ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

女子とは

2019-07-24 15:15:07 | 日記

6月初めに骨折をしてしまい、6月と7月はほとんど活動できなかったが、実は、この二か月間は例年以上に(参加していれば・・・)個人的イベントが多い月だった。

もっとも多かったのは、学生時代や社会人時代の古い友人からのお誘いで「里帰りしているから会わない?」とか「久しぶりに同期で集まるよ」とかで、長らく会っていなかったのに、まだお誘いしてくれるのはありがたいことだった。

しかし、こちらは松葉杖の身。

松葉杖をつきながら動き回るのは、正直不安だった。

出かけるのはどうかと、一応医師に確認したら「あなたは骨折しているんですよ!何をしようとしているのか知りませんけど、私はおすすめはしません!」ときっぱり言われてしまった。

後ろで苦笑いしている看護師さんを見て、やっぱり出かけるのはやめようと決断した。

そんなわけで、どうしたわけか今年は例年以上に多かったお誘いのすべてを断ったのだが、そんなお誘いの中で、高校時代のクラス会のお誘いがあった。

幹事の友人が電話をくれたのだが、今回はこんな事情で行けないとのことを伝えると、後日また連絡をくれた。

友人の話によると、何十年ぶりかのクラス会は、なかなか楽しかったようだ。

「女子は○○ちゃんとか△△さんが来てたよ。みんな元気だった。男子は、まるっきり別人になっちゃってる人もいたわよ(笑い)」

楽しそうにクラス会の様子を教えてくれる友人の話を聞きながら、すこし違和感を感じていた。

それは、友人が何度も口に出す「女子・男子」というワード。

昔「貴様いつまで女子でいるつもりなんだ問題」というエッセイ本を読んだことがあるが、詳しい内容は忘れてしまったものの、なぜかその本のタイトルだけを思い出していた。

「貴様いつまで女子のつもりなんだ~」笑

女子・男子というのは、大体何歳ごろまで使っていい言葉なのだろうか。

学生時代までだろうか。

だとしたら、大学生までかな?

でも、私の中では中学生か、せいぜい高校生くらいまでだろうという気がしていた。

それがこともあろうに、もう還暦も視野に入って来たおばさん達が使っていいものだろうか。

自分たちのことを「女子」と言うには、あまりにも無理があり過ぎる。というか、あり得ないだろう。

じゃあ、何と言ったらしっくりするのかと考えると、女・男というのはあまりにもガサツに聞こえるし、女性・男性というのも高校時代の友人たちを指すにはちょっと違う気がする。

雌・雄はぜんぜん違うし、おばさん・おじさんも同じ年齢の友だちを指す言葉としては相応しくない。

ということは、やっぱり「女子・男子」という言葉が、この会話では一番ふさわしいのかもしれない。

なんてことを考えていたら、友人が最後にしんみりと教えてくれた。

「何十年ぶりかでクラス会をやろうとなったのには理由があってね。実は、先日〇△くんが亡くなったんだって。それで男子たちが、〇△くんを偲んでクラス会を開こうと言うことになったみたい」

58歳での死は、まだ早い。卒業してから一度も会っていない〇△くんの学生服姿が目に浮かんだ。

高校を卒業して40年。こうして亡くなった人もいれば、孫がいる人もいるし、シングルの人もいる。

しばらく会っていなくても、話すと根本的な性格などは、18歳の頃とあんまり変わっていない。

40年前、女子と男子だった友人たち・・・40年の間には、それぞれ人生のドラマがあったのだろうなぁと思うと、なんだか皆が愛おしく思えた。

 

 

 

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 自然からの音 | トップ | 省エネタイプの幸せ感 »
最新の画像もっと見る

日記」カテゴリの最新記事