私が店長をしているショッピングサイトがあります。
【漫画の匠】
http://www.manganotakumi.com
よろしくです。
さて、今回の画像は、文京ふるさと歴史館で開催中の『実録!"漫画少年"誌ー昭和の名編集者・加藤謙一伝ー』入り口の看板です。
先日の私のブログにも、少しだけ書いた二つの企画展が明日最終日を迎えるので、その紹介をしますね。
「池袋にて、トキワ荘関連の展示会があり、新しいカタログがあることを杉並アニメーションミュージアムの鈴木伸一館長からお聞きしていたので、見に行くと、無料なのに展示内容が良く、予定していた見学時間を大幅にオーバーして一時間位滞在しました。
1500円のカタログも、保存用、閲覧用と思わず二冊購入。
300円のクリアファイルも購入して池袋を後にしました。
今日は、昨日見に行く筈だった文京区ふるさと記念館の漫画少年加藤謙一伝を見てから出社することにしました。
入場料300円に対し、500円のカタログは、割安感があるのに非常に充実しており、おすすめの品です。」
まず、皆さんに絶対おすすめなのは、池袋にて開催されている
『トキワ荘のヒーローたち~マンガにかけた青春~』
です。
豊島区立郷土資料館にての開催。
〒171ー0021
豊島区西池袋2ー37ー4
勤労福祉会館7階
TEL:03ー3980ー2351
開館時間:午前9時~午後4時30分
交通案内/JR・地下鉄・西武池袋線・東武東上線「池袋駅」西口徒歩7分
http://www.city.toshima.lg.jp/bunka/shiryokan/
トキワ荘に住んだマンガ家たちを中心に、当時の作品や思い出の品などを一堂に紹介。
トキワ荘22号室を再現。
主催:豊島区
企画:豊島区立郷土資料館・手塚プロダクション
制作:手塚プロダクション
特別協力:石森プロ、鈴木伸一、園山宏子、つのだじろう、手塚プロダクション、寺田孝雄、永田竹丸、長谷邦夫、フジオ・プロダクション、藤子・F・不二雄プロ、藤子スタジオ、丸山昭、水野英子、森安百合子、よこたとくお、横山孝雄
協力:トキワ荘のヒーローたちイベント実行委員会、西武鉄道株式会社
そして、もうひとつの展示会が
『実録!"漫画少年"誌 ー昭和の名編集者・加藤謙一伝ー』
会場:文京ふるさと歴史館〒113ー0033
東京都文京区本郷4ー9ー29
TEL.03ー3818ー7221
http://www.city.bunkyo.lg.jp/rekishikan/
開館時間:午前10時~午後5時
入館料:一般個人300円、中学生以下・
交通
東京メトロ丸ノ内線・都営大江戸線「本郷三丁目」下車 徒歩5分
都営三田線・大江戸線「春日」下車 徒歩5分
です。
個人的には、トキワ荘関連の展示会は、期待以上で100点満点の展示会。
一時間以上の滞在時間が欲しい所です。
カタログが、1500円と高めですが、入場料が無料なのを考えると妥当なところです。
漫画少年の展示会は、トキワ荘の展示内容が良かった分だけ、少し期待外れといった感じ。
65点といったところでしょうか。
入場料の300円が高いと感じる展示内容ですが、500円のカタログを購入すれば妥当かなといった感じなほど、カタログはお得感がありますね。
私の企画展の滞在時間は、30分ほど。
二つの展示会を見較べて感じたことは、トキワ荘関連の研究が充実しているのに較べて、「漫画少年」と、加藤謙一さんの研究が、7年以上前からまるで進歩していないという悲しい現実です。
見るべき書籍としては、1989年に清水勲先生によって書かれた『「漫画少年」と赤本マンガ』刀水書房、加藤謙一さんの四男丈夫氏によって2002年に書かれた『「漫画少年」物語 編集者・加藤謙一伝』都市出版ぐらいしかないのが現実です。
今回の「漫画少年」の展示においては、戦前の「少年倶楽部」に代わって戦後日本一の少年雑誌となった、「少年画報」(少年画報社)を始め「冒険王」(秋田書店)や「おもしろブック」(集英社)など、ライバル誌との関係がまるで語られていないなど、展示に関係した学芸員や研究者達の未熟さがとても気になります。せっかくの展示の機会なのですから、もう少し見るべき新発見が欲しかったと願うのは、贅沢なのでしょうか?
