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消費回復のカギ “ネットと店舗の融合”

2014-11-25 07:30:00 | ビズ プラス

11月16日 BIZ+SUNDAY


売り上げが伸び悩むデパート業界。
松屋ではいまデパートならではの新たなネットショッピングに力を入れている。
デパートではIT企業と提携。
ネット上に仮想の売り場をオープンした。
商品は5,000点。
若者向けの洋服など店頭では扱っていない品物を取りそろえた。
客がネットで選んだ商品はデパートに送られる。
商品をデパートで試着できるのがこれまでのネットショッピングの違いである。
(システムを開発したIT企業 tab 谷口昌仁社長)
「今までにない実店舗のショッピング体験が出来れば
 まさにそれが小売りのイノベーションが起きる。」
このサービスを利用した女性がネットでサイズ違いのハイヒールを3足選び試着にやってきた。
店員から丁寧なアドバイスを受けられるのもデパートならではのサービスである。
普段ほとんどデパートに足を運ばないこの女性は今回新たな魅力に気づいたと言う。
「帰りに寄れるので便利。
 オンラインショップだと試着が出来ないので
 サイズを自分で試して納得して買えるのがよかった。」
デパートではネットで扱う商品を増やしさらなる売上の拡大を目指している。
イタリアのサッカーチームの関連グッズを扱う業者との商談。
目玉は本多圭介本田圭祐選手のサイン入りユニフォーム。
今後 ネット上の品ぞろえを現在の10倍の50,000点に増やす計画である。
(松屋銀座本店 古屋毅彦本店長)
「いろいろな商品を今までトライできなかったものがトライできる。
 今まで客のいろいろな需要を満たせなかったが
 その商材を求めてお店に来てくださる可能性がある。」

一方ネットショッピングの会社も新たな動きを見せている。
業界大手のアマゾン。
コンビニの客をネットに呼び込むサービスを11月から始めた。
大手コンビニのローソンと組み店頭の端末でネットの商品を取り寄せられるようにした。
普段ネットを使わないお年寄りなどをターゲットにしている。
(店員)
「入れ歯洗浄剤やお線香が売れた。
 お年寄りが来ることが多い。」
どうやって商品を注文するのか。
店に置いてある専用のカードをかざすと商品の一覧が表示される。
ここから欲しいものを選ぶだけ。
使い方がわからない場合はオペレーターが優しく対応。
現金で支払って商品を店頭で受け取る。
現在は静岡だけで展開しているこのサービス。
来年度には全国約12,000店に広げる計画である。
(アマゾン ジャパン ハードライン事業本部 ディレクター 木場和人さん)
「スマホやPCで購入しなくても
 我々が持っている品ぞろえに対して購入したいと思っている客はいる。
 そういう客にも購入できる環境を提供することが非常に大きな意味だと思う。」
メリットはローソンの側にもある。
来店する客が増えれば店自体の売り上げも伸びるからである。
(ローソン 執行役員 野