2021.2.28に大雪山系・上川岳東面において発生した雪崩事故報告が速報として日本雪氷学会北海道支部において調査報告が出されました。
この雪崩事故は、大学生4人パーティーが黒岳から旭岳に縦走しようとしていたが風が強いため計画を変更して白水沢に下山しようとして雪崩を起こしたようです。
沢に降りる最初のノール地形で雪崩を誘発し2人が巻き込まれそのまま100mほど流され埋没したようです。
直ちに残った2人により創作活動を開始し、Aさんは埋没深20cmで手とスキーの一部が出ていたため直ちに掘り起こされ15分後に気道確保が行われました。
しかし、気道確保した時点では自発呼吸がなく、意識もなかったが1~2分後に呼吸が再開された。
もう一人埋没していたBさんは、70~80cmの埋没で雪崩トランシーバーによるサーチ結果により発見され、25分後に気道確保がされました。
しかし、気道確保時点では呼吸は会った者の意識はなかったとのことです。
それぞれ、保温処置がなされたため意識が戻り低体温からも回復し、自力で下山できたのは幸いでした。
雪崩の現場写真です。
雪崩規模は、幅20-30m、長さ約100m、破断面の厚み10-15cm、デブリ末端に2名が埋没した。
写真の中央に縦に2本の筋が見えますが、これはスキーで滑った後のようです。
この事故は、幸いに死亡事故とならなかったのです。
雪崩の規模が小さかったのが幸いでした。
しかし、この日はキロロスキーワールドでも雪崩事故があったように、全道的な気象条件によりどこで雪崩が起きてもおかしくない状況がありました。
普段から毎日の天気に十分気を付けながら雪崩の危険性を考えなければいけません。
詳しくは、日本雪氷学会北海道支部のHPをご覧ください。
https://avalanche.seppyo.org/snow/modules/bwiki/index.php?%BB%F6%CE%E3%2F2021%2F02-28%BE%E5%C0%EE%B3%D9
現場写真と地図2葉は日本雪氷学会北海道支部調査報告から転載しています。
この雪崩事故は、大学生4人パーティーが黒岳から旭岳に縦走しようとしていたが風が強いため計画を変更して白水沢に下山しようとして雪崩を起こしたようです。
沢に降りる最初のノール地形で雪崩を誘発し2人が巻き込まれそのまま100mほど流され埋没したようです。
直ちに残った2人により創作活動を開始し、Aさんは埋没深20cmで手とスキーの一部が出ていたため直ちに掘り起こされ15分後に気道確保が行われました。
しかし、気道確保した時点では自発呼吸がなく、意識もなかったが1~2分後に呼吸が再開された。
もう一人埋没していたBさんは、70~80cmの埋没で雪崩トランシーバーによるサーチ結果により発見され、25分後に気道確保がされました。
しかし、気道確保時点では呼吸は会った者の意識はなかったとのことです。
それぞれ、保温処置がなされたため意識が戻り低体温からも回復し、自力で下山できたのは幸いでした。
雪崩の現場写真です。
雪崩規模は、幅20-30m、長さ約100m、破断面の厚み10-15cm、デブリ末端に2名が埋没した。
写真の中央に縦に2本の筋が見えますが、これはスキーで滑った後のようです。
この事故は、幸いに死亡事故とならなかったのです。
雪崩の規模が小さかったのが幸いでした。
しかし、この日はキロロスキーワールドでも雪崩事故があったように、全道的な気象条件によりどこで雪崩が起きてもおかしくない状況がありました。
普段から毎日の天気に十分気を付けながら雪崩の危険性を考えなければいけません。
詳しくは、日本雪氷学会北海道支部のHPをご覧ください。
https://avalanche.seppyo.org/snow/modules/bwiki/index.php?%BB%F6%CE%E3%2F2021%2F02-28%BE%E5%C0%EE%B3%D9
現場写真と地図2葉は日本雪氷学会北海道支部調査報告から転載しています。