善人閑居

鎌倉の風物詩と全国の温泉の旅を写真で報告します。

鎌倉身辺雑記・鎌倉交響楽団のファミリーコンサート

2018年03月08日 | 鎌倉


鎌倉市にある鎌倉交響楽団は1963年の創立だそうです。
設立の経緯とかその当時の状況は以下でご確認ください。
鎌倉交響楽団のホームページ

筆者はこの10年ほど、同楽団の定期演奏会とか、ファミリーコンサートなどの演奏活動を鎌倉芸術館で拝聴してきましたが、2年前のがんの手術で中断していました。

今回久しぶりのファミリーコンサートの報告は以下の通りです。

何回かこのブログでも書いてきましたが、鎌倉芸術館はバブルの頃の遺産で、指定管理者制度によって委託経営されていて、市の行事や市が関連するイベントは滅多に開かれないのですが、設備や建物にはかなりのお金がかかっています。

(鎌倉芸術館)

鎌倉交響楽団のファミリーコンサートの開場は午後一時で、時刻前から三々五々鎌倉交響楽団の支援者やファンが集まります。

(鎌倉芸術館正面玄関)

大ホールの入場場所も結構な混雑で、前に比べて鎌倉交響楽団(通称「鎌響」)の人気のほどがうかがえます。

(開場時の大ホール入り口)

二階から見る中庭の竹林です。鎌倉市内の景色をこの芸術館内に再現したものです。

(中庭の竹林)

さて、今回の鎌響第15回ファミリーコンサートですが、撮影および録音禁止は重々承知の上ですが、大ホールの内部紹介はしてもよいに違いないだろうと思い、1時半から開催されたプレコンサートの模様を以下にかかげます。

(プレコンサート)

今回の公演は、下のパンフレットのように、
指揮 高山美佳さん、ソプラノ 岩本直子さんによる、「ソプラノによるアリアとバレエ音楽の楽しみ」と題した催しです。

(パンフレット)

演奏曲目は
第1部 シュトラウス2世 オペレッタ「コウモリ」より 3曲
    グノー      歌劇「ロメオとジュリエット」より 1曲
    プッチーニ    歌劇「ジャンニ・スキッキ」より 1曲
             歌劇「トスカ」より 1曲
休憩(20分)をはさんで。
第2部   インスタントコンダクター(応募者は当日申込み)
指揮 高山美佳さん、ソプラノ 岩本直子さんにもどって
    ドリーブ     バレエ音楽「コッペリア」より 4曲
    グノー      歌劇「ファウスト」より『バレエ音楽 7曲』
ということでした。  

指揮の高山美佳さんは、
司会者を兼ねた指揮者だったので、大車輪の活躍をし、聴衆者に解りやすい解説とメリハリのある演奏を聴かせてくれました。

ソプラノの岩本さんは鎌響の力のある演奏に負けない声が印象に残りました。

ファミリーコンサートの特徴は、会場に子供の入場を許し、インスタントコンダクターの部分では応募者に子供も交え、生まれてはじめてのタクトを振らせて鎌倉交響楽団を指揮するという無謀にも楽しく滑稽で涙ぐましい催しなので、毎回楽しみにしていることの一つなのですが、今回も笑いあり拍手ありの結末でした。

病み上がりの身にも非常に励みになる参加でした。

さて、今回は、演奏会の冒頭の団長・山本賢二さんのご挨拶の中で、「昨2017年6月に打楽器一式などを載せていたワゴン車が盗難に遭い、現在も見つかっていない」旨の報告があり、この演奏会でも募金の依頼がありました。

アマチュア楽団にとって大変な災難だったことは想像に難くないことです。

帰りしなに募金箱を見つけ貧者の一灯を献じました。

(募金箱)


鎌響の被害については以下の記事を見て下さい。
同事件を報じている産経新聞ニュース



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