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世の中には、自分にとって得になるように、あれこれと「もっともな」理由をつけ、人やものごとを自分に引き寄せる人がなかにはいます。
そして、その引き寄せが、サービスの受け手のためになるのですという主張を展開することもあります。
行政が行う施策や事業や方策が、「市民にとってこれほど安心・安全を考えています」というような広報になります。
教育に関してならば、「児童生徒の安心・安全を考え、〜を進めます」という説明をします。
今の時代、安心・安全はすべてに優先するという流れがあり、だれもその大義名分には反論しにくい。
しかし、学校教育の場合、行政サービスの受け手は、あくまで子どもです。
子どもにとって、ほんとうによいことかよくないことかを見誤ると、いい教育にはなりません。
自分にとって得か損かよりも、受け手にとってよいか悪いかで判断する。
もっと突き詰めれば、損得よりも善悪で判断する。
そのためには、現場の声に耳を傾け、子どもの願いに立った学校教育支援を進めるのが教育行政の役割です。