箕面三中 校長室からのメッセージ

おもに保護者のみなさまに向けたメッセージです。生徒の近況を伝えるとともに、教育と子育てについての情報をお伝えします。

知識、経験がブレーキとなる

2018年08月31日 13時30分27秒 | 校長からのメッセージ



正確な知識や豊かな経験は、仕事に大いに役立ちます。

しかし、新しいことを始めるときには、それらがブレーキとなることもあります。


ある国内自動車メーカーの工場では、熟練工が1日に2台の車を作っていました。

売れ行きが伸びたため、改善を重ね1日に8台を作る体制を整備したところ、熟練工の多くは「2台でも精一杯なのに、8台も作ると体を壊してしまう」と、やる前から尻込みしました。

そこで、その工場はやむなく未経験者を雇い、標準作業を作ってやってもらったとこころ、8台を作って悠然としていたという実話があります。

本来はできるはずのことでも、過去の経験や先入観が「できない」と思いこませた典型です。


じつは、この夏、箕面市の学校では教職員の業務用パソコンは、Windows 7のノートパソコンから、一斉にWindows 10のタブレット端末に入れ替えられました。


この端末の入れ替えによって、本当は今まではできなかった業務ができるようになることがあります。

その点、若い人は柔軟で、吸収力があり、すぐに使いこなします。

「熟練工」のような教職員の助けが必要なときにはもちろん求めますが、今や、パソコンを使った業務は「熟練工」より若い教職員の方が適していることが多いのです。

なぜなら、「熟練工」は「できない」ことをあまりにも知りすぎており、「それはできない」と断定してしまいがちだからです。

経験や知識、スキルが、ときにはブレーキとなります。
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決断のための条件

2018年08月30日 09時44分46秒 | 校長からのメッセージ



私は役職上、ときとして、決断しなければならないときがあります。

決断の条件は小心・大胆・細心であると考えます。

たとえば、先日6月の地震のとき、保護者の迎えがない生徒を、帰宅時の安全を見極めた上で、帰宅させるように箕面市からの指示が来ました。

そこで、決断して実行したのが、

①小心
一人では帰らせられないので、教職員が付き添うという慎重さが必要。

②細心
登校してきた生徒に、通学途上で地震の影響で危険そうな場所がなかったかを尋ねました。

中学生は集団登校をしていないので、地区割りをして、できるだけ一人になる時間を少なくする。

③大胆
教職員を集め、大雑把に地区割りをして、生徒は学年に関係なく、グループに分ける。

ということでした。

つまり、決断するには
小心→慎重に

大胆→物怖じせず

細心→隙間がない


という3つの条件が必要になります。

もちろん、一人で決めたのではなく、防災担当の教員や生徒指導担当とも相談して、教頭からは保護者あてメールを配信してもらいました。

そうやって、なんとかうまくいったケースもありますが、その後、桜地区に出た「不審者」対応では、校内での教職員の配置がうまくいっていなかったことがあり、小心と細心に課題がありました。

決断は、最終責任を請け負うという自覚をさらに高め、適切な判断を下したいた思っています。
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思春期の課題二つ

2018年08月29日 11時44分25秒 | 校長からのメッセージ


今日は、3年生の第2回学力テストです。

部活を引退した生徒が多いですが、現役・引退に関わらず、夏休み明けのテストに、生徒たちは真剣に取り組んでいました。

2学期が始まり、学習への切り替えを行なっている子が多くいます。



さて、学習にも関連することで、思春期の課題を二つ挙げます。







① 自分のことを、どれだけ自分でできるようになるか。

② 自分の行動に責任をとれるようになるか。

この二つの基準は、思春期における子どもについての重要な課題です。

①は、他者とつながりながらも、自分でできることは自分でやる。しかし他者の助けが必要なときには、つながりをもとに、他者に援助を求めることができる、という意味です。

②は、失敗したり、人に迷惑をかけたりしたときには、思春期以前の子は親という大人が責任をとってくれるのですが、成人になると自分で責任をとらなければならないという準備期である、
という考えかたです。

