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超犀門的日常身辺雑事控

from Musashino
since December 8, 2009

北上ラジオ

2019-03-07 | 読書
軽度の活字中毒の犀門がとても頼りにしている書評誌『本の雑誌』(本の雑誌社/月刊)が今年からYouTubeで新しい試みを展開している。
 
それが『北上ラジオ』だ。
 
本の雑誌社の『炎の営業部長』こと 杉江由次氏が聞き手となり、書評家の北上次郎氏が1冊の本について熱く語る内容なのだが、これが滅法面白い。
 
普段は『本の雑誌』の中で『限られた文字数』で幾つかの作品について書いている北上氏だが、(自分との)相性が良いのか、かなりの割合で面白かったり感動する1冊との邂逅が味わえる。
 
そんな訳で北上さんの書評を大層頼りにしているのだが、それがこの『北上ラジオ』では『本の雑誌』で紹介しきれなかった(or 発行のタイミングと微妙にズレた?)作品を(慌てて)突っ込んできており、更に『ライブ感のある対話形式』で我を忘れたかのように2人が熱く語ってくれるもんだから、その『熱量』がこちらにヒシヒシと伝わり、「おぉ、これは必ず読まねば!」とこちらの気持ちを動かしてくるんだな。
 
記念すべき第1回で取り上げられたのは『クロストーク(コニー・ウィリス/早川書房)第1回だけに北上氏の熱い早口トークが炸裂。これに感化されて図書館に予約。
 
第2回『ある男』(平野啓一郎/文藝春秋)これは、普段から平野作品は読まないのでスルーw
 
そして、最新の第3回で取り上げたのが『ノースライト』(横山秀夫/新潮社)だ。
 
            
横山作品は2003年の『クライマーズ・ハイ』に出会ってから『第三の時効』『影踏み』『半落ち』『64』などを欠かさず読んでいるので、この新刊も実に楽しみだ。
 
北上氏の熱いトークに興味のある方は以下のリンクからどうぞ。
 
 
【追伸】Twitter で杉江氏に「北上ラジオ、最高に面白いですよ!」と話しかけたら、「何回続けられるか判りませんが、頑張ります!」との返信を貰えた。
 
取り敢えず、第4回を楽しみにしていよう!。


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