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ヴェルソワ便り

スイスはジュネーヴのはずれヴェルソワ発、みんみん一家のつづる手紙。

ジェノヴァで食いだおれ~二日目

2009-04-15 17:39:56 | 日記
食いだおれの旅、二日目。ジェノヴァ市内を観光してお腹がすいたけど夜に備えて軽くすませたいところ。でもこどもたちは昨夜パニーニだったこともあり、パスタを食わせろと言い出した。ちょっと路地入っておいしそうな店を探す。

写真中央付近が、店の看板。

入り口、と書いてある階段を上がるとフツーのアパートの玄関が二つ向かい合っている。片方のドアが開いているので入るといきなり食堂だった。近所のビジネスマンが連れ立って、中には一人で、お昼を食べにきている人たちが目立つ。


ガス入りの水を頼んだら、ビンではなくてキャラフで出てきた。なかなかおいしいです。

メニューはこんな紙切れ。パスタはみんな4.5ユーロ、安い!さすがは(たぶん)サラリーマン御用達。



軽く、といいながらやっぱりワインも頼んだのでサラミを一皿。


そしてパスタを一人一皿ずつ。

いわゆるパスタ・ジェノヴェーゼ。想像していたより緑色ではない?なのになんでこんなに風味があっておいしいの?!

物の本によれば本場のジェノヴェーゼソースは一般的に出回っているもの(ナポリ産バジル使用)とは違う品種のバジル、しかも若葉を使うのでより繊細で軽やかなのだそうです。またご当地ではジェノヴェーゼとは言わず、ただ アル ペスト al pest と呼ぶのですね。これはタリアッテーレ・アル・ペストでした。

ついでにミックスフライを一皿。

この皿だけは夜のメニューなのでちょっとお値段高め。でも新鮮なイワシやイカが熱々でウマイ!イカがプリプリ~イカプリ~イカプリイカプリ、イカプリオ・・・。何かが壊れつつあるかも・・・。

昼はこれくらいにして、お腹を空かせるために(!)観光を続けます。

そして夜。旧港に面した広場にある一軒に決めた。


表の広場から数段下りたところにある店は、昔の貯蔵庫かなにかを改造したものなのか天井が低い。入り口付近にロブスターの水槽とすし屋のようなガラスケースに囲まれた厨房があり、期待が高まる。中には眼光鋭いオヤジと下働きらしい若者がいる。この二人だけで作るらしい。



店構えと立地から当然魚介の専門店なので、まあ海の幸パスタとボンゴレは決まり。あとは前夜のズッパがおいしかったので、迷わず魚のスープ。



パスタは山盛り熱々!あさりもスカンピもおいしい上にたくさん食べれて、こどもたちも大満足。


今日のズッパは具沢山。南仏のブイヤベースに近いけれど、もっと素朴でより新鮮。エビ、スカンピ、ムール貝、切り身だったり丸ごとだったりの何種類もの魚は甘みが出ていておいしい。きっと刺身でもいけるくらい新鮮なのね。しつこく目のまわりの肉をほじくり、エビの味噌を取り出したりしていたら、スカンピが皿から飛び出して落ちてしまった。は、恥ずかし~(///)



これに白ワインも飲んで食後にジェラートとカフェで、二日目は終了。昼夜とも行き当たりばったりの店ながら非常にレベルが高くて、満足な一日でした。

次はジェノヴァを出発し、別の小さな港町へ向かいます。
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ジェノヴァで食いだおれ~初日

2009-04-14 17:40:29 | 日記
チーズフォンデュもおいしい。でも体がミネラルを欲しがる・・・のかどうかは知らないけれど、無性に海のものが食べたくなったので、復活祭の連休を利用してイタリアはジェノヴァ方面へ行ってきました。

トリノ行きのときと同じようにモンブラン・トンネルでアルプスを抜ければ、そこはイタリア。ジェノヴァはブーツの形の膝下くらい?リグーリア地方の海に面したクリストファー・コロンブス出生の地です。”母をたずねて三千里”のマルコも、ジェノヴァから遥か遠いアルゼンチンを目指したのでした。