このことを、学習に限定すれば、

① まわりから言われなくても、テストを控えると、自分から学習に励む。わからないところは、「これ、教えて」とまわりの人に聞き、わかろうとする態度でテストに臨む。

② テストの結果は、よくても、よくなくても、自らの学習がどうだったのかをふりかえり、自分の学習のやり方を見つめ、自分で結果への責任をとる。


この①と②は、学習に限らず、子どもが大人になったときの行動を左右するのです。

①と②を身につけるためには、親は可能な限り、子どもへの小言や注意するのを減らさなければなりません。

子どもを見ていたら気になるでしょうが、グッとこらえて口出しをしない。注意をせずに、自分でやらざるをえないようにもっていくのがポイントです。

思春期の子どもの行動を受け入れ、中学生と接するには、子どもの心情や気持ちをわかることが求められます。

「中学生になると、子どもが何も話してくれないので、わかりません」と言われる親御さんもいますが、わからなくても察することはできると思います。

この「わかろうとすること」が大切です。察しようとすることと、察しようとしないことで、親子関係はずいぶんと変わってきます。

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転んだら、何かを拾え

2018年08月28日 14時04分49秒 | 校長からのメッセージ



私はいまから約25年前に、静岡方面へ出かけました。

そのとき、道路ぎわにセブンイレブンを見つけ、珍しく思ったのを思い出します。

当時、関西には、まだセブンイレブンはほとんどない頃でした。

さて、いまは全国展開しているセブンイレブンですが、セブン&ホールディングス元会長の鈴木敏文さんは、日本で初めて本格的なコンビニを広げた人です。

コンビニをしたいという鈴木さんの提案に対して、社内は冷ややかでした。

「時期尚早」であきらめなさいという反対の声がほとんどでした。

鈴木さんも一度は転びました。

その鈴木さんに、トップの伊藤雅俊さんは、「日本でコンビニが成功するかどうか、人の意見を聞きなさい」でした。

「やりたい」と主張する以上、説得するため、検討を重ね、ロジックを組み立てました。反対を押し切り始めたからには、途中でやめることはできない。

そして、最後には、伊藤さんは「やってごらん」でした。

不退転の決意で、日本にコンビニ文化を花開かせた鈴木さんから、つぎの格言が出てきます。

転んだときには、いつでもなにかを拾え。

私は、三中教職員の失敗に対して、ときどきこの言葉を言います。

三中の生徒にも言って、励ましたこともあります。

また、自身も校長6年目ですが、この言葉を座右の銘にしています。

失敗したとき、その失敗から学びとるものはないかと考え、何かをつかんで、シャキッとではないでしょうが、よろよろと起き上がってきて今に至っています。
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若いエネルギーを蓄えた

2018年08月27日 11時47分05秒 | 校長からのメッセージ



2学期開始にあたり、校舎内は、久しぶりに生徒の声が響いています。

やはり、生徒がたくさんいてこそ、学校らしいものです。

本日8:50より、体育館で始業式を行いました。

最初に、新しく着任した教職員の紹介をしました。詳しくは、本日配付の全校生徒保護者向けの文書「1年担当者の変更について」の文書をご覧ください。

次に、私からの式辞を伝えました。

以下の内容です。

🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹

みなさん、お帰りなさい。

1年生は、中学生らしくなりました。

3年生は、部活を引退した人が多く、これからの学校行事、学習に励んでほしいと思います。

2年生は、部活運営の中心となり、今後の活躍に期待します。


今日は、2学期こ最初にあたり、みなさんに、こんな学校生活を送ってでほしいという話をします。

『ドラえもん』の数ある作品のなかでも、人気がとくにあり、短編映画にもなった『のび太の結婚前夜』という作品があります。

そこなかで、未来のしずかちゃんが、明日にのび太との結婚を控え、お父さんの部屋に行く場面が出てきます。

しずかちゃんは、お父さんに「わたし、不安なの。のび太くんとうまくやっていけかしら?」と打ち明けます。

お父さんは、娘にこんな言葉を送りました。

「やれるとも。のび太くんを信じなさい。のび太くんを選んだあなたの判断は正しかったと思うよ。
あの青年は、人のしあわせを願い、人の不幸を悲しむことのできる人だ。それが人間にとって大事なことだからね。彼なら、まちがいなく、あなたをしあわせにしてくれると信じているよ」

