箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

青春とは美しさをもつこと

2019年04月12日 09時25分00秒 | 教育・子育てあれこれ
 
 
 
 
 
思春期になると、子どもは理屈が先行して、理想を思い描き、相手に主張するようになるのがふつうです。
口がたつようになります。
その過程では、大人に対して攻撃的になることもあります。
理屈で相手を責めることにもなります。
 
しかし、理屈通りいかないのが私たちの世の中です。
理屈通りいかないことにぶつかったこどもは、動揺して不安になりやすくなります。
こうして、子どとの心は揺れ動きます。
 
ときには、世の中や大人の処世術のような「汚さ」に触れることもあるでしょう。
その矛盾になんとか折り合いをつけて、思春期を乗り切っていきます。
しかし、そのときに私が願うのは、世の中の汚いところを知っても、人としての美しいことを忘れないでほしいということです。
人として生きるための大切なことは忘れないでほしい。
素直で、まっすぐな柔らかい心や態度を失わずにいてほしい。
その意味で、青春とは、汚いところに美しいものを見つけることなのかも知れません。