でもそういうことは置いといて、今回の目的はおいしいものを食べる事。


まずはミシュランガイドにも載っているビブグルマンの食堂。ホテルについてすぐ電話をしたにもかかわらず、当日の夜は9時半からの空きのみ、翌日は昼も夜も満席とのこと。仕方がないのでこどもたちには近所のパニーニ屋でパニーニ&ジェラートのおいしい夕食をとってもらって、二人で出かけました。

店は旧港近くの路地を入ったところにあります。


店に入ると狭い素朴な食堂ながらすごい熱気と活気。座ったのは厨房の横の席だったので、”○○○○、ウッノ~!!”とか言いながらお兄さんが運んでいる様子を間近に見れて、気分は”バンビーノ”です♪・・・マツジュンはいなかったケドネ。


テーブルの上にドーンと置いていってくれた今日のメニューの黒板。もちろんイタリア語の手書きで、ところどころ指で押さえた後が消えていて読めない・・・でも負けない。このメニューを10分近く睨み、周りの人が食べているものをジロジロ観察した上でようやく注文。


ワインと水を頼み、ひとごこちつく。


何種類かのパンがテーブルに置かれていたが、さらに奥から焼きたてのフォッカッチャが出てきて切り分けられ、各テーブルに配られる。上に乗った玉ねぎが甘くて、オリーヴオイルと塩味が絶妙で、なんともウマイ。フォッカッチャってもっと硬いものだと思っていたけれど、後で本で見たらこの地方のものは軟らかいらしい。ワインが進む~。

アンティパスト(前菜)には、ズッパ ディ ペーシェ(魚のスープ)とカルパッチョを。 

ズッパの人には、こんなエプロンをしてくれます。


で、ズッパ。

と海の幸のカルパッチョ。


ズッパは正体のわからなくなった魚とプチトマトとえびだけの素朴と言えば素朴、でもすごい滋味に溢れた逸品!写真ではこの旨みがお伝えできないのが残念。夫曰く「シャコの味がした気がする」。たしかに魚だけでは出ない味でした。
対してカルパッチョは、割とフツー。見た目と味は一致しないのね。

そして私を驚愕させたこの一皿!!

ひじきみたいなのは、トロフィエという名のこの地方独特のパスタ。普通は白いけど、これはイカ墨を練りこんでいるので黒いのです。そしてからんでいるソースがタコのミンチ!!すごくいい匂いが胃袋を直撃して、写真を撮るのもそこそこに食べ始め・・・。

アッチッチ~!ウマイ~!!アチイ~ウマイ~!アチウマアチウマアチウマ・・・く、苦しい~食いすぎた・・・。

それでも何とか海の幸のグリルもいただいて。


さらにドルチェのティラミスとパンナコッタ、カフェも飲みきって、倒れるようにホテルに帰りついたのでした。本当に食い倒れてるな( -_-)




食いに食ったり四泊五日食いだおれの旅、ようやく初日が終了・・・続きます。
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スイスといえば、チーズフォンデュ

2009-04-04 22:09:33 | 日記
スイスで食事といえばチーズフォンデュ。

スイスに住んでいると、否が応でも食べることになるといわれるチーズフォンデュではあるが、「昨年9月にジュネーブに来て以来、我が家でチーズフォンデュを食べたことがあるのはパパだけではないか!」という不満の声が(約1名から)上がったので、休日に家族でフォンデュ屋に行くことになった。

ジュネーブにはたくさんのフォンデュ屋があり、中でも旧市街にはクリントン元大統領も食べたことがあるという老舗があるが、いつも観光客で一杯だし、あまり美味しいという話は聞かないので行ったことがない。
そこで知人に連れられて数回行ったことがあるフォンデュ屋に家族を連れて行くことにした。その知人曰く、かの老舗より味は上という。


