gooブログは、一年前に自分で書いた記事がメールで送られてくる。
先日も送られてきたので読み返してみたら、銭湯へ行った話を書いていた。
そう言えば、あの頃は銭湯が好きでよく行っていたわ・・・って、今もまったく変わっていない。
相変わらずの銭湯好きで、少なくても一週間に一度は必ず銭湯へ行っている。
少し変わったのは、行く銭湯が二つになったことかな。
最近、車を長く運転するのが億劫になったので(夫が)、前に行っていた銭湯よりも距離が近い銭湯を加えた。
億劫な時は近い方、気力がある時は以前から行っている銭湯と使い分けている。
どちらでも温冷浴をするのは相変わらずで、「冷たい風呂に入るなんてとんでもない」と言っていた夫も今やすっかり温冷浴にハマっている。
そう言えば息子の職場の50代だという上司が「水風呂に入らない銭湯なんて、〇〇ー〇のないコーヒーみたいだ」(古い)と言っていたとか。
うん、わかるわ~その気持ち。その上司の方は、きっと違いのわかる男なのだろう。ダバダ~ダバダ~♪
違いが分かるのは、お風呂から出たあとで、温冷浴をせずに出た時よりずっと身体が温まっている。
というわけで、どちらの銭湯でもサウナか熱いお風呂→水風呂→サウナか熱いお風呂→水風呂。。。を繰り返す中高年の多いこと。みんなハマったのね・・・(なぜか若い人はいない)
ところで二か所の銭湯を交互に行って気づいたことがある。
それはお客さんの雰囲気がぜんぜん違うということ。どちらも年齢層は同じくらいなのだが、一方はわりとフレンドリーな方が多く、もう一方はどこか閉鎖的な印象がある。
フレンドリーな方の銭湯は、目と目が合えばにっこり笑うとか、知らない者同士でも世間話が始まるとかで、会話に加わらなくてもなんだかとても居心地がよい。
片やもう一方は、顔見知り同士では話が弾んでいるが、そこにたまにしか行かない人間が入る余地はないという雰囲気が漂っている。と言っても、別に話に入りたいという気はまったく無いのだが・・・
先日も閉鎖的な雰囲気のある方でサウナに入っていたら、私の隣に座っていた女性のそばに、サウナに入って来た別の女性が座った。
どうやらお二人は顔見知りのようで、あとから入ってきた女性が私の隣の女性に話しかけた。
ちらっと見たら、顔をよせてひそひそと話始めたその女性の醜いこと。
誤解を生むといけないので補足するが、醜いというのは顔の造作の美醜ではない。明らかに誰かの悪口を言っている時の醜さが、そのまま顔に現れていた。
聞きたい話ではなかったが、近くなので所々耳に入ってくる話によると、どうやらこの銭湯内で何かトラブルになっているようだった。
そして、彼女の気に食わない相手もこの銭湯に来ているようで、その相手の悪口を銭湯仲間にあれこれ言っている、というのがなんとなくわかった。
せっかくリラックスしているというのに、隣の悪口を聞いているのが嫌なので、お湯に浸かろうとサウナを出たら、お湯の中に真っ暗なオーラをまとった女性が先に入っていた。
「なにかあったのかな、この人」と思ったら、なんとその方がサウナで悪口を言われている女性だった。
それが分かったのは、サウナで悪口を言っていた二人とは違う女性がサウナから出てきて、この女性に話しかけたことだった。
「ねえねえ、知ってる?」とお湯に入っている女性に向かって話し始めたことは、誰かがこんなことをしたそうだという、サウナでたった今聴いた悪口の話だった。
黙って暗い顔で話を聞いていた女性が、突然「それ私のことだよ!」と言って、今度は強い口調で反撃し始めた。
「ねえねえ知ってる?」と言った女性が驚いている。
この人はサウナで聴いた悪口の相手が、この女性のことだと知らなかったようだ。
やんや~もう泥沼だわ。いい歳になってもまだ小中学生みたいなことしていると思った。
なんだかこの銭湯に行く気が失せてしまった。
やっぱり独りがいい、なんてことを思う。
居心地のよい銭湯のように他愛のない世間話をするくらいならいいが、あんまり親しくなって群れを作ってしまうと、このようなことが起きることもある。
仕事じゃなければ、群れるより独りで行動した方がよほど精神的にもいい。
私が友人たちと会うのは、年に一度、会うか会わないかくらい。
それくらいが、私にも友人たちにも丁度いい。
親しき中にも礼儀あり・・・ん?ちがうか。
というわけで、なんだか話がずれて来てしまったが、今週はまた以前から行ってる銭湯に行こうかな~と思っている。