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石森史郎先生のシナリオ塾第2回目!2009年5月23日の記事の再録です

2010-09-18 20:23:42 | 映画「銀河鉄道999・愛と誠・同棲時代」脚本家石森史郎の「新宿伝説」(論創社)
昨日は、石森史郎先生のシナリオ塾第2回目。
課題図書となるシナリオへの道をまだ少ししか読んでいない私は、おもわずズル休みしそうになりましたが、講義の費用は払い込み済みなので出席しました。
私と同じくまだ読んでいない人が多く、石森史郎先生はそのことを百も承知の様子。
なるほど、本当にシナリオ作家になりたい熱意があるのかそうでないのかは日々の行いに反映されていますので直ぐにわかりますね。
日々の積み重ねが少しずつ夢に近付けてくれる場合と、遠ざける場合があるようです。
私が、石森史郎先生のシナリオ塾に参加したのは、プロのシナリオ作家を目指してではなく、まず第一に石森先生がどのようにして漫画原作をアニメや実写作品の脚本にするのかその創作過程に興味があり、第二に、私の師匠である元東映の平山亨プロデューサーから、私、本間正幸の自伝を元にした話をまとめるように数年前から言われていたのでその手ほどきをうける為でもあったのです。
仮面ライダーや戦隊物の生みの親として皆さんご存知の名プロデューサー平山さんと私の初対面は、今から30年程前になります。
ジャイアント・ロボや仮面の忍者赤影、河童の三平妖怪大作戦など私の好きな東映特撮作品を調べてみると全て平山さんに辿り着き、プロデューサーの仕事とはどういったことをするのかなど興味を持ち、12才の少年が、横浜鶴見から、東映の撮影所がある大泉学園まで訪ねて行ったのです。
すると、平山さんは、いつも忙しい中、お昼の食事時間を利用して少年である私の相手をしてくれたのです。
土曜の午後、一回一時間の質問タイムのため、何度も繰り返し訪ねて行っても嫌な顔ひとつされたことはありませんでした。
偶然にも、幼少期を鶴見や蒲田で過ごしたことがある平山さんにとって、はるばる鶴見から片道二時間近くかけて訪ねてくる少年ファンは、子供好きの平山さんにとっては可愛いらしく見えたのかも知れません。

石森史郎先生との出会いは、昨年夏、平山さんと無声映画鑑賞会で二人で澤登翠さんの活弁つきの映画を見終わった時、石森史郎先生が平山さんを見つけてお声をかけていただいたことがキッカケです。
仮面ライダーやカゲスターなど、平山プロデュース作品の脚本を手掛けたことがある石森先生と平山さんの久々の再会は非常に盛り上がり、映画・銀河鉄道999やテレビ・おれは男だ!など数々の石森史郎先生が脚本を手掛けた作品を見てきた私は、その日を機会にその後も親しくご指導いただいているのです。
平山さんや石森史郎先生と話が合うのは、子供の時からその作品世界に影響を受けて育ってきたファンですから、ある意味当然と言えば当然のことなのかも知れませんね!


漫画・特撮・アニメ関連の石森史郎先生脚本主要作品一覧

*映画

1973年

同棲時代ー今日子と二郎ー
新同棲時代ー愛のくらしー
1974年

愛と誠(脚本/石森史郎、山根成之)

1975年

続 愛と誠(脚本/石森史郎、山根成之)

男組(脚本/波多雅史・石森史郎)

1976年

ザ・カゲスター(脚本/石森史郎、土筆勉)

1978年

博多っ子純情
脚本 石森史郎(企画)長谷川法世

1979年

銀河鉄道999 GALAXY EXPRESS


*テレビ

1969年

009ノ1

1971年

おれは男だ!

仮面ライダー

1972年

ウルトラマンA

1973年

子連れ狼

流星人間ゾーン

1976年

ザ・カゲスター

天下一大物伝

アニメ まんが世界昔ばなし

5年3組 魔法組

1982年

アニメ 科学救助隊テクノボイジャー

1988年

アニメ 小公子セディ


(シナリオ作家 石森史郎 メロドラマを書く)石森史郎著 (ワイズ出版)より

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