カフェ・デュ・ソレイユcafe du soleil

外見はカフェ、中は町の食堂といった雰囲気。平日は近所のビジネスマン達でごった返しているが、週末のため客層も地元の人たちが多く、のんびりとしている。
壁に貼った紙には”季節の味”として、アスパラガス料理がいくつか書かれていた。






メニューを見て鳥レバーのサラダを妻が頼んだほか、スイス名物の干し肉(今回は牛肉)と2人前のフォンデュを注文した。ワインは地元ジュネーブ近郊産で、ボージョレでも使われているガメ種の赤をカラフで頼む。







先にフォンデュの中に突っ込む山盛りのパンがきて、息子達は気分が盛り上がったのか、「お腹がすいた、早く来い」と不平をいい始めた。
ほどなくして、一気に3皿同時に来た。


薄くスライスされた干し肉とピクルスが、地ワインに良く合う。

サラダの鳥レバーが日本の焼き鳥のような焼き上がりで意外に美味しく、一気に平らげた。(またしても写真を撮るのを忘れてしまった。)
余談だが、そのレストランの美味しいものを目敏く注文することに関しては、妻の嗅覚は恐ろしく鋭い。たまに私が同じものを注文したいときにも「同じものを注文したらつまらないから」と別のものを注文させられることがあるが、大抵あとで損した気分にさせられる(ブツブツ)。

そして念願の、チーズフォンデュ@ジュネーヴ。



最初は味がまろやかなのだが、食べ進んでチーズが煮詰まっていくうちに濃厚な味になっていく。くどくて残すかと思いきやぺろりと完食。

最後にせこく鍋にへばりついたおこげをフォークで取ろうと格闘していると、店のお兄さんがやってきて代わりに奥に行って綺麗に剥がしてきてくれた。
これはこれでチーズ煎餅のようで美味しい。





「あ~お腹いっぱい!」と言いながらいつものようにデザートを注文する妻。



「キャラメルのスフレ、ってなんだろうと思って頼んだら普通のプリンがでてきた・・・でもおいしかったから許す。」(もう、勝手にしてくれ!(独り言です))


と、ここまで書き進んだところでレストランを検索してみたら、この店、400年の歴史を持つ、おそらくジュネーブで一番古いフォンデュ屋らしい。
詳しくは、下のこの店のサイトをご覧ください。
http://www.cafedusoleil.ch/

なんだか、ジュネーブのことってパリと違ってそそられないというか、あまり探求する気がおきないので知らなかったが、ここも、老舗だったんですね。
・・・そういえば机や椅子にもずいぶんと趣があったような気がしてくるから、我ながらいい加減なものだ。(M)
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春!・・・だよね?

2009-03-24 11:40:35 | 日記
先週くらいからすっかり暖かくなったジュネーヴ。冷たいアルプスおろしのため空気はひんやりしているけれど、日差しはすっかり春。昼間はコートがいらないほど気温が上がる日も。

最近は窓を開けるとほんのり肥やしのにおいがしたり、とんびのピ~ヒョロロロ~という声が聞こえたりする。楽しき哉、田舎生活。家にいると罪悪感を感じるほどのお天気です。そろそろ引きこもってないで、お散歩に行かないと。

週末にはいつも水槽用品を買いに行く行くガーデニングセンターで、ベランダ用の植木をしこたま買ってきました。


いまひとつ周りの置物にマッチしていない、ラベンダーと春の寄せ植え。


キッチン脇の小さなベランダには小さな水仙の鉢と、植え込んだばかりのハーブたち。パセリ、セージ、ローズマリー&タイム♪のスカボローフェア(古っ!)寄せ植えにしてみました。この他にも、アリウム二鉢、大振りなアジサイ二鉢、イチゴの苗も購入。

今日は久々に少し雲が出ている。

裏山ジュラは雪かしら。

と思ったら

わかりにくいけど、お天気雪です。

そうこうしている間に、みるみる吹雪。


家猫しろみ、当然今日のお散歩は中止です。ろーちんのお世話でもしよう~っと。
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ジュネーヴ・モーターショウ

