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若者の分野に勢い増すシニア進出

2015-10-28 07:30:00 | 報道/ニュース

10月15日 おはよう日本

外国人に日本語を教えるボランティアをしている高瀬三枝子さん(66)。
よどみない英語は還暦目前になってからの語学留学で見につけた。
3人の子育てにひと区切りついた59歳のとき思い切って海外留学に挑戦。
オースタラリアやアメリカなどで英語を磨いた。
(高瀬三枝子さん)
「やっぱり一生に一度の人生。
 思い切りがなかったら何もできない。
 今のうちしかないと思って。」
高瀬さんのようなシニアが増えるのを旅行会社側もチャンスととらえている。
この会社では行先や期間の異なるシニア専用の留学コースを用意している。
海外生活は初めてという人も多いため出発前には不安を取り除くためのカウンセリングを行う。
(ユナイテッドツアーズ 平田舞さん)
「昔行ってみたかったけどチャンスがなくて
 今やっとという方がすごく多く。
 ますます活発なシニアの方が海外に出てもらえるんじゃないかと期待。」
若者におなじみのゲームセンターでもシニア獲得に力を入れている。
「メダルの入れ方
 ゲームの進め方などを説明させていただきます。」
ゲームセンターが開催したシニア向けの無料体験ツアー。
(参加者)
「楽しい。
 なかなか機会がないので。」
少子化で若者客の増加が今後見込めないなか
シニア層には時間的にも経済的にも余裕があると期待している。
50歳以上の会員にはゲームで使うコインを増量サービス。
店長クラスの従業員は介助の資格も取った。
こうした取り組みを進めて3年余
いまや客の2割をシニアが占めるようになったとみて会社側も手ごたえを感じている。
一方 仕事を続けることにこだわるシニアも増えている。
9月に開かれたビジネス交流会には退職後に企業を目指す人たちが集まった。
(参加者)
「現役のときと違ってお金優先ではなく
 仕事を楽しみながら
 いいなと思うことをやろうと。」
2年前に会社を起ち上げた布袋田晋さん(68)は現役時代は家電の販売に携わっていた。
家電量販店に営業マンを派遣するなど企業の営業を代行している。
40年間の会社勤めのノウハウを生かしたいと考えたのである。
この日はマッサージ器のメーカーに店頭での松蔭の並べ方などアイデアを出した。
(布袋田晋さん)
「自分で組み合わせ使えるシーンが想像できるようにしておけばいい。」
5年で創業したこの会社は今では60人以上の社員を抱えるまでに成長した。
(布袋田晋さん)
「仕事をやりとおせる。
 生涯現役が自分の目標。
 仲間もたくさんできるし楽しい。」
高齢者の起業をサポートする会社も登場している。
現役時代の人脈や専門性をどのように生かすかなどをアドバイス。
これまでに600件余の起業を手助けしてきた。
(銀座セカンドライフ 片桐実央社長)
「在職中から起業について関心を持つ方が増え
 定年後退職したらすぐ始められるように準備しておく片が一般的な流れになると思う。」
高齢化が進むなかで活躍の場を広げるシニアたち。
その勢いはさらに増していきそうである。

 




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