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夢の舞台100年 タカラヅカのヒミツは

2013-09-06 08:00:00 | ビズ プラス
9月1日 BIZ+SUNDAY

華麗で美しい夢の舞台。
宝塚歌劇団は間もなく誕生から100年を迎える。
タカラヅカの公演は東京と兵庫の2か所で1年を通してほぼ毎日行われている。
平日の昼でも劇場に2,000人を呼び込む集客力を誇る。
1年間の総観客数は250万人。
日本を代表するエンターテインメントビジネスである。

Q.タカラヅカの魅力は?
(宝塚歌劇団 理事長 小林公一さん)
「夢の感動とロマン。
 非日常的な世界に浸っていただく。
 明日への活力と癒しに。」

タカラヅカの生みの親は阪急電鉄や阪急百貨店の創業者 小林一三。
小林さんの曽祖父である。
小林一三は鉄道事業に伴う沿線開発の一環として大正2年に少女歌劇(宝塚唱歌隊)を始める。
若い女性の踊りで構成されたモダンな舞台は大ブームになった。
しかしその後はテレビなど多くの娯楽と競合し客足が伸び悩む。
そこで昭和49年に人気の少女マンガ「ベルサイユのばら」を原作にした舞台に挑戦し大ヒットしたのである。
タカラヅカの人気は不動のものになった。

Q.100年長続きさせる秘けつは?
(宝塚歌劇団 理事長 小林公一さん)
「『継続は革新の連続である』
 こういうショービジネスの世界は水もの。
 今年良かったkら来年必ず良いわけではない。
 1日1日 毎年毎年が心配 毎年が勝負 毎公園が勝負。」

女性が男性を演じるタカラヅカ。
音楽学校を卒業したタカラジェンヌだけで舞台をつくるという伝統は創設から変わっていない。
その一方でこれまで取り組まなかった分野にも次々と挑戦している。
ハリウッド映画から韓流ドラマ、さらに人気のゲーム、そしてSF小説。
新たな顧客を取り込もうと毎月のように新作の舞台をつくり続けている。

Q.ゲームを取り入れたと聞いたときはそこまでやるかと正直思ったが?
(宝塚歌劇団 理事長 小林公一さん)
「『ベルサイユのばら』だって少女コミックという新たな道に入って作った。
 その時は『そこまでやるか』と言われたと思うけど
 『そこまでやるか』と言われたときはこの劇団はそこまでやる。」
Q.タカラヅカのコアのファンを満足させつつ新規開拓するのは両立が難しいのでは?
(宝塚歌劇団 理事長 小林公一さん)
「難しいと思う。
 ただやっぱり新規開拓していかないといけない。
 昔は良かったけれども今ももっと良いというふうにしていきたい。」

タカラヅカは今年に入ってさらに新しい挑戦を始めた。
世界をターゲットにした公演をスタートさせたのである。
これまでの海外公演は招待されて行なってきたが
宣伝から営業までを自ら行う自主公演は初めてである。
台湾での公演は9日間で1万8千人を集めた。

(宝塚歌劇団 理事長 小林公一さん)
「これから海外に向けても発信してく。
 特にアジアというのは大きなマーケット。
 ようやく一歩出たところ。
 これからしっかりと固めて広げていきたい。」
Q.小林さんにとっての夢は?
(宝塚歌劇団 理事長 小林公一さん)
「ニューヨークでトニー賞(演劇界のアカデミー賞)をとりたい。
 これ すごいことを言ってしまった。」
 

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