人のしあわせをを願い、人の不幸を悲しむことが、藤子・不二雄先生が『ドラえもん』を読む子どもたちに、もっとも伝えたかったことではないでしょうか。

三中の先生も、生徒のしあわせを願い、生徒の不幸を悲しむ人でありたいし、みなさんも、友だちのしあわせを願い、友だちの不幸を悲しむ人になってほしいと、願っています。

充実した2学期を過ごしてください。

🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹

生徒たちが、顔をあげ、話を真剣に聴いてくれます。

中学生のまなざしは、生き生きとして、活気に満ちています。

そのまなざしに触れると、私は全校生徒から、若い子のエネルギーを吸収して、フル充電しました。

そのあとは、夏の部活の表彰伝達と安田先生の話をして、式が終わりました。
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大事なもの

2018年08月26日 18時57分31秒 | 校長からのメッセージ



平和の学習をすると、中学生が、感想でよくいうことばがあります。

「戦争中は、当たり前のことが当たり前でなかったことがわかた」と夏休みの課題であった平和作文によく書いています。


私が、魅力を感じる人の中に、平田オリザさんがぃます。

彼はケストナーの児童文学「どうぷつ会議」を、中学生のときに読んだことを思い出し、次のように書いています。

この本を動物と人間を対比させ、人間の愚かさを描いている作品と評しています。

その例として、

2004年に日本プロ野球は、ストライキをしたことがあります。

当時、プロ野球は下火になっていると言われていました。

でも、いざストが行われると、ナイターのない夜をさみしいと感じた人が多くいました。

人間って、いちばん大事なものは、失ったときにわかるということです。



そうなのかもしれません。

「星の王子さま」では、「いちばん大事なものは、目に見えない」と言っています。

いちばん大事なもの、それは人によってことなるでしょうが、中学生には、例えば衣食住について、ありがたかさを感じるべきかもしれません。

当たり前のようにご飯を食べれたり、着たい服を着れたり、学校に通えることなどは、あまりにも当然すぎて、その大切さを感じることは少ないです。
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生きがいを育てる学校

2018年08月26日 11時33分56秒 | 校長からのメッセージ



明日から2学期が始まります。

生徒たちは、夏休みの思い出をいろいろと抱え、学校生活に戻ってきます。

どの生徒も、充実した学校生活になるように願っています。

とくに、個人やグループのなかでの人間関係を大切に思いがちな生徒たちが増えています。

そんな生徒たちが、クラスや学年の という集団の一体感やつながりに価値を見いだし、いわゆる「団結」を体感してほしいと思います。

文化祭や体育祭を通じて、クラスや学年に所属する満足感や幸福感を高めることが2学期のねらいです。


さて、幸福感について、述べます。

日本人の「幸福度」は、行動成長期であろうと、オイルショック期であろうと、バブル景気の頃であろうと、その後の低成長期であらろうと、あまり変わっていないそうです。

戦後の1950年代から2010年代のほぼ半世紀で、日本のGDPは6倍にもなりました。

ということは「幸福度」は、時代の景気や賃金が多いとか少ないとは、関係がないということになります。

では、人はどんなときに幸福を感じるのでしょうか。

「幸福度」は、ひとことで言えば「生きがいの度合い」はないでしょうか。

人に役立つことができる。

人に感謝する。

困難に向かっていく。

人を愛する。

これらを大切に温めて、日々の生活を送っていくことが「幸福度」でないかと思うのです。

幸福を感じる人になるには、学校教育の役割も大切です。

なぜなら、集団生活を送る学校には、多様な他者がいるからです。

生徒が生きがいを感じる環境が学校に必要であり、これは約半世紀以上も変わらない普遍の役割でないかと考えます。
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夏の終わりに

