箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

自分に先行投資

2019年04月15日 17時20分00秒 | 教育・子育てあれこれ
 
 
 
 
私は、10年ほど前に『感染列島』という映画を観ました。
 
 
その映画は、新型の鳥インフルエンザが、日本に広がり猛烈な勢いで広がり、人の命を奪っていくという状況の中、その感染阻止にむけ、主人公が必死で活動するというストーリーでした。
 
 
その映画の中での印象的な言葉がありました。
 
 
それは、「たとえ明日、世界が滅亡しようとも、今日私はリンゴの木を植える」でした。
 
 
この言葉は、あとでヨーロッパで宗教改革に奔走したマルチン・ルターのものだと知りました。
 
 
 
 
明日のこと、将来のことを思い煩うのではなく、今というとき、今日一日を精一杯生きろという意味に、私は解釈します。
 
かつ、ただ単に生きるのではなく、明日のために木を植えるのです。
 
 
思えば、中学生もさまざまなことで、思い悩むことが多い年頃ですが、思い悩むよりも、今できることにしっかりと取り組むべきです。
 
また、将来のことを展望し、例えば英語のスピーキングにがんばるとか、部活のスポーツに精を出すとか、1週間に1冊の本を読むとか、何かに取り組むのがいいのです。
 
 
教育は未来への「先行投資」だといわれます。
 
 
だから、今、木を植えるのは、自分の未来への先行投資になります。