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電力小売り全面自由化まで半年 ②電力小売り新規参入の動き

2015-10-22 07:30:00 | 経済フロントライン

10月10日 経済フロントライン


今年8月IT大手の楽天が電力小売りを行うと表明した。
(楽天 三木谷浩史社長)
「述べ1億人の会員と顧客企業がいる。
 それを活用し電力ビジネスに革命を起こしたい。」
この会社は来年4月に始まる家庭向けの自由化を見据え
すでに自由化されているホテルなど事業所向けに営業攻勢をかけている。
自社の旅行予約サイトに登録している全国3万軒にのぼるホテルや旅館がターゲットである。
長野県南牧村のホテルでは楽天と契約したことで電気料金が約7%削減できた。
楽天は発電設備を持っていない。
そこで複数の発電会社から電気を購入。
時間帯などで最も安い会社を選び
それらを組み合わせてホテルに提供することで電気料金を安くしている。
(八ヶ岳グレイスホテル 小塩智也支配人)
「お客様に対するサービスの質は下げられない。
 サービスの質を下げずに電気代の削減ができた。
 私たちにとってもうれしいサービス。」
楽天では事業者向けと同じようなサービスを家庭でも提供しようと考えている。
ネット通販の会員を対象にポイントをつけるなどの特典を打ち出し
家庭向けでも契約を増やしたいとしている。
(楽天 エネルギー次号 菅原雄一郎事業長)
「やはり楽天というとポイント。
 ポイントを上手く戦略的に活用して今までと違った形の電力会社の姿というのが描ける。」
さらに楽天は再生可能エネルギーによる電力も売り出そうとしている。
国内最大規模の発電所を持つ大手商社丸紅と提携。
小規模な水力発電の開発にも乗り出している。
「落差40mぐらい水を落として水車を回して発電する。」
比較的建設コストが安く済むこうした発電所を5年後に全国30か所に作りたいとしている。
水力発電の開発に消費者にも参加してもらうことを検討している。
再生可能エネルギーを支持する消費者に発電所の建設に出資してもらおうというのである。
(丸紅幹部)
「自分で電気を作って自分で消費するという形に持っていきたい。」
(楽天 エネルギー事業 菅原雄一郎事業長)
「今までなかった新しいバリューを組みことで差別化する。
 結果としてお客様に選んでもらう。」

 


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