2018年08月25日 21時23分32秒 | 校長からのメッセージ








今日の夜は、三中校区の地域の祭とどろぶち納涼まつりでした。

2日間開催の予定が、台風の影響で1日だけになりましたが、大盛況でした。

オープニングでは、三中吹奏楽部が演奏させてもらいました。

毎年思いますが、この祭は老若男女、お年寄りから小さな子どもまで、幅広い年齢の人々が踊ります。

一般の人々が踊らない祭が多い中で、これほど踊る人が多いのは、地域の文化と言えるかもしれません。

とどろぶちの納涼まつりが、三中校区に夏の終わりを告げます。

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折れにくい竹に

2018年08月25日 13時55分30秒 | 校長からのメッセージ




先日の台風20号の強風で、うちの周りでは、けっこうな数の竹が折れました。

竹は温暖なところでは、節と節の間が緩慢に伸びて、強風で折れやすくなります。

ところが、寒冷な地では、節と節の間隔が狭くなり、強風にも強く、折れません。

以前は、うちの周りではこれほど竹は折れなかったのに、と思います。

今回たくさん竹が折れたのも、温暖化が影響しているのでないかと考えています。

寒冷な中で、じっくりと育った竹は風を受けても、もろともしません。

人も同じかもしれません。

人はうまくいかないとき、失敗をしたとき、「どうせ私なんか・・・」と、つい投げやりになりがちです。

そう思い、やけっぱちになるのと、どんなにつらくても、一生懸命に困難を乗り越えようとするのでは、結果はおのずと違ってくるものです。

三中の子も、少々の困難にはへこたれない、たくましく、我慢強い子になってほしい。

折れた竹から、このように考えました。
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あろ母子家庭の話 ②

2018年08月24日 07時32分43秒 | 校長からのメッセージ



前回の話の続きです。
🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹

帰りの電車の中。

無言の母親に、「今日は楽しかったよ」と気をつかう息子。

母親はそんな息子の気づかいがよけいにつらく、「ごめんね。お母ちゃんがバカでごめんね」と謝り、涙をこぼしました。


やがて、月日は経ち、息子は社会人となり、結婚しました。子どもも生まれました。

そんな頃、母親は病に倒れます。

亡くなる直前、一度だけ意識が戻った母親は、思い出したように息子にこう言いました。

「野球、ごめんね」

息子は「楽しかったよ」と言おうとしました。

でも、涙で声は出ませんでした。


息子のささやかな夢を実現できなかったのが、母親のちょっとした勘違いだっだというのが哀しい。

この話に描かれている「親子愛」が、お互いがお互いを気遣う「愛の本質」を描いているから、心が揺さぶられるのでしょう。


(以上、西沢泰生さん)

🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹

この話は、インターネット上の「泣ける話」として紹介されているものからの引用だそうです。

前回のブログの冒頭で、私が述べていますが、三中にもひとり親家庭の子はいます。

ひとり親家庭であろうと、両親がいる家庭であろうと、「親子愛」の温かさにかわりはありません。
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ある母子家庭の話 ①

