前回のブログでは、「自分が好き」について書きました。
今回はそれに関連づけた話題です。
赤ちゃんは、お腹がすくと泣きます。おむつが濡れると泣きます。
まわりの大人のことなどおかまいなく大きな声で泣きます。
こんな赤ちゃんは、自分のことが好きとか好きでないという意識はまだないのでしょう。
でも、大きくなるにつれ、環境により、子どもは自分を好きになれない状況がうまれてきます。
ほかの子どもがどうしても基準になるからです。
子どもの成長には個人差があるのですが、大人はほかと比べて「どうしてできないの」とつい言ってしまうことが多くなります。
その言葉がもし連発継続されれば、子どもはできない子と感じ、自信と意欲をなくしていきます。
子どもは、もともと自分がきらいではないはずなのに、「どうせ、わたしなんて・・・」と思うようになります。
このように思う子には、「あなたのことが大好きだよ」と伝えることです。
小学生なら、ダイレクトに子どもに届くでしょう。
まっすぐに受け取りにくい中学生なら、「大好きだよ」では素直にとらないかもしれません。なにかこんたんがあるのではと思う子もいるかもしれません。
それでも、大事に思っている親の気持ちは伝わります。
命が与えられ、社会のさまざまな課題があり、中学生が生きにくいこの世の中を、いま生きている。そのことを考えるだけでも、子どもはかけがえのない大切な存在です。
このことを在り難い→ありがたいと思うだけでも、子どもにその気持ちは伝わり、大事にされていると感じると、わたしは思います。