昨日書いた記事の訂正です。
食品添加物の使用量が日本は世界一と書きましたが、その後調べたところ間違いだとわかりました。
実際には、海外諸国と日本では食生活や制度の違いなどによって、添加物の定義や対照食品の範囲、使用可能な量などが異なっていて、単純に比較することは難しいそうです。
ちなみに品目数だけを比較してみると、日本の食品添加物よりアメリカの食品添加物の方が二倍近く多くなっています。
ただし、アメリカの食品添加物の中には、果汁やお茶など日本ではカウントされない品目が含まれていたり、日本では1品目となるものがアメリカでは物質ごとに指定され計数十品目となるものがあったりと、国によって基準がさまざまな為、一概にどちらの国が多い、少ないと言いにくいのが現状とのことです。
また国によって「ビタミン」や「アミノ酸」は添加物に含まないとしていたり、複数の添加物を一括名で表示するなど、やはり単純に国別に比較することは難しいようです。
ただアメリカより日本の方が少ないんだと安心することはできません。
海外では使用禁止になっていたり使用制限がかけられている添加物が、日本では許可されているからです。
アメリカを始めとして、海外では禁止や使用制限がされているトランス脂肪酸は、日本では使用制限がありません。
同じく海外では禁止されている着色料のクチナシ赤色も日本では使われています。
クチナシはアレルギー反応を起こす恐れがあり、過剰摂取によって頭痛や吐き気、また動物実験では癌を引き起こすことがわかっています。
またインスタントラーメンやスープの素などでよく見る添加物に「たんぱく加水分解物」というものがありますが、これも発がん性の懸念があるということで、海外では規制がかけられています。
普通に暮らしていて、添加物をまったく避けるということは不可能だと思いますが、できるだけ添加物の少ない食品を選んだ方が良さそうです。
以上、間違った情報を載せてしまったことを訂正してお詫びいたします。