眠る前の出来事と眠ってからの夢

とても不思議な感覚が残った。姉の家に用があって夕飯を食べに行って、その晩、姉が以前住んでいたマンションのまわりの風景が出てくる夢を見た。

ストーリーはほとんど覚えていない。でも、ずっと一緒に仕事をしていたある男性に話しがあるみたいで、背中を追いかけるんだけど、自分のいる場所と彼のいる場所が違っていて、どんなに近づこうとしても近づけない。見えているんだけど、彼は中学校の教室にいて、ぼくは屋外にいる。

そこからどういう展開だったか覚えていないけど、ぼくは姉の以前のマンションの近くの畑の細い道を歩いていた。すると、顔に見覚えのあるきれいな女の人が全裸で現れてぼくに抱きつく。ぼくは突き放そうとするけど、まるで彼女が透明人間であるかのように腕が空振りしてしまう。彼女はニコニコしてぼくの首に腕を回し、ぼくが振りはなって歩いていこうとすると、まるで長いマフラーが風になびくようについてくる。重さはぜんぜん感じなかった。

ぼくは、２，３０メートル先で行き止まりになっている道で崩れるように倒れる。すると彼女は相変わらずニコニコしながら無言でのしかかってくる。行き止まりの先は葉野菜が植わっている畑だ。ぼくは脱力してしまい、彼女のニコニコ顔に無抵抗だ。行き止まりのところにまた彼が立ち止まっているのが見えた。