箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

美装化が進むトイレ

2023年03月30日 18時05分00秒 | 教育・子育てあれこれ
最近、関西では駅のトイレの美装化が進んでいます。

私鉄、地下鉄、JRが揃って改修工事を行い、きれいなトイレになっています。

和式トイレは洋式トイレにかわり、ウォシュレットは当たり前になりました。

脱臭もできますし、なかには「音姫」がついている個室もあります。

このように、駅のトイレは汚いというイメージは、いま大きく変わってきています。



さて、公立学校のトイレといえば、伝統的に3Kが当たり前でした。

「きたない、くさい、こわい」と3拍子そろっていました。

ですから、学校ではトイレの使用をできるだけ我慢する子どももいたほどでした。

多くのトイレが床はタイル貼りで、児童生徒が掃除するときはホースを蛇口につないで、床に水を流して、デッキブラシでこすっていました。

長年にわたり多くの子どもが使うため、排水口からは悪臭も出ていました。

学校が荒れているときには、いじめや暴力の場となったケースもありました。

ところが大阪府箕面市では、ほかの自治体に先駆けて、全面改修に着手しました。

わたしが中学校の教頭をしているときで、教育委員会と協議を重ねました。

そして、床はセミドライ式にして水を床に流すトイレ掃除はなくなりました。

オプションでウォシュレットをつけることもできました。

当時話題を呼んでいた植村花菜さんの「トイレの神様」をBGMで流し、中学生がトイレ掃除を楽しくできるように工夫もしました。

生徒たちは歌をうたいながら、せっせと掃除をしていたのを思い出します。

その後、ほかの自治体も学校のトイレの美装化に取り組み、今は学校のトイレは3Kを脱しつつあります。

トイレの美装化は、私立の学校でももちろん進んでいます。

次の写真は、大阪府内の私立高校のトイレですが、ホテル並みの豪華な設備を備えている場合もあります。
2019年に撮影させてもらいました。





今や、公衆トイレや学校のトイレのような場所でも、物理的な環境整備が求められる時代になりました。




なぜ少子化になるのか

2023年03月29日 16時18分00秒 | 教育・子育てあれこれ
日本での少子化対策は、国が取り組むべき喫緊の課題です。

このたび、政府は児童手当の増額を決めました。

0歳〜2歳 15,000円
3歳〜小学生 10,000円 3人目の子どもには15,000円
中学生 10,000円です。

また、出産一時金を42万円から50万円に増やします。

働く女性がふつうになり、長く働きたいとおもえば一定のキャリアを形成したいと思います。

そうなると、「出産適齢期」の時期と重なります。

それが第一子を出産するためらいになります。

子育てや教育にお金がかかりすぎるので、産もうとはならない。

それでも、子どもを産んでもなんとかなると思えれば産むでしょう。

でも、今の日本では明るい希望が描きにくいのです。

人口は減り、産業の振興や停滞しています。

これからとこまで国が衰退したいくかは
想像できません。

子どもが将来困らないためには、大きな「投資」(教育費を出すこと)をしなければならない。

「これでは、子どもは無理ね」となります。


出産一時金は増えるとはいうものの、そもそも出生数が大きく減っているのだから、国が出すお金の総額は同程度になると思われます。

これを「異次元」と呼んでいるのです。

児童手当として、一律にたんにお金をもらうより、産業を振興して、月収や賃金を増やすほうが「産もう」となるのかもしれません。

少子化対策には、総合的な対策が必要ですが、まだ場当たり的にお金を出せば、子どもを産む人が増えるだろうという目算ですが、問題はそう単純ではないです。











子どもは権利の主体

2023年03月29日 07時21分00秒 | 教育・子育てあれこれ

子どもは親やおとなよりも年齢が下であるため、「未熟だから」とか「社会の経験がないから」とか「十分な考えができないから」などの理由で、保護されるべき対象となりがちです。

 

それは、ある程度しかたのないことですし、たしかに保護するべき合理性も認められるところです。

 

