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間もなく、街では桜が満開に向かい、咲き誇ります。
それとともに、山も色づき始め、山桜や若芽の明るい色におおわれていきます。
このような春の山を「山笑う」と中国の書物の中の言葉では言われます。
そして、夏の山は「山滴る」(したたる)といいます。
秋の山は「山粧う」(よそおう)といいます。
さらに、冬の山は「山眠る」となります。
なんとも趣のある表現ではないでしょうか。
山の豊かな表情が目に浮かんできます。
このような表現や言葉は、私たちの心を豊かにして、和ませてくれます。
はるかな時空を超えて、継承されてきた昔の人々からの価値ある贈り物ではないでしょうか。
中学生が国語を学ぶとき、このような価値のある感性という贈り物と出会うこともあります。
これが国語の学習の意義の一つであると言えるでしょう。