2009-03-16 23:23:30 | 日記
気がついたら、落語だの熱帯魚だのカメレオンだの、まったくジュネーヴやヴェルソワに関係ない内容が続いていたので、今日はご当地モノで。


日曜日、朝起きたら曇っていたので、スキーは諦めてジュネーヴ・モーターショウ最終日に行ってきました。一年中空いているジュネーヴの道が唯一大渋滞する二週間なので、めずらしく家族で電車に乗って空港横のEXPO会場へ。着くころには大晴天で、ちょっと後悔するM氏。でも東京モーターショウにも行った事の無い私たち、初モーターショウ見学です。はりきって行ってみよう!!



まずは時代の趨勢か、EVカー、ハイブリッドカーと銘打ったクルマが目に付く場内。ソーラーパネルによる電力使用のものもある。


 


家庭の差込口で充電できる。とっても簡単。


こんなかっこいいハイブリッドカーも。


HONDAのブースではASSIMOくんがハイブリッドの新車をアピール。お茶を出したり走ったりパラパラを踊ったりと大活躍、大人気!ほとんどクルマよりASSIMOくんが主役でしたね。

ASSIMOくんがこっちを見てくれると、なんだかウレシイ。

これからのシーズンを考えてか、展示してある車の半分くらいはカブリオレ。さすがにランボルギーニやフェラーリ、ポルシェなんかは触れないけど、プジョーとminiのカブリオレに乗ってみました。

プジョー308CC

こっちはmini

内装がカワイイ~♪

とっても楽しい~、んだけども。
私の持っていたモーターショウのイメージは、ぐるぐるまわる台の上にかっこいいクルマと綺麗なオネエサンが乗っていて、(オタク系?の)すごいレンズつけたカメラ持った人たちがパシャパシャ撮っている、というものだったんだけど・・・オネエサンはいないしクルマはエコカー多いし。なんか地味な感じ?

ようやく一箇所だけオネエサン回ってました!

コレコレ!これですよ~。


もうちょっとかわいい系オネエサンが良かったな・・・ま、スイスだしね・・・。オタク系カメラマンもいませんでした。




エコもいいけど、やっぱりこんなクルマに目が行ってしまいますねえ。カッコイイ~。










有名なメーカーも、私なんかは全く知らないようなメーカーもあり。世界には車を作っている会社ってたくさんあるんですね。

外形も美しいけど内装もステキ。

バッグ職人が作ったのか?!というくらい綺麗な皮の内装・・・タメイキ・・・。
ほかにもホイールやエンジン、ハンドルなどを見ているだけでも、その工業デザインのすばらしさにホレボレしました。


F1のスタートグリッドを模したコーナー。




こんなHONDAの本物は、もう見れないのかしらね・・・・。

それにしても、パリのギメ東洋美術館を見たときも感じましたが、日本の文化、技術力ってすごいですよね。日本人であることを改めて誇りに思った一日でした。

おまけ。

 
ポルシェのブースでもらった、ポルシェ・グミ。


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イタリアのエジプト

2009-02-17 20:42:48 | 日記
こども達の日本語補習校がお休みだった週末、久々に泊りがけでどこかへ行こうということになりました。ジュネーヴはフランスも近いけどイタリアも近い、すばらしい位置にあります。

年末年始を一緒に過ごしたO夫妻から、”エジプト好きにトリノのエジプト博物館ははずせないでしょう”と聞いてウズウズしていた私。ミラノやジェノバにも惹かれたけれど、まだ一度も行った事がなくてジュネーヴから最も近い、トリノに決定~!

出掛けには雪が降ってきたけど、気にせず出発。走っているうちに晴れてきて、すばらしいスキー日和に。あ、今日はスキーじゃなかった。


高速道路でフランスに入り、そこからモンブラントンネルを利用します。

トンネルの入り口。

長さ11.6kmのモンブラントンネル内は速度50~70km/h、車間距離を150mとらなければならず(監視カメラ付)抜けるのには10分ほどかかるので、閉所恐怖症でなくても、途中ちょっと不安になります。トンネルを抜けたらそこはイタリア。

さらに高速を走って、出発から3時間半ほどでトリノに到着。パスタで腹ごしらえをして、いざエジプト博物館へ!