私が、監修した『少年画報大全』(少年画報社・2001年)巻末には、少年誌比較年表と題して「少年画報」(少年画報社)と「少年」(光文社)、「少年クラブ」(講談社)「漫画少年」(学童社)といった少年月刊誌の時代から、「少年マガジン」(講談社)と「少年サンデー」(小学館)、そして「少年キング」(少年画報社)や「少年ジャンプ」(集英社)、「少年チャンピオン」(秋田書店)といった少年週刊誌の時代に移行する過程、1946年~1971年の26年間を年表にしていますので、皆さんも「漫画少年」を知る上での参考資料にして貰えたら幸いです。
今回は、「漫画少年」や加藤謙一さん研究の初心者による一般の漫画研究初心者向けの基礎的な展示内容といえるでしょう。
これを機会に、今後「漫画少年」や編集者・加藤謙一さんの研究が進歩することに期待したいと思います。
【漫画の匠】
http://www.manganotakumi.com
よろしくです。
さて、今回の画像は、文京ふるさと歴史館で開催中の『実録!"漫画少年"誌ー昭和の名編集者・加藤謙一伝ー』入り口の看板です。
先日の私のブログにも、少しだけ書いた二つの企画展が明日最終日を迎えるので、その紹介をしますね。
「池袋にて、トキワ荘関連の展示会があり、新しいカタログがあることを杉並アニメーションミュージアムの鈴木伸一館長からお聞きしていたので、見に行くと、無料なのに展示内容が良く、予定していた見学時間を大幅にオーバーして一時間位滞在しました。
1500円のカタログも、保存用、閲覧用と思わず二冊購入。
300円のクリアファイルも購入して池袋を後にしました。
今日は、昨日見に行く筈だった文京区ふるさと記念館の漫画少年加藤謙一伝を見てから出社することにしました。
入場料300円に対し、500円のカタログは、割安感があるのに非常に充実しており、おすすめの品です。」
まず、皆さんに絶対おすすめなのは、池袋にて開催されている
『トキワ荘のヒーローたち~マンガにかけた青春~』
です。
豊島区立郷土資料館にての開催。
〒171ー0021
豊島区西池袋2ー37ー4
勤労福祉会館7階
TEL:03ー3980ー2351
開館時間:午前9時~午後4時30分
交通案内/JR・地下鉄・西武池袋線・東武東上線「池袋駅」西口徒歩7分
http://www.city.toshima.lg.jp/bunka/shiryokan/
トキワ荘に住んだマンガ家たちを中心に、当時の作品や思い出の品などを一堂に紹介。
トキワ荘22号室を再現。
主催:豊島区
企画:豊島区立郷土資料館・手塚プロダクション
制作:手塚プロダクション
特別協力:石森プロ、鈴木伸一、園山宏子、つのだじろう、手塚プロダクション、寺田孝雄、永田竹丸、長谷邦夫、フジオ・プロダクション、藤子・F・不二雄プロ、藤子スタジオ、丸山昭、水野英子、森安百合子、よこたとくお、横山孝雄
協力:トキワ荘のヒーローたちイベント実行委員会、西武鉄道株式会社
そして、もうひとつの展示会が
『実録!"漫画少年"誌 ー昭和の名編集者・加藤謙一伝ー』
会場:文京ふるさと歴史館〒113ー0033
東京都文京区本郷4ー9ー29
TEL.03ー3818ー7221
http://www.city.bunkyo.lg.jp/rekishikan/
開館時間:午前10時~午後5時
入館料:一般個人300円、中学生以下・
交通
東京メトロ丸ノ内線・都営大江戸線「本郷三丁目」下車 徒歩5分
都営三田線・大江戸線「春日」下車 徒歩5分
です。
個人的には、トキワ荘関連の展示会は、期待以上で100点満点の展示会。
一時間以上の滞在時間が欲しい所です。
カタログが、1500円と高めですが、入場料が無料なのを考えると妥当なところです。
漫画少年の展示会は、トキワ荘の展示内容が良かった分だけ、少し期待外れといった感じ。
65点といったところでしょうか。
入場料の300円が高いと感じる展示内容ですが、500円のカタログを購入すれば妥当かなといった感じなほど、カタログはお得感がありますね。
私の企画展の滞在時間は、30分ほど。
二つの展示会を見較べて感じたことは、トキワ荘関連の研究が充実しているのに較べて、「漫画少年」と、加藤謙一さんの研究が、7年以上前からまるで進歩していないという悲しい現実です。
見るべき書籍としては、1989年に清水勲先生によって書かれた『「漫画少年」と赤本マンガ』刀水書房、加藤謙一さんの四男丈夫氏によって2002年に書かれた『「漫画少年」物語 編集者・加藤謙一伝』都市出版ぐらいしかないのが現実です。
今回の「漫画少年」の展示においては、戦前の「少年倶楽部」に代わって戦後日本一の少年雑誌となった、「少年画報」(少年画報社)を始め「冒険王」(秋田書店)や「おもしろブック」(集英社)など、ライバル誌との関係がまるで語られていないなど、展示に関係した学芸員や研究者達の未熟さがとても気になります。せっかくの展示の機会なのですから、もう少し見るべき新発見が欲しかったと願うのは、贅沢なのでしょうか?
私が、監修した『少年画報大全』(少年画報社・2001年)巻末には、少年誌比較年表と題して「少年画報」(少年画報社)と「少年」(光文社)、「少年クラブ」(講談社)「漫画少年」(学童社)といった少年月刊誌の時代から、「少年マガジン」(講談社)と「少年サンデー」(小学館)、そして「少年キング」(少年画報社)や「少年ジャンプ」(集英社)、「少年チャンピオン」(秋田書店)といった少年週刊誌の時代に移行する過程、1946年~1971年の26年間を年表にしていますので、皆さんも「漫画少年」を知る上での参考資料にして貰えたら幸いです。
今回は、「漫画少年」や加藤謙一さん研究の初心者による一般の漫画研究初心者向けの基礎的な展示内容といえるでしょう。
これを機会に、今後「漫画少年」や編集者・加藤謙一さんの研究が進歩することに期待したいと思います。