しかし、国連「子どもの権利条約」(児童の権利に関する条約)では、子どもはたんに保護されるべき対象ではなく、おとなと同様にひとりの人間として尊重されるべき存在であるとされています。

 

その点で、子どもは自分の考えや意見を表明し、グループで活動を行う権利をもっています。

 

子どもの権利については、不登校の児童生徒の増加、理屈に合わない「ブラック校則」、外国につながる子どもの学習・生活の問題、障害のある子どもの学びなど、教育課題は山積しています。

 

わたしたちおとなは、だれのために学校はあるのかを今一度考えなければなりません。

 

子どもたちにどんな人になってほしいのか。

 

子どもたちにどんな社会をつくる人になってほしいのか。

 

おとなは子どもが権利の主体であることを再認識し、子どもの自主的な活動を高めることはたいへん重要です。


椿花繚乱

2023年03月27日 05時46分00秒 | 教育・子育てあれこれ
世間では桜満開のたよりがきこえてきます。

そのかたわらで、あまり目立たないかもしれませんが、椿の木がたくさんの花をつけています。

今年は例年より、じつに多くの花をつけています。

名付けて「椿花繚乱」です。

椿の品種もたくさんあり、白色一色や2色の花もありますが、赤一色の花をつける椿は、もっとも一般的なヤブツバキで、たんに椿ともいいます。

花の一つずつを見ると、ほんわかとした色合いのサクラより、椿の花は強烈な赤色を発色するのでくっきり鮮やかです。

うちの家では、すぐ横に咲く椿の花を庭の水鉢に浮かべました。

小雨に打たれて、赤色がより鮮やかに見えました。


巨勢山(こせやま)の椿つらつらに見つつ偲はな巨勢の春野を

巨勢山(こせやま)で連なって咲くツバキを見て、すばらしい春の野景色を思い起こしましょう。

持統上皇が和歌山の白浜に出向いたとき、坂門人足(さかとのひとたり)が詠んだものです。

サクラの花見の横で、椿の花を見て楽しむのもいいものです。

保育士の配置基準の改善が求められる

2023年03月26日 08時21分00秒 | 教育・子育てあれこれ

保育士の配置基準は改善が求められます。

 

国が定める配置基準は、保育士一人が担当する子どもの数について、

 

0歳児が3

1~2歳児が6

3歳児が20

4~5歳児が30人となっています。

 

この基準はもとは1948年に定められ、変わってきていますが、4~5歳児の30人というきまりは一度も変わらず、現在に至っています。


政府は「異次元の少子化対策」をこの3月末までにまとめようとしていますが、配置基準の引き下げも検討しています。

 

くわえて、課題として保育士の報酬面の待遇改善も求められます。

 

一人の保育士が担当する子どもの数が多く多忙であるうえに、給料が安いという問題点があり、離職する人が結構多くいます。

 

そして、自治体によってはなりたいと希望する人が多くはなく、人手不足はここでも起きています。

 

それゆえに、保育士の配置基準を引き下げる必要があるのはもちろんなのですが、たんに配置基準を引き下げるだけでは、保育士がたりなくなることも懸念されます。

 

もし保育士の人数がたりないと、認可が取り消される心配もあります。

 

したがって、保育士になりたいという人を増やす方策と配置基準の改善は、表裏一体で進めていかなければなりません。

 

 


苦学の下宿大学生

2023年03月25日 08時16分00秒 | 教育・子育てあれこれ
わたしが大学生だった頃、当時大学近くで下宿していた友だちがいました。

その下宿先は神戸市の下町にあり、ワンルームマンションとかでなく、民家の2階にありました。

その当時で、その友だちは実家の親から月に7万円たらずを仕送りしてもらっていると言っていました。

今は下宿大学生に、どれほど仕送りがあるのでしょうか。

2022年の秋の調査結果が参考になります。

全国の30大学の学生が答えた結果では、仕送り額の平均が67,650円でした。

わたしが大学生だったころの1982年が69,380円であり、約40年間で2022年が最も少なくなりました。

仕送りが0円と答えた学生は8.3%になります。

大学生もけっこう苦しい大学生活を送っていることがうかがえます。

いまは物価高がさらに拍車をかけることが予想できます。

大学生の学生生活は、新型コロナウイルスによる悩みから、生活苦という心配に移ってきているようです。

しあわせ探し

2023年03月24日 07時13分00秒 | 教育・子育てあれこれ
四つ葉のクローバーを見つけるため、三つ葉のクローバーを踏みつけるような人になってはいけない。