2018年08月23日 09時19分59秒 | 校長からのメッセージ



三中のにも、ひとり親家庭の生徒はいます。

私たちは、とかく「保護者」とか「親」というとき、父親と母親の両方がいる家庭を思い描きがちであると思います。

しかし、三中だけではなく、市内の小中学校では、ひとり親家庭の比率は増えています。

また、事情があり、祖母や祖父が親がわりになり、中学生を育てている家庭もあります。

ひとり親家庭の生徒は、社会的には貧困の問題につながりやすいとか、生活上の問題に直面しやすいとか言われることもありますが、私はそうは思いません。

統計上は、そういう傾向が見受けられるかもしれませんが、三中の子をみる限り、子どもの問題はその子次第です。

昨年度も母子家庭の生徒が3年生にいましたが、お母さんは早くから高校の情報を集め、本人もがんばりやさんで、高校進学を果たしました。

また、中学生になると、かりにひとり親だとしても、そのことを本人がどう受け止め、その状況で自分がどう生きていくかは、子ども自らが考え、決めなければばならない。

三中救育目標である「自立に向かう子」は、両親がいようが、ひとり親であろうが、自分の家庭環境を踏まえて、自分で自分の進むべき道を決めるのは同じです。


さて、そのような前置きをして、次の話題を提供します。

🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹


子どもがまだ幼い頃に、父親が亡くなった母子家庭の話です。

母親は小さな個人商店で働いていて、一人で息子を育てていました。

息子は小学生の遊び盛りでしたが、遊園地や動物園に連れて行くことができず、母親は内心そのことをすまなく感じていました。

ある日のこと。

母親は職場で、プロ野球の観戦チケットを2枚もらいました。

息子は大喜びします。

当日、二人はいつもより少し豪華なお弁当を持って球場に行きました。

しかし、チケットを見せて中に入ろうとすると、係員に呼び止められました。

係員はすまなさそうに、二人にこう言いました。

「これは入場券ではなく、優待券です。入場するには一人1000円のチケットを買ってください」

野球観戦をしたことがなかった母親は、優待券を入場券と勘違いしいたのです。

いくら割引きしてもらっても、入場券を買える余裕のお金は持ち合わせていませんでした。

しかたなく、二人は外のベンチでお弁当を食べて球場をあとにしました。


(この話は次回に続く)

※ この話は西沢泰生さん著の『夜、寝る前に読むと心が「ほっ」とする50の物語』から引用しています。




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期待を原動力に

2018年08月22日 09時38分01秒 | 校長からのメッセージ


大阪桐蔭野球部が、甲子園で優勝しました。

大阪予選や甲子園で圧倒的な強さを、終始みせました。

今回の優勝について、各メディアがその勝因について、いろいろと述べています。

私は次のように考えます。


チームが勝てば勝つほど、周囲の期待は高くなります。

これはチームにとっては喜ばしいことです。

しかし、その反面、チームや選手たちに大きなプレッシャーがかかってきます。


全日本女子ソフトボールのもと監督であった宇津木さんの言葉を借りれば、

「練習を積んで強くなり、勝ちます。すると、みなさんの期待は高まります。そしてさらに練習して勝ちます。キリがないくらい、乗り越えるべき山は高くなるのです。」

チームは応援してくれる周囲の人びとの期待に応え、愛される存在です。

そのためには練習して、強くなり、勝ちます。すると周囲の期待はさらに高まります。

それに応えるために、ますます練習に励み、強くなります。

周囲の人びとに感謝して、つねにひたむきに練習して、強くならなければならないのです。

高くなった山の前で、プレッシャーに押しつぶされそうになり、「もう十分だ」と目標をあきらめるか。それとも休むことなく前進し続けるか。

大阪桐蔭は、周囲の期待を原動力に変えて、プレッシャーをものともせず、今回の優勝を勝ち取ったのでした。

この点でも、今回の春夏連覇は大いに評価されると、私は考えます。

このレベルに達するほどでなくても、三中の部活でも、勝ち上がっていく場合があります。

保護者の人びとの応援や三中の生徒、教職員の期待は高まっていきます。

そのとき、選手たちが自分たちの力を存分に発揮できるチームづくりが求められる。

事実、「プレッシャーで、力が出せなかった」という生徒たちの声を、今までに聞いたことがあります。
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今、流行っているもの

