北部方面低音隊~

ベースとシンセサイザーが好きなおじさんです。
音楽や楽器等気になったことをつづっていきたいと思います。
よろしく。

Bartolini NTBT Outboard Preamp~ノイズレスで温かみのあるベースらしいサウンド~

2020年05月27日 11時04分10秒 | エフェクター

昨年からパッシブベースを使う機会が多くなり、
アウトボードプリをいくつか試してきました。

昔はプリアンプ内蔵のアクティブベースばかり使っていました。
もしかして
パッシブの良さもわかるお年頃になったのでしょうか。(^_^)

とはいえ、パッシブベースですと
練習スタジオでよれよれのベースアンプを使う羽目になった時、
好みの音を出したいと思うとアウトボードプリがあると
とても安心ですね。

ここ数年いろいろ使ってきて
私の好みがはっきりしてきました。以下のものは苦手のようです。

1.重たい
 MXR M80 は重たかったですね。1キロ以上ありますね。
 あれくらいなら今は150~200Wクラスのコンパクトヘッドアンプ
 ありますよね。
 あとあのCOLORスイッチは好き嫌いがありますね。
 面白いとは思いますが。

2.ノイズが多い
 昨年がっかりして手放したのは Darkglass Electronics
中古で購入した ALPHA OMEGA ULTRA
 個体差とは思えないくらいの高周波ノイズ
 新品で買えば5諭吉位するのにみんな気にならないのかなって感じ。
機能も良くてかっこよかったんですけどね。

3.高機能なんでもあり
 EQのみならず、歪みもコンプもついてますってのはある意味便利ではあります。
 例えば 昨年使用していた Vivie OwlMighty はとてもまとまっていて良いプリアンプでした。
 お手軽でくせもなくて高品質。ノイズもコンプで少し感じるかなぁって程度。
 ただ、いろいろと音作りを突き詰めると、
 ただ、歪みとかコンプは別に購入して細かく設定したくなる気もしますね。

4.つなぐだけで音が変わる
 EQフラットにしても音が少し変わるものがありますね。
 極端に変わるモノはあまりないのですが、
 中域あたりの印象が変わるものは結構あります。
 ATELIER Z のM-BOXとかはかなり素に近い感じですが
 Sadowsky SBP-2 あたりは中域がほんの少し抑えられた感じになりますね。
 一言で言うとまったりした音に変わりましたね。

5.電池駆動できないもの
 デジタルや真空管はある程度仕方ないのですが
 アナログであまり消費電力が高くないもの。 
 ノイズを減らすためにも電池駆動できないものは避けたいです。
 あと個人的には18Vは少しオーバースペックかな。

で、今回たまたま、中古品を入手したアウトボードプリが
bartolini NTBT  になります。

まぁ bartolini といえば、内蔵プリはそんなに高くないのですが
アウトボートプリは結構高くて3倍くらいの値段ですね。

もう少し安くても良いと思うんですが。どうなんでしょう。
案の定、そんな感じなので、売ってるところもだんだん
少なくなってきてます。

以前はNTBT以外に
TCT (w/MCT375)や
NTMB 18V 仕様で MID の周波数変更可

なんかもあったのですが、
たぶん現在は入手困難だと思います。

さてNTBTは9Vでシンプルな設計です。
商品説明

・Volume:ヴォリューム・コントロール
 アクティブ動作時の出力レベルをコントロールします。
・Gain:入力ゲイン・コントロール
 アクティブ動作時の入力ゲインをコントロールします。
・Treble:トレブル・コントロール
 高音を調整します。3k~10kHzの周波数帯域を+/-16dbの可変幅でブースト/カットするシェルビングタイプのトーンコントロールです。
・Bass:ベース・コントロール
 低音を調整します。30Hz~50Hzの周波数帯域を+/-16dbの可変幅でブースト/カットするシェルビングタイプのトーンコントロールです。
・Tone Boost:トーンブーストスイッチ
 中音域カットのモードをオン/オフします。中音域をカットすることで低音域と高音域が強調されます。

一言で言うとバルトリーニ特有のナチュラルで
比較的抜けの良い音ですね。

トーンブーストスイッチは正直スラッパー向けで
私は利用しないかな。
音が少し薄っぺらい感じになるというか。
スイッチは下げないで使った方がミッドの感じがしっくりきます。

