ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

善と悪

2019-12-11 14:55:50 | 日記

新しい御札を頂きに久しぶりに相馬神社へ行ってきた。

神社へ行く前は緊張する。

特にこの相馬神社は一段と緊張する。

非常に厳格な存在が、じっと厳しい目で見ていらっしゃって、善人風を取り繕ってもすべてを見透かされているような気がするから。

神さまの前では何一つ隠し事ができない。

果たして自分にやましい所はなかっただろうか、内在神に沿った生き方をしているだろうか。

相馬神社に参拝する時は、いつもそのように思う。

ところで、このところずっと人の心の中にある善と悪について考えていた。

それは、新聞に載っていた小さな記事に知人の名前を見つけたことからだ。

知人が、ある事をして逮捕された。

本当にくだらないことで、知人はこれくらいなら刑罰にはならないだろうという軽い気持ちだったのかもしれない。

でも、それはあまりにも代償が大きすぎた。今まで築いてきた人生を棒に振ったようなものなのだから。

地位も名誉もお金もあって、多くの人が羨むような立場にいるのに、なぜそんなことをしたのか。バカだ、バカだ、大馬鹿もんだ。

人間は弱い存在だから、心が弱くなっている時に優しい笑顔で近づいてくる悪魔にコロッと騙されてしまうことがある。

また、欲望が抑えきれず悪いことだと分かっていても突っ走ってしまうことがあるかもしれない。

善い人なのに、まさかあの人がそんなことをするとは信じられない、、、と犯罪を犯した人の知人がテレビで言っているのを聞くと、普段、表に見せる顔はきっと善い人だったのだろうと思う。

そうなのだ。人の心の中には善と悪の二つがある。

多くの人は善が圧倒的に大きいのだが、何かの時に悪が顔をのぞかせる。

小さなことで言えば「他人の悪口」も悪だし、実際に悪口を言わなくても心の中で他人を呪えば、それもまた悪が大きくなっている時だ。

もちろん私の中にも悪がある。

自分の中の悪が出て来た時、それに気づくことができるかどうか。

それを悪とは思わずにやってしまう前に、立ち止まって考えてみる習慣。

それがあるかないかで、人生は大きく変わるのかもしれない。


 


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