眠りたいときに眠れなくなることのもっとも深刻な問題は無為な時間が多くなるということ。起きているときの肉体的、心理的な活動の劣化がじわじわと進む。
友人に言われた。「眠れなくなるとか、無気力になってくるとかは、サトルボディが傷ついているから」と。よく理解できなかったけど、ぼくには自己イメージの損壊があって、「いまここ」の自分が過去のネガティブな体験や、未解決にしたままの問題でヘタっているってことらしい。人は知識や記憶、経験で得られた技量がなくては生活していけないけど、その記憶の集積によって、新しいものや今までになかったことに受容的になれないこともなくはない。
過去による現在の囚われは人間として避けられないことで、それによって人間は個性的になり、他者への関心やコミュニケーションの欲求が生じて成長につながっていく反面、人間はそれが重しになって飛び立てないこともある。悲哀の長期化が人の翼をもぐように、サトルボディの損壊もそれが放置されたとき回復が困難になる。
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