井の中の蛙、カイラス山巡礼に挑む!

夢のカイラス巡礼を終え、登山を再開しました。山岳信仰の延長上に四国遍路、カイラス山巡礼があり、原点の登山に戻ります。

徳舜瞥山をあきらめ「にょろにょろ」を見物に!

2016-04-02 22:48:22 | 札幌近郊の山
 徳舜瞥山と「にょろにょろ」見物に誘われました。
「にょろにょろ」というのは、洞窟の中に滴り落ちる水が石筍のように凍っているものです。
徳舜瞥山の近くにありますので山の帰りにでも見物しようということになりました。

 3月21日(日曜日)

 伊達市大滝地区にある登山口に着いたのは8時30分頃でした。
今日は4人で登ります。

   
   登山口となる農家さんの横に車を駐車させてもらいます。

 この農家さんで飼っているハスキー犬が私達について登ってきます。
   

 8:50分、登山準備が出来たので山へ向かって登ります。
今日の天気はあまり良くなく、風が強く山頂は雲に隠れて見えていません。
まずはゆっくり原野を登ります。

 何本か林道を横切って登りますが、山頂は依然として見えず、おまけに風が強くなってきます。
山頂下の標高1,200m辺りで人工林の松林を抜けます。
ここから先は一気に傾斜が増します。
視界がない上に風も強く吹いています。
雪面がクラストして堅くなっているのでスキーアイゼンを付けることにしましたが、スキーアイゼンを持っていない人などもいて、あっさり撤退することにします。

撤退を決めるとあとは滑り降りるだけですので、アッという間に下山できました。
下山は視界がないのでテープを何カ所か付けて、方向を間違わないようにしました。

 ここからは、「にょろにょろ」の見物です。

 徳舜瞥山の登山口から「にょろにょろ」のある場所は近いのですが、標識がないのでケイタイの地図を頼りに向かいます。
近くの道路上に車を駐車して畑を横切り沢に向かいます。
沢に沿って林道を歩きます。
   
   この辺りでは青空が顔を出し、暖かくなって来ました。

 約30分ほど歩くと沢の左岸に洞窟が見えます。
   

   
   この洞窟の中に「にょろにょろ」があります。

   
   入り口近くのは白くなっており、高さもあまりありません。

 しかし、奥には透き通ったもので、天井から下まで繋がったものがありました。
   

    

   

   

   

   

   

 この洞窟は、昔はアイヌの人が使った跡があったようです。

 よく見ると微妙に曲がっているものもあり、不思議な形をしています。

 このようなものは、羅臼町の町はずれにある洞窟でも見たことがあります。
そのときは、あまり珍しいものだという感じは持っていませんでした。

 観光資源として見直されたものですが、駐車スペースもないので観光客が押し寄せると付近の住民の方達にとって迷惑以外の何ものでもありません。

 もし、見に行かれる方は、その辺を十分に理解の上、駐車する場所については注意してください。