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超犀門的日常身辺雑事控

from Musashino
since December 8, 2009

シーボルトだもの

2016-11-12 | 散策
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さて、清澄白河から大江戸線で北に向かいます。




二駅先の『両国』で下車。

地上へ出るとすぐに『江戸東京博物館』。

そうです、この日のメイン(最近のテレビったら、アナウンサーがはっきり「メイン」と言ってるのに字幕は「メーン」と。これが気持ち悪いやら腹立たしいやら…と余談)は…


『よみがえれ!シーボルトの日本博物館』なのでした。





最終日の3日前の祝日でしたが、開館直後だったのでそれ程の混雑もなくチケットを購入。




展示品は当然のように写真撮影が禁じられてますが、その内容は素晴らしいものでした。

シーボルトが日本各地から収集した貴重な品々に加え、お抱え絵師として腕をふるった 川原慶賀 による植物や人物の緻密な描写。

そして、帰国後に出版した本や、自筆の手紙など。

あっ、シーボルト事件の発端となった日本地図もありましたね。

当にお宝だらけでした。

これらの展示を目にした当時のヨーロッパの人達は、日本に対してどんな想いを抱いたのでしょうかね。

興味津々です。





この日のお土産に購入した紫陽花のポストカード。

これも 川原慶賀 の筆によるものです。




さて、江戸東京博物館を後にします。





国技館はすぐお隣。






東京スカイツリーが大きく聳え立ちます。



そして、何故かここに 徳川家康 の像。

さて、次は…

(さらに続く)

重文・清洲橋

2016-11-10 | 散策
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いよいよ小名木川が隅田川に流れ出る場所へ。

ここから『清洲橋』を眺めるのも長年の夢でありました。




あー、何て美しいんだろ。




重要文化財の『清洲橋』は、ドイツのケルン市を流れるライン川に架かる吊橋をモデルにして1928年に造られたのだよね。




上流には『新大橋』が。




何を運んでいるのか、船が行き交うのも絵になる。




こうなったら近くからも『清洲橋』を見てみたい!と思い立ち、再度『萬年橋』を渡る。




そして…




『清洲橋』のたもとへ。


おー、美しい。




東京スカイツリーも見える。




こういう時はパノラマで。




納得。




名残惜しかったけど『清洲橋』を後にし駅方面へ。




おっと、『萬年橋』を渡る前にここもチラッと寄ったのだった。


芭蕉庵の跡と思われる場所に窮屈そうに祀られてる『芭蕉稲荷神社』。




そして、『清澄公園』の中を歩き…



数年前に訪問済みの『清澄庭園』はスルー。

ズンズンと次の目的地に急ぐのです。

水辺の風景

2016-11-09 | 散策
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快晴だった文化の日。


出発。



ここは何処の駅だったか。




最初に降り立ったのは『清澄白河』。

清澄通りを少し北上すると…



小名木川に掛かる『高橋』に着く。



両岸の眺め。

向こうに見えるのは『西深川橋』。



右岸を下流へ。

ゆったりした流れ。



水門があった。



更に下流の『萬年橋』。




江戸を舞台にした時代小説を読んでいると頻繁にこの辺りが登場する。

「商家を襲った盗賊一味は高橋の袂に猪牙舟を用意してあったのだ。闇の中、船脚の早い猪牙舟で小名木川から大川へ抜けられたら、もう追い付く術はない…」なんてね。

そんな場面を想像しながらのんびりと川縁を歩き、次に向かったのは…

(つづく)

十二神将

2016-11-08 | 散策

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擽野寺のみほとけたちが展示されてる隣の部屋に写真撮影可の『十二神将』があったのでiPhoneでカシャ。










『十二神将』
仏教の信仰・造像の対象である天部の神々で、また護法善神である。十二夜叉大将、十二神明王ともいい、薬師如来および薬師経を信仰する者を守護するとされる十二体の武神である。(wikipediaより抜粋)




これにもすっかり魅せられたので紹介しておきます。




犀門の好きな『迦楼羅』はどこだ?と探したけど、迦楼羅は十二神将ではなく『八部衆』でしたなw。

秘仏来たる

2016-11-07 | 散策
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少々気持ちが乱れてイライラする時、ありますよね。

仕事や人間関係から始まり野菜の高騰まで、その幅は多岐。

一層の事、何もかも投げ出したい!なんて思う事もしばしば。

けど、現実からの逃避はそう簡単に出来やしない。




そんなタイミングを見計らったかのように上野の杜に滋賀県のお寺さんから秘仏がドーンとやって来ると言うので迷わず出掛けた。




これです。



『平安の秘仏 滋賀 櫟野寺の大観音とみほとけたち』

乱れ気味の気持ちが貴重な仏様と対峙することで幾らかでも穏やかになれば、とね。




10月某日。

久し振りの上野は相変わらずの人混み。

世界遺産に登録された国立西洋美術館はスルーですw。

公園の噴水広場を抜けて東博に向かいます。




チケットを購入し、いざ。






東博の外壁にも垂れ幕が。




さて、入場。




展示室に入るや否や、メイン展示の巨大な観音菩薩がドーンと目に飛び込んできます。

そのお姿は圧巻。

溜息が出ます。

いや、溜息しか出ません。

写真撮影は禁じられてるので、眺めるだけですが、その神々しいこと。




ちょっと説明しておきましょう。




『重要文化財 十一面観音菩薩坐像』

平安時代・10世紀

像高3mを超す大観音で、重要文化財に指定された十一面観音菩薩坐像では日本最大。頭と体は一本の大木から彫り出されている。木の重さが伝わってくるような重厚な姿だが、美しく整った顔を仰ぎ見ると心が癒される。迫力と穏やかさがともにみられる表現は、10世紀の仏像の特徴。(HPより抜粋)




持参した単眼鏡で仏頂にある顔をそれぞれ観察したり、横に回って宝飾の数々を詳細に眺めたり。

いやいや、唯々見惚れてしまいましたわ。




展示室には、この十一面観音菩薩の他にも19体の貴重な平安秘仏を目にする事が出来ます。

こんな機会はそうそうありません。

毎日の生活に疲れてしまってる方にはお勧めです。




以下はオマケ。



この日の昼食は有楽町の『慶楽』で。

10年近く前だったか、雑誌『danchu』に紹介されてたこの店の「スープ炒飯」がずっと頭にありましてね。

念願叶ってやっと食べられたってわけです。

ジャーン。



『上湯炒飯』

上品な澄んだスープと炒飯の融合。

なかなか珍しいですよね。

海老はプリプリ。

炒飯は決してスープに混ざってベチャっとなる事なく適度なパラパラ感を保ったまま。

美味かったです。

納得の1030円でした、はい。