2018年08月21日 13時59分05秒 | 校長からのメッセージ



「冬のソナタ」など韓流ドラマが、日本でブームになったのが2000年代後半。

第一次韓流ブームでした。

いまも、韓流ドラマは配信サービスで見ることができ、延々と続くドラマのファンが、とくに中年以上の層にいて、根強い人気があります。

ついで、いまから7年ほど前には、少女時代やKARA、東方神起などの音楽系が流行しました。

これが、第二次韓流ブームでした。


そして、最近では、第三次韓流ブームの波が来ています。

これは、今までにくらべて若い世代の女子中高生の間でブームになってきています。

女性アイドルグループのTWICEやヒップホップの防弾少年団(BTS)などの音楽グループ、「ウユクリーム」の韓国コスメ、「オルチャンメイク」という韓国式メイク。

オルチャンは、韓国語の造語です。白肌に眉は自然な感じ、唇は赤を強調します。
「韓国ガール」になりたい女子も多いとか。

また、「チーズドッグ」などの韓国フードが注目されているのが、第三次韓流ブームです。

これらは、今の時代らしく、SNSを通じて若い女子の中で人気が出ています。

ということを、知っておくのも、日々中学生と接する教員や保護者には、必要なこともあります。

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誰でもわかる説明するのが専門家

2018年08月20日 10時43分00秒 | 校長からのメッセージ



私は努めて、保護者向けの文書を学校から出すときは、教育関係者だけに通じる教育の専門用語を使わないように、学校発文書や「お手紙」、学年通信や学級通信をチェックして、決裁しています。

たとえば、「自尊感情」や「自己肯定感」という用語は、今でこそ一般化してきていますが、少し前なら、教員は、仲間うちでよく使ってても、保護者や地域の人たちにとっては、聞き慣れない言葉の内に入っていました。

これらの言葉は、全国学テの結果報告文では、「生徒が自分に自信をもっている」と置き換えて、文書にのせました。

自分に自信をもつ子ほど、学習意欲が高く、学習することに意味を感じており、少々学習が難しいと感じても、学習にはげみます。

結果的に、学力が伸びるのです。自分や学習、努力に価値を見つけるのです。

自尊感情や自己肯定感は、救育心理学的に、教員が知っていればいい言葉なのです。


私のおじ・おばは、昔、呉服屋をしていました。

私が子どもの頃、「おっちゃん、おばちゃん、呉服って何?」と、あるとき尋ねました。

「なにをいまさら」と言わずに、おっちゃんは、次のように説明してくれたのを覚えています。

「呉服とは、着物のような、洋服とはちがう和風のこと。

では、なぜ『和服屋』といわないのか。それは和服より呉服の方がずっと前からある言葉だからだよ。

和服という言葉は、明治時代に洋服という言葉に対して使われるようになったんだよ」


こんな意味の説明をしてくれました。

本物の専門家ほど、自分の専門を誰にでもわかるように説明してくれるのです。

あなたに、もしも、「あなたがよく知っていること」をビギナーの人が質問したきたなら、まったく知らない人に、わかりやすく、ていねいに教えてください。

まちがっても、専門用語を並べて、説明するのはよしましょう。
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積み重ねではない

2018年08月19日 11時29分24秒 | 校長からのメッセージ


太陽の塔を作ったのは、芸術家・故岡本太郎さんですが、彼はさまざまな言葉を残しました。

「芸術は爆発だ」は、その一つですが、ほかにも
「人生は積みへらしだ」があります。

人生は積み重ねだと、多くの人が思っていますが、彼は積みへらすべきだと考えました。

財産も知識も、蓄えれば蓄えるほど、人間は自由自在でなくなる。

過去の蓄積にこだわると、いつのまにか身動きができなくなる。

人生でチャレンジして、そのときを新鮮に生きるには、そのときそのときに、無条件で生きなければならない。

捨てればすてるほど、いのちは分厚く、ピュアに膨らんでいく。

いかにも、岡本太郎さんらしい言葉です。
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