Sadowsky SBP-2 との比較してみましたが、
BASS BOOST は 少しパンチがない感じですね。

SBP-2 って比較してわかったんですが、
少しミドルの印象が変わるんですね。
確かにまったりと上品な感じにはなるんですが
ハードな曲調では少し抜けてこない感じはあります。

それに比べて NTBT のほうはミドルの感じは自然で
SBP-2 よりは抜けが良い感じになります。

サイズは少し大きめですが、重さは400グラムくらい。
消費電力は不明ですが9Vの電池で結構長時間動いてくれそうですね。

まだお試し中ですが
最終的にはパッシブのジャズベースで使う際には
bartolini NTBT Outboard Preamp
こいつが今のところ最有力になりそうですね。

派手さはないけど普通にベースらしい音だと思います。
ただ、これ新品で3諭吉って、内蔵プリと比べると値段高すぎますよね。
ただ、ノイズは全くないですね。
この点は素晴らしいです。

2020.04.27 追記
個人的感想。
このアウトボードプリって JB 系には合うんですが、
なぜか PB 系にはいまいちしっくりこないですね。
不思議です。^_^;

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2 コメント

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Unknown (たぬき)
2020-04-24 23:53:56
コロナ疫病神のおかげでコビット(笑い)引きこもり?お見舞い申し上げます。

内臓プリvs.アウトボードプリの件で、
サウンドハウス(笑)等で見て見ると、
アギュラーは内臓プリにポットやジャック等、凡そのパーツがセットされた形で販売されています。

片や、バルトリーニの内臓プリアンプはユニット単体だけの販売。
結局、必要なパーツ類をピックアップして行くと結構な金額に積算して行く予感。
合わせて、工房で組み込みしてもらう工賃(ウチの主治医先生(アギュラーの公認施工店)の場合、二万円くらい)等、、、
その辺りを勘案すると、内臓プリとアウトボードプリアンプの価格差はそこまで広がらない?か、アウトボードプリの方が安くなるかも?

前にもアレしましたが、バッカスの5弦アクティブ(フィリピン製)を改造した際、
内臓プリにアギュラーOBP-3(ミッドの帯域可変、DC18V駆動)を搭載(PUは、バルトリーニのアメリカン スタンダード用?ノイズキャンセリング形に交換)、、、
トータル、同じプリ、三バンドの(ほとんど同じ構成の)トーンハンマー(アウトボードプリ)の方が安上がり?

エレベ用のプリアンプは、
ベーリンガー(笑)に始まって?、
ハオのベースライナー(実はメーカーのキャンペーン懸賞に当選した頂き物。18V駆動中)
エデンのちっちゃい奴(笑)、、、
、、、多分同じプリ部、同じコントロール?のWTX-264(中古)を先日ゲットしましたが、結果は別物でした(ヘッドアンプの方が良い感じ)。
LR-Baggs stadium electric bassDI 。
、、、今、専らコレを使っています。(グロー(サチュレーション)とコンプEQ(三バンド) オートコンプ)
EQを弄りたい場合、ベースライナーをプラスする感じ
返信する
Aguilar (北部方面低音隊)
2020-04-27 13:51:32
ATELIER Z のベースもオリジナルやバルトリーニの他に Aguilar のピックアップやプリアンプ搭載モデルを結構作ってますね。
有名なのはBOHさんの EMG+Aguilar 6弦ベースですが。最近は30周年記念でかなり派生モデルがでてます、
個人的には Spector の Euroで Tone Pump というノイズの多いプリの前に OBP-2 が使われてたり、USA のボルトオンモデルで OBP-3 が採用され実際使っていたので、かなり慣れ親しんでます。
あと昔使ってた STR Guitar もOBP-3 でしたね。
MIDの帯域もスイッチで切り替えられたりして、OBP-3 は実際かなり使えるプリアンプだと思いますし好きです。
ただ、最近は Spector も Darkglass なんか積んでた時もあるみたいで、個人的には Darkglass はあまり良い印象はなかったりしますが。
私がもしプリ交換をどこかにお願いするなら
Aguilar の OBP-3 を第一候補にすると思います。
返信する

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