まだまだ STAY HOME な北の大地ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
先日、Bartolini NTBT Outboard Preamp のことを書きました。
実は Bartolini の Outboard Preamp はすでに生産中止になったものを含め3つあります。
現在入手できるのは
Bartolini NTBT
そして新品がもう入手できない
Bartolini NTMB 18V
そして今回紹介する
Bartolini TCT with MCT375
です。
NT系は自然なブースト感が売り
NT系には3バンドEQを搭載した最もフレキシブルなNTMBと
2バンドEQを搭載したパワフルなNTBTがラインナップされています。
NTMB
Treblle 10kHz
Middle 250Hz/500Hz/800Hz
Bass 30Hz
NTBT
Treble 10kHz
Bass 30Hz
(Tone Boost SW)
個人的には電池使用が希望なので
18VまではいらなかったのでNTBTにしましたが
ATELIER Z さんのマグニチュードモデル
M#245 やM#265 で XTCT は使用したことあり、
結構気に入っているので
TCT系も機会があれば是非使用してみたい…
ということで
中古をいろいろ探したところ、なんと市内に売っていることがわかり
速攻で入手しました。
TCT系はご存じの通りいわゆるアッシュのジャズベ
にマッチするなんかドンシャリサウンド。
TCT
Treble 4kHz
Middle 300Hz
Bass 30Hz
XTCT
Treble 4kHz
Middle 500Hz
Bass 30Hz
NTCT
Treble 4kHz
Middle 400Hz
Bass 30Hz
要はミドルの周波数帯域で分けられてます。
今回入手した Bartolini TCT with MCT375 は
アクティブ・サーキット“TCT”に、
ミッド・ブースター“MCT375”の回路を組み合わせて
作られたアウトボード・プリアンプです。
ですので実際は
TCT with MCT375
Treble 4kHz
Middle 375Hz
Bass 30Hz
ということですかね。
正直 NTBT とそんない変わらないだろうと思っていたのですが
実際はかなり方向性が違いましたね。
まず、 VOLUME めいっぱいでも
各TONE が0だと音が出ない仕様です。
最近こういうタイプはあまりなかったので
少しびっくりしました。
12時~2時あたりのポジションで使用してみました。
なんといいましょうか。
ミドルが 375Hz だからなのか
さすがに低音にパンチがあるといいますか。
NT系と同じ 30Hz なのに
NTBTより芳醇な低音が堪能できます。\(^O^)/
そして、スラップすると
どんしゃりでいい感じで、
なんといいますか
軽くコンプがかかったような感じになります。
なんだか不思議な感じですね。
より個性が強い感じといえばいいのでしょうか。
個人的にはこっちの方が気に入りましたね。
そして、相変わらずノイズは皆無!
Bartolini の Outboard Preamp のノイズレスなのには毎回驚きですね。
正直 いろんなメーカーのアウトボードプリ使用してきましたが
ヘッドフォンで使用するとスイッチを押した瞬間
「サー」っとほんの少しノイズが感じられるものが多いんですよね。
その点、バルトリーニに限ってはそれは皆無。
ということで、
Bartolini TCT with MCT375 Outboard Preamp
とても気に入りました。(^_^)v
生産中止になって、新品購入できないのが
とても残念なOutboard Preamp です。
できれば新品で入手したかったですね。
まぁ、サウンドがまったりしてドンシャリなので
いわゆるNYサウンドですので、
少しロック向きではない嫌いはないともいえませんが。
ただ、とても心地よいベースサウンドではあります。