマン湖へ注ぎ、再びジュネーヴから流れ出て南仏方面で沢山のブドウ畑の間を抜け、地中海へ注ぎます。

ところでお気づきの方も多いかと思いますが、今回は観光のためにシオンを訪れたのではなく・・・・。

続く。
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ラピュタ?!

2010-05-21 14:03:46 | 日記
きのう珍しく夜8時半ごろ家の外を歩いていたらこんな雲が出ていて、たまたま持っていたカメラで思わず写真を撮りました。



天空の城ラピュタの”龍の巣”ってこんなだったよね?

家に入って窓から見たら少し形が変わって



ハンバーガー?どら焼き?って感じ。


さらに30分後経過したら横に間のびして



ホットドッグ状。



そして日没の9時半ごろには



ちんまりと、夕焼け色に染まっていました。


ずっと天気が不安定で雲の多い今月はおもしろい雲を見かけることが多いです。
ちなみにこの日の朝は



のしイカみたいな雲が頭の上を横切って、アルプス方面へ続いていました。

・・・どうしても食べ物に見えちゃうんだな~。

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初ジュネーヴ観光2

2010-05-19 12:00:00 | 日記
続いてはさらに古いジュネーヴを探検!?旧市街心臓部のサン・ピエール教会へ。パリのノートルダムと同じように地下にはローマ時代からの遺跡があり、2008年6月から公開を始めたらしいので、入ってみました。引き続きタダかと思ったら一人8フラン!ちょっと高いナー。






初期キリスト教の洗礼場。


お墓の跡・・・?

そして必見は、司教謁見の間のモザイクの床。









新たに公開しただけあってイタリア等のより清潔だし、ところどころにオーディオヴィジュアル・ガイドも多くて非常に見やすかったです。お金払った甲斐はあったかな。


そして地上に移れば、12世紀から建設が始まり13世紀に完成した、今も現役のサン・ピエール教会。建築当初はカソリックだったけれど16世紀の宗教改革でプロテスタントに改修したこの教会は、1536年から30年近くカルヴァンがプロテスタントの理念を広めるために説教をしていた、プロテスタントのローマといわれる場所だそうで。当時彼の使っていた椅子も残っています。


美しい細工の残る祈祷台。


祈祷台のコーナーには、ドラゴンの細工。


そして、カルヴァンの椅子。


なかなかいいじゃん、ジュネーブ旧市街!何がいいって、小さいからちょっと歩けば中心部全部見れちゃうこと。雨にぬれる暇もないほどです。じゃ次は、ジュネーヴ出身の哲学者ジャン・ジャック・ルソー生家?坂を下りたところのジュネーヴ歴史博物館?

・・・お昼の肉のエネルギーはもう切れちゃったらしく夫も長男も帰宅希望で、今回のジュネーヴ観光、早くも終了。次回は・・・あるのかなぁ。
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いまさらの、初ジュネーヴ観光1

2010-05-17 12:00:00 | 日記
四連休だったこの週末。泊りがけで出かけたいところだけど土曜日は日本語補習校もあるし、なぜか次男の通う現地校のクラスは月曜から連休を含みヴァレー地方へキャンプだったし。じゃあ残った三人で近場の山でも歩きに行こうかと言っていたけど、相変わらず連日天気が悪い。うーん、せっかくの休みなのに~。

遠出できないならせめて近場に出るかな。そういえばみんみん家がジュネーヴに来て1年半が過ぎたのに、まともにジュネーヴ旧市街を見ていない!
そこでジュネーヴの町の一番古い部分に行ってみることにしました。外は雨なので、建物の外観や町の様子の写真はほとんどありませ~ん。


で、雨の中を歩くのに、まずは腹ごしらえから^^。
旧市街の中心部にあるパリの有名なビストロの支店、オ・ピエ・ド・コションAu pied de cochonへ。いつもあまり変わらないメニューだけど、いつも外さない味。

私はウサギのミルフォイユ、


長男は子羊のモモ肉、


夫は名物・豚の足の詰め物。


ちょっとずつとりかえっこして食べたけど、どれもおいしい♪
5月も半ばだというのにみんなセーターやコートを着込むぐらい寒かったこの日、しっかりお肉を食べて温まってから、観光へ出発!


まずはビストロの裏手、旧市街中心部のタヴェル館Maison Tavel。


12世紀の建物を17~18世紀に修復した、ジュネーブ最古の住宅。中世から今世紀初頭の道具類、絵画、版画、写真、貨幣、家具、銀食器、古地図、巨大ジオラマなどが展示してあって、なかなか見ごたえがあります。



アパートメントとして使われていた時代のままに展示してある階も。



美しい、クラシックな鍵穴と鍵がいくつも並んでいました。


中世の剣かな?


ヌーヴ広場に置かれていたギロチン・・・。ヒーッ!


窓からはレマン湖も少し見えます。

展示の仕方も見やすくてなかなか興味深い。しかもジュネーブ州が運営しているので入場は無料!偉い!!


タヴェル館を出て向かい側の建物はかつての武器庫。今は古文書が収められているそうです。

入り口付近には18~19世紀の大砲が展示してあります。


台座のワンちゃん模様が優れもの!





その隣はこれまた店内に本物の騎士のよろいや武器が展示してあるレストラン、レ・ザルミュールles armuresがありますが、お腹が一杯なので素通り~。


続く。

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五月ですね。

2010-05-03 08:35:42 | 日記
早いものでついこの間、年が明けたと思っていたのに、もう5月。

mois de mai(5月)はフランス人にとって本当に春が来たということを実感する特別な月だ、とフランス語を習い始めたころフランス人の先生に聞きました。が、最近はやはり異常気象なんでしょうか、この4月後半のジュネーブは夏かと思うくらい暑くて、あわてて夏服を引っ張り出してきましたが、5月に入ったとたん、雨降りで気温は低下。しばらくはグズついた天気で気温の低い日が続くようです。


これは天気が崩れる前の4月最後、ものすごく気温が上がった日の朝焼け。

さて5月1日はmuguetすずらんの日。
去年は次男が森で見つけて採ってきてくれたのですが(去年の記事)、今年はあいにくの雨降り。我が家から車で7、8分で行ける一番近いフランス、ヴェルソワの隣村ソーヴェルニーSauvernyで、こども達が売っていたすずらんを買いました。ひとつは次男お呼ばれのお誕生会で、お友だちのママにプレゼント。残りは我が家で飾ってみました。

とってもいい香り♪


なんだか今ひとつインテリアにはマッチしていませんが・・・。


そして五月といえば、息子二人のいる我が家には五月飾り。(うっかり忘れそうになってあわてて出しました^^;)


久々にニッポン!という感じ~。

でも引きで見ると・・・。


やっぱりしっくりこない・・。

アフリカ色、強すぎなんだよね。
ヨーロッパに住む、日本人の家なのになあ。
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