自分のしあわせは、そのようにして見つけるものでない。



この言葉は、わたしが校長をしているとき、中学生に伝えたものです。

友だちや他者に働きかけ、その人が喜ぶ姿がかかわった自分の喜びになります。

そのとき、よろこびやしあわせを感じるのがしあわせ探しの旅なのです。

外国人を送還する日本

2023年03月23日 07時49分00秒 | 教育・子育てあれこれ

いま、日本では不法に滞在している外国人が入管施設で長い間収容されるというケースが増えています。

 

そこで、日本政府は入管法を改正しました。

 

それは簡単にいえば、長期収容中の外国人は3ヶ月で強制的に母国に送り返すというものです。


国外退去を命じられた人が帰国せず入管施設に長く滞在するケースが問題になっています。


だから、法を改正しました。


しかし、母国に帰れば身に危険があったり、日本に家族がいる場合もあります。


そもそも、難民の可能性のある人は送り返してはならないという国際ルールがあります。


日本は世界の中でも、難民認定に積極的でない国です。


認定率は0.7%です。


国連人権委員会から難民認定を是正するよう勧告を受けています。


ほかにも国連から勧告や懸念を受けながらも、是正しない課題があります。

 

国際的にみて、日本は外国人に冷たい国です。


外国人がいたら犯罪が増える。治安が悪くなる。


だから来てほしくない。


こんな声が日本人の中にあるのは事実です。



しかし、それは客観的なデータに基づいているのでしょうか。


日本人の中でも凶悪犯罪は起きています。



外国人に対するきめつけが国の施策を下支えしています。


母国にいたら身の危険があるから、日本へ避難してきた外国人が多いのです。だから日本にいたいのです。日本で働きたいのです。


多くの場合はその理由だけです。


こんな例があります。国外退去を命じる入管管理局がその外国の子どもに会わせなさいとして学校に入ろうとしました。


しかし、その学校の校長は国際人権法でのきまりをもたに拒否しました。


その根拠は国際人権法が日本国憲法に次ぐ上位法となるからです。


法律上、教育公務員は退去のために通報するよりも、国際人権法で規定する子どもが教育を受ける権利を守るという職務を優先させることができるのです。


その点で、学校は強制退去に対して「聖域」を保つことができると解釈できます。



 


 

 


脳の老化をくいとめるには

2023年03月22日 08時31分00秒 | 教育・子育てあれこれ

日本で100歳を超えた人は、1950年には全国でわずか97人しかいませんでした。

 

それからおよそ70年が経過した2022年では、なんと90526人にまで増えました。

 

この数字を見ると、長生きできる人がなんと増えたことでしょうか。およそ930倍です。

 

「人生100年時代」と言われ出しておよそ5年ほどになりますが、納得がいきます。

 

そして、100歳まで長生きする人ほど脳が老化しにくいそうです。

 

いくつになっても脳の老化が進まないのには秘訣があるそうですが、その一つに外見を若くするということがあります。

 

人はだれしも歳をとるほど見た目を気にしなくなります。つまり自分がまわりからどう見られるかに頓着しなくなります。

 

しかし、見た目は脳の老化と密接に関わっていることが、ハーバード大学の研究で明らかになっています。

 

服装や髪型、メイクなどで見た目を若くして1週間たらず過ごすだけで、姿勢や視力がよくなります。また手先の器用さが戻ってきます。さらに血管年齢も若くなることも報告されています。

 

