
2017年をふりかえると、10代が活躍・注目された1年でした。
将棋の藤井4段、卓球の張本選手、フィギュアの本田真凛選手など、みんな10代です。
このことは、教育の多様化を示しているように、私には思われます。
その多様化のなかでも、今年の10代の活躍は、子どもが一つの得意なことに専念するという教育方法の効果であると言えるかもしれません。
去年の三中3年生をみても、たとえばゴルフの特技をもつ女子生徒がいました。
また、書道7段の腕前をもつ生徒は、高校入試の願書に書いた字は卓越したうまさでした。
今年の3年生には、英検準2級の生徒がかなりいます。
また、1年生には、なんと漢検1級の男子生徒がいます。
ところで、義務教育の根幹は、すべての生徒が同じ教育を等しく受けるという原理に基づいています。
それは、いまも変わりません。
しかし、その一方では、幼少期からその子に向いている内在する力を引き出し、伸ばしていくという教育が求められているのが今という時代かとも考えます。
三中校区は、箕面市の中でも習い事に熱心なご家庭が多いようです。中学生で特技や資格をもった子がちらほらと見受けられます。
これからの教育のベクトルは、公平な教育を志向しながらも、一芸一能に秀でてている生徒の能力を伸ばしていく方向に、今後も家庭教育・学校教育が向いていくかもしれません。