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徳島 美波町 移住してきた家族の暮らしぶりは

2015-10-08 07:18:26 | 報道/ニュース

10月3日 おはよう日本

 

徳島県では東京などに本社を持つIT企業がオフィスを構える動きが進んでいる。
県内全域に光ファイバー網がいきわたっていることが企業の進出を後押ししている。
なかでも太平洋に面した美波町では
パソコンソフトの製作やホームページのデザインを請け負う企業など12社が
いわゆるサテライトオフィス
地方の拠点を設けていて
去年 町として初めて他から引っ越してくる人が町を出る人の数を上回った。

人口約7400人の海沿いの街 美波町。
65歳以上の高齢者の割合は41%。
徳島県の中でも高齢化が急速に進んでいる。
入り江に面して建つかつて老人ホームだった建物。
ここに東京から進出したIT企業のサテライトオフィスが入居している。
働いているのは県外などから移住してきた人たちである。
ソフトウェアのエンジニアとして
電子書籍のコピー防止や企業情報の漏えい防止システムの開発などにあたっている。
(埼玉県から移住した男性)
「ITの仕事をしながら海のそばで暮らせるところを探して移住した。」
このオフィスに来たばかりの中西亮太さん。
地方で子育てをしたいとサテライトオフィスを持つこの会社に転職。
家族とともに横浜市から移住してきた。
(横浜市から移住 中西亮太さん)
「海があったり川があったりする環境は都会にはないので。
 通勤らっすにも巻き込まれることもない。」
正午過ぎ 中西さんは車で出かける。
「自宅に戻ります。
 昼食に。
 昼休み帰宅は横浜だと時間的に無理ですね。」
オフィスから自宅までは車で5分余。
ウミガメの産卵地として知られる大浜海岸の近くに自宅はある。
「毎日必ずお昼に子どもに合える。」
中西さん夫婦には今年2月に生まれたばかりの双子の女の子と小学1年生の男の子がいる。
(中西亮太さん)
「移住して良かったのは
 家族と会ってる同じ時間を過ごす時間が長くなったこと。」
双子の赤ちゃんがいるなかでの移住は大きな決断だった。
都会のような便利さのない生活に妻の可奈江さんは戸惑ったという。
(中西可奈江さん)
「横浜は電車でどこでも出かけていたので
 すぐ店も病院もあるので双子がいても出歩けた。
 ここまで大変だとは思わなかった。」
それでも地元の人たちのあたたかさに触れ次第に馴染んできた。
(近所の女性)
「お年寄りばかりで
 にぎやかになっていい。」
(中西可奈江さん)
「いっぱい声をかけてくれる。
 小さい子が少ないし双子が珍しいので
 道行く人に話しかけられてありがたい。」
中西さんが勤めるIT企業は勤務場所が美波町でも東京でも給料は変わらない。
技術さえあれば
田舎暮らしを楽しみながら会社員として仕事ができるのがサテライトオフィスの大きな魅力である。
(中西亮太さん)
「IT企業でサテライトオフィスを展開し
 自社で製品を出している会社は少ない。」
現在暮らしている家は地元の人の紹介で借りた庭付きの2階建て。
家賃は月4万円と都会では考えられない値段である。
(中西亮太さん)
「家の中で走ってもマンションだと迷惑がかかる。
 一軒家で庭も付いていて広々と。
 家族がいればどこでもいいなと。
 なんとかやっていける。」
移住した人たち同士も気軽に交流している。
東京や神戸などから移住した人たちともすっかり仲良くなった。
過疎化が進む地域で広がり始めた新しい働き方と暮らし方。
地方の再生になる動きになるか注目される。

 




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