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超犀門的日常身辺雑事控

from Musashino
since December 8, 2009

モリのいる場所

2018-05-25 | お気に入り
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草木が生い茂る庭に寝そべり、せわしなく動き回る蟻をじっと見つめる老人。ぼさぼさの白髪に長く伸びたヒゲ、まるで仙人のよう。1977年に97歳で亡くなった画家 熊谷守一。その晩年の日常を描いた本作は、名声欲とも金銭欲とも無縁に、ひたすら好きなことだけを心のままに追い続けてきた、超然として奥深くも愛らしい熊谷守一の人間性を浮き彫りにする。

…そんな映画を観てきた。

こちら:



『モリのいる場所』

監督 沖田修一

主演 山﨑努 樹木希林


94年の生涯だったのだけど、晩年の30年程は豊島区の自宅敷地から一歩も外へ出ずに(たった一度だけ例外あり)毎日、30坪余りのお気に入りの庭に出て植物や昆虫をジックリ観察するのがモリカズの日課。

そんなモリカズの、とある夏の1日を描いているこの作品、見逃す訳にはいきません。






映画の町、調布。

駅前はすっかり綺麗になってました。



イオンシネマ シアタス調布。




55才以上ですから『ハッピー55 』利用で ¥1100 とお得。

席も機械で指定出来るので安心。




昔と違ってポップコーン売場もスッキリ。




上映は9時からなので、パンフレットを買って暫く待機。




そして…






感想としては…

何とも心地が良い。

庭の草花や昆虫が愛おしい。

庭を吹き抜ける風が気持ち良い。

自宅に集まる人々が好き勝手に振舞ってて可笑しい。

モリカズの妻の秀子との会話が微笑ましい。

ドリフのコントは余計だw…などなど。

絵を描くシーンは一切ないが、それがまた想像力を掻き立てる。

実際にモリカズの絵は沢山観ているけど、それがあのような環境で描かれていたかと思うと更に興味が募るのだ。


当時の自宅があった場所には、現在『豊島区立 熊谷守一美術館』が建つ。

今年は開館33周年ということで記念展が開かれてる。

勿論、行きますよ。







今年の初めに『熊谷守一 没後40年 生きるよろこび』展に出かけた際の記事は👉こちらから。

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