大人二人のこども二人、と言ってチケットを買ったはずなんだけど、大人一人分の料金(3.5ユーロ)だけであとはgratuito(無料)だった。バレンタイン割引?ただ間違えただけ??



古い館が美術館になっていて廊下や階段も趣があり、いい感じです。肝心の展示は本家本元・カイロ美術館と比べてはいけないけど、ヨーロッパのエジプト美術館としてはかなりのレベル。それにご当地の美術館や壁画は撮影禁止だったけど、ここはフラッシュなしならOKなんだもの、撮りまくり~♪
今の館長がアメリカ人で、彫像展示はハリウッドの演出家の手によるものらしく、光の具合がすばらしい。普通のデジカメでも結構カッコ良く撮れちゃうところがうれしいです。では一気にどうぞ!

   

   

 


こちらは普通の展示方法。明るいけどガラスに入っているから、写真は撮りにくいなあ。

アヌビス神が死者の魂の重さを量っているところのパピルス。

いつもはこういう所では最初に飽きてしまうのに、なにやら一生懸命スケッチしている次男。アヌビス神かな?
 




そして・・・

〆はミイラでしょう、やっぱり。


美術館地下にはアスワン・ハイダム建設で湖の底に沈む運命となった神殿の一つが移築されており、プチ遺跡ツアーの気分も楽しめますよ。


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ひさびさ、コンゴネタ?!

2009-02-10 09:14:11 | 日記
昨日掃除してたら、ソファーの下にこんなものが落ちていた。





この形、大きさ、軽さ、そして手触り・・・・。

こ、これは、やもちゃん(ヤモリ)が孵ったあとの卵の殻?!?!

まさかジュネーヴの室内でヤモリ孵化とは。
引越し荷物に親ヤモリが入り込んでいたのか?

荷物に入ってるヤモリを想像して、ちょっと混乱する私の頭の中。


しばし呆然としていたが、よく見るとさらに大豆が落ちていた。


・・・・・そうだった。

そういえば先週、6年ぶりに節分の豆まきしたんだった。



というわけで、ブツは煎り豆の薄皮だったわけです^^;
私にとって豆まきの大豆よりも、ヤモリの卵のほうが身近だったということかしらね。

コンゴネタに、なりそこねました。



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雪は降る

2009-02-01 10:18:46 | 日記
最近週末は雪、というパターンが多いです。

先週はべたべたした雪で家の周りはすぐ溶けたんだけど、翌日、裏山のジュラに向かう道はこんな景色でした。



山道の車道脇にはたくさんの動物の足跡がありました。
雪の積もった斜面に風が吹くと青い空に白い雪が舞い上がって、それはそれは美しい光景。色は違うけどエジプトの黒砂漠を思い出しました。


そして今日は朝からの粉雪。すぐそこのレマン湖も見えません。これは積もりそう。


ベランダに放置されたままのアフリカ置物にも、雪降り積む。

お気の毒に・・・。

ジュネーヴは雪が降っても積もらないって聞いていたんだけど、今年は例外なのかな。
夫は出張、長男はお友達の家にお呼ばれ、次男は風邪で寝込んでいて、静かな雪の週末です。
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ヴェルソワのケーキ屋さん

2009-01-25 18:33:16 | 日記
ヴェルソワで一番おいしいというケーキ屋さん”カルティエ”に、次男のお誕生ケーキを買いに行きました。

店内を見回すと、正式な日にちはだいぶ過ぎちゃったけど、ガレット・デ・ロワとフェーヴのコレクションが。
(ガレット・デ・ロワについて詳しくはムッシュウのこの記事を参照!)

カメラを持っていなかったのでコレクションは撮影できませんでしたが、エジプトシリーズや動物シリーズ(カメレオンあり!←ポイント高し。)、食器セットのシリーズ等々多彩なフェーヴに魅了され、ついケースに張り付いて見入ってしまいました。お店の人によれば30年前からオリジナルフェーヴを作り始めて、飾ってあるのは過去の年のコレクションなので、非売品との事。しつこく”きれいねえ~”と眺めていたら、今年のなら最後の1セットがありますよ、と出してきてくれたのがコレ!


ガレットと一緒に購入^^。
パリにいるときに買ったエディアールのフェーヴセットも持ってるけど、今回のほうが細工も細かくてレベルが高い気がします。スイス人は手先が器用なのかな?(本年3個目の)ガレットに入っていたフェーヴのほうは、めでたく次男がゲット!(ちなみに一個目はワタクシ、二個目は夫でした。)

そうそう本題のお誕生ケーキです。まず、カルティエの箱はこんな感じ。

なんと創業150年、老舗のパティスリーでした。

お誕生ケーキが欲しいといったら、アルコールの入っていないものをいくつか勧めてくれた。パティスリー&ショコラトリーなのでケーキはチョコレート系がいいかな~。次男の好みも考慮して、フォレ・ノワールを選択。

チョコレートムースとチョコレートケーキの層を生クリームで覆い削ったチョコの定番トッピング、普通はさらにダークチェリーがのっているものだけど、こちらはフランボワーズとブルーベリー、ピスタッシュが。さらにいろいろな飾りチョコレートがふんだんにトッピングされていました。

お店のシンボルでもある、カカオの実を模したチョコレートがいい感じ・・・なのに、おめでとうプレートの色合いが・・・ね・・・。最後の詰めが甘いところがやはりパリのパティスリーとは違うな~、と思ってしまうパリ贔屓のしろみでした。

あ、お味はおいしかったです♪
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ハイジの原作を読んでみた

2009-01-15 23:05:56 | 日記
スイスといえば、アルプス。
アルプスといえばハイジ。

ジュネーブの日本語補習校に子供を迎えに行ったとき、生徒用の図書館でヨハンナ・スピリ作「ハイジ」を見つけ、ぱらぱらと立ち読みしたら面白そうだったので、長男に頼んで借りてきてもらった。

あとがきによると、ハイジは1880年に書かれ、翌81年に出版されている。

細かいせりふがアニメでも忠実に使われている部分があって、本を読みながら、ハイジ、アルムおんじ、クララの声が頭の中に蘇る。

原作は、大筋においてアニメと同じ話の流れではあるが、細かいところはアニメと内容が異なる。

ペーターがもう少し気分の浮き沈みの激しい波のある子供として描かれているし、クララの父親はハイジに対してはそれほど親切ではない。
アルムおんじがなぜ山にこもったかという大人の事情も説明されているし、クララのお医者さんがもう少し悩める人間として描かれ、ハイジとアルムの山に癒されて、アニメで描かれているよりもハイジとの関係で重要な役割を果たすことになる。

ハイジが信心深いクララのおばあさんの励ましによってフランクフルトでの生活に耐え、そしてその経験をもとに今度はハイジがアルムおんじやクララに影響を与えるという流れにおいて、キリスト教の信仰が描かれてもいる。


原作を読んで改めてアニメの内容に振り返ってみると、やはりあの宮崎アニメはよくできていると思う。

ハイジがスイス人以外の外国人にあれほど知られているのも、アニメ「アルプスの少女ハイジ」のおかげであることは間違いないだろう。
昔、フランスに留学していたときにも、同級生たちが子供のとき好きだった日本アニメとして挙げる代表格だった。

かくいう私も、ハイジは子供のときに大好きだったし、大人になってからも何度も観ている数少ないアニメである。


せっかくスイスにいるのだから、そんなに遅くならない時期に、ハイジの里、マイエンフェルトの町とアルムの山を訪れてみたいと思う。(M)
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