若い時にネイルモデルをしていたという女性と食事した。今はもうマニキュアもしてなかったけど、大きくて形のいい爪をしていた。ぼくがネイルって邪魔なだけじゃないって言うと、彼女は「そんなことないよ。パソコンだって打てるし、洗いものだってできるんだよ。たしかにネイルしていると、少し行動が慎重になったりするけど、きれいにした爪をじっと見つめて、わぁ~かわいいって、一人で思えることがすごくうれしいし、それって女性には大事なんだと思う。男の人にはわからないかもしれないけど、たぶん男の人が風俗なんかに行くのと似てるかもしれない」とのことだ。
男の風俗と女のネイル? 一種の欲求のはけ口ということで一緒なのか? 何も生産的な行為ではないけど、それで自分の内面が一時的にも静かになる・・・ ううぅん、では、何で男は風俗に行き、女はネイルに行くのか。そこに男女の深いところでの異質さをわからせてくれるものがあるのかもしれない。生産的でもなく、生活するのに効率的でもないものへの嗜好は鏡なのかもしれない。
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