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ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

カラスの巣立ち

2016-07-22 17:20:23 | 日記
あまり人には言えないが、カラスが近くにいると、ついつい話しかけてしまう私。

今日もゴミ出しに行ったら、生ごみを狙ってゴミステーションのすぐ横にある塀にカラスが一羽とまっていた。

そばに近づいても逃げず、隙あらば生ごみをあさろうと待ち構えている。

「ゴミを散らかしては駄目だよ。それにヘンなもの食べるとお腹こわすよ」

カラスに向かって話しかけている「おばさん」は、知らない人が見れば、さぞかし不気味かもしれない。

私がカラスに生ごみをあさってはいけないと話しかけるのは、ゴミを散らかすことが迷惑だということはもちろんだが、実はもうひとつ理由があって、それはカラスがごみの中のビニール袋やラップを食べてしまうからだ。

以前、カラスたちがゴミ袋から飛び出したビニールをパクパク食べているのを見たことがある。

その時はやめさせようとしたのだが、カラスはせっかくのごちそうを取られてなるものかと、それをくわえたままどこかへ飛んで行ってしまった。

生ごみの臭いや水分がついたビニール類は、カラスにとっては食べ物に見えるのかもしれない。

でもそんなものを食べてしまったら、死んでしまう。

「カラスはゴミを食べて生きている」と考えている人も多いが、実はそうではないのだとか。

ゴミステーションにカラスが来ることは間違いないのだが、「突けば食べ物が出てくる」ことを学習してしまったカラスがゴミに「お呼ばれ」しているそうだ。

だからカラスの主食は生ごみではない。

カラスの主食はと言えば、植物の実や小動物などで、種を糞として排出することで種子を散布する役割も担っている。

カラスも大自然の生態系の中で大切な役割を持って生きているのだ。

ところで我が家の裏に広がる森林では、約一か月ほど前にカラスの幼鳥たちの巣立ちが行われていて、ずいぶんと賑やかだった。

幼鳥カラスの声が森の中に響き渡ると、あちこちからたくさん大人のカラスたちが飛んできて、そばの木にとまり鳴き声をあげる。

まるで初めて飛び立つ子どもたちを励まし、そしてみんなで見守っているかのようだった。

今はやっと巣立ちが終わったようで、森はまた静けさを取り戻した。

しかし、カラスの幼鳥たちは巣立ちを終えたとは言え、実際はまだまだ親の保護下にあるそうで、自分で採食はできるが、親を見ると食べ物を催促して、おねだりが盛んなのだとか。

また親カラスのほうも一旦は拒否しても、根負けしてついつい給餌をしてしまう姿も見られるそうだ。

親カラスにつれられて縄張り周辺の河川や緑地、またゴミステーションへ行くなど、まさに今は一人前のカラスになるための修行の時期で、秋になる頃、やっと幼鳥カラスたちは「独り立ち」するそうだが、中には翌春まで親元に居座る「ニートくん」もいると聞いて笑ってしまった。

このようにカラスの生活を知ると、カラスもまた可愛い生き物だと思うのは私だけだろうか。

なにかと悪者にされてしまうカラスたちだが、都会の中にいるカラスたちを山へ帰せというのは無理な話なので、しっかりとゴミの管理をするなど人間ができることはやるべきだろうと思う。

また大きな鳴き声や糞のまき散らかしを防ぐ為には、カラスを刺激をしないことが一番だそうだ。

カラスに限らず野鳥は興奮すると水分の多い糞を大放出するので・・・



大好きなティッシュ箱に笑みを浮かべるP太郎ですが、実はP太郎もよく水っぽい糞をする。

もしかして興奮状態なのだろうか?






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