始めるのは何歳からでも遅くはないと思います。やる気を引き起こすドーパミン(脳内ホルモン)を減らさず、元気な脳を保っていきたいものです。

 

 


その子のもちあじとは

2023年03月21日 08時33分00秒 | 教育・子育てあれこれ
教育で大切なことはたくさんあります。

その中でも、子どものもつ「もちあじ」をいかすことは指導者が心がけ実践すべき役割だと思います。

「もちあじ」といえば、他の子にない長所だと解釈しがちです。

でも、「もちあじ」とは長所も短所も含めて、その子自身が他の子とちがう点です。

この「もちあじ」が認められるということは、他の子とはちがうその子らしさです。

その人間関係は、他の子にあわせるという同調圧力がはたらく関係とは無関係です。

よく学校教育で、児童生徒に「あなたはあなたのままでいい」と教師は言います。

でも、その念頭にあるのは「あなたにはこんな長所がある」といい点だけを思い描いているようです。

そうではないのです。

長所も短所もすべてふくめて、その子が他の子とちがう点があることが「あなたのままでいい」のです。

長所とは、たとえば人にやさしいとか素直であるとか、学習に意欲的であるなどです。

短所とは、たとえばなかなか行動に移せない点とか騒がしくにぎやかな性格とかです。

でも、見方を変えればなかなか行動に移せないとは、慎重である。にぎやかとは場を和ませようとしていると解釈します。

「あの子はこんなところがちょっとたまにきずだけど、憎めない。あの子のことが好きやねん」

そのような、相手をまるごと受け入れ、認めあいつながる仲間関係が、おたがいを認めあう学級だと思うのです。

直感をよりどころにして生きる

2023年03月20日 07時53分00秒 | 教育・子育てあれこれ

わたしは小学生低学年の頃は、昆虫が大好きでした。

 

夏休みには毎朝早く起きて、というか早く目が覚めたのですが、虫かごを持っていそいそと出かけました。

 

家から谷をはさんで向かい側の山にクヌギの台木がありました。そこにクワガタやカブトムシ、カナブンなどが木から出る蜜に集まっているのです。

 

もう、夢中でした。「行く」・「行かない」という選択肢などありません。

 

行くのみでした。夢中になっていたのを思い出します。

 

中学の頃は釣りが好きで、時間があれば近くの池へ釣りへ行っていました。もっぱら池釣りで、ヘラブナ釣りに夢中になり、さまざまな釣り具を揃えていました。

 

ヘラブナ釣りの専門雑誌も読みました。それは高校の途中まで続きました。高校の友達と釣りにも何回か出かけました。

 

大学になると神戸の夜景を見るのが好きになりました。大学が神戸にあったので、また、運転免許も取ったので、就職してからもドライブで六甲山に登り、「100万ドルの夜景」を何度も見に行きました。

 

それから幾十年がたちました。

 

今の年齢になると、自分くらいの年齢の人はだいたいどのようなことをしているだろうか。

 

年齢に相応な趣味や活動をするべきかな。

 

こんな年齢からはじめてのバイクのツーリングなんてできないよね。将来は運転免許証を返納するだろうし。

 

わたしの年齢にまでなると、もう新しいことを学ぶなんて・・・。

 

このように道理ででものごとを考えがちになります。

 

つまり、大人になるにつれ人は理屈でものごとを考えるようになります。

 

でも、子どもは直感で好きなことに夢中になります。小さい頃のわたしのように。

 

考えてみれば、新しいことを始めるのに、年齢は関係ないのです。

 

一度しかない人生です。好きなことで頭の中をいっぱいにして、からだじゅうを動かして日々を暮らさないともったいないと思うのです。

 


保育現場の悲鳴を聴く

2023年03月19日 10時33分00秒 | 教育・子育てあれこれ

送迎バスに子どもを置き去りにするとか、子どもをたたくという不適切な事案が起こっています。

 

置き去りに対しては、関係者がざっと見渡すのでなく、最後部までまわって直接目視で確かめるというような安全対策を徹底するように園で決めました。

 

ただ、保育や教育に関しては、保育園、幼稚園、こども園、学校ではどこで、いつ、何が起きるかはわからないものです。

 

ですから、いつも子どもの安全に配慮ができる園や学校の体制やしくみづくりが必要になります。

 

また、たたく・体罰などの不適切な保育・教育は、保育士・教師の個人の資質が問われます。


園・学校の保育・教育に暴力を介在させない方針が職員全体で共有されていれば、もし関係者の誰かが外れた行為をしたとしても、制止するはずです。

 

こと、保育園に関して言えば、保育士は多忙を極めます。それは人手不足に起因します。

 

保育士という仕事が「なりたい」とあこがれをもたれ、めざされる職業になりにくいのです。

 

弁護士や看護師、学校の教員より社会的な地位は低くとどまっています。

 

なりたいという人が少ない上に、離職率が高く、保育士の年齢は低年齢化する傾向にあります。

 

若い人がダメというのではもちろんないですが、不適切対応が起こったとき、スタッフ同士で話し合い、対応法を深く考える、補い合う職場環境づくりなどの余裕に欠けます。

 

そして、離職する人をとどめ、保育士が仕事を通して経験を積み重ねていく。


そのためには、保育士の待遇を改善することが是非とも必要だと思います。

 

「異次元の少子化対策」が打ち出されたときには、保育士の待遇改善にシフトするのかと期待しましたが、保護者に現金を支給することにのみフォーカスされているようです。

 

学校教育の経験を通して言いますが、幼児期の保育・教育はその子の一生の成長段階の土台となるもので、学校教育よりも重要と言っても過言ではないです。

 

 


しあわせのアンテナ

2023年03月18日 08時20分00秒 | 教育・子育てあれこれ


私たちは、かりにみんなが同じ生活の条件を与えられ、同じ環境に置かれ、同じ経験をしたとしても、その受け止めかたや感じかたは人それぞれに異なるものです。

それは心のありようによる違いなのでしょう。

自分自身の心しだいで、喜んだり悲しんだり、寂しくなったり不満を感じたりするのです。

ということから、私たちの毎日の生活・暮らしがしあわせに満ちたものになるか、不満の多いものになるかは、自分自身の心のありよう、つまり「しあわせを感じるアンテナ」が影響しているのです。



私たちは、ふつうけっこう欲張りです。

あれが欲しい。

おいしいものが食べたい。

いい家に住みたい。

あんなふうになりたい。

このようにいつも求めていることが多いのです。

しかし、求めることが多くなると、いますでにあるものや自分がすでに持ち合わせているものの価値が見えにくくなります。

そうなるとしあわせを感じとるアンテナがさぴついてきます。

アンテナの感度が下がると、日々の生活の中で、家族、友人、職場の同僚からの気配りを受けていることを感じ取れなくなります。

また、自分自身の長所に気がつかなくなり、自分が恵まれていることにも鈍感になってしまいます。

じつは、しあわせの種は私たちの周りにあるのかもしれないのです。

それをどれだけ自分の心で感じとるかによって私たちの日常は変わってくるのだと思います。

たしかに悲しいことや嘆きたくなるかことはあるでしょう。愚痴を言いなくなることもあります。

そうではなく、プラスの面に目を向け、その一つひとつをていねいに味わっていきたいのです。









一度だけで処分 降格

2023年03月17日 09時04分00秒 | 教育・子育てあれこれ
このたび、パナソニック関連企業のパナソニックコネクトはセクハラした社員には一度で即降格処分にすると決めました。

今の企業活動では、ダイバシティ(多様性)の受け入れは当然で、法令を遵守する企業であるかどうかというコンプライアンスが厳しくなっています。

ハラスメントは法令違反にあたりますが、法令の運用面では、パワハラを認定するより、セクハラを認定する方が明確でわかりやすいという傾向があります。

大きな企業がパワハラに対して厳格化するのは、他の企業への波及効果が大きいので、社会での抑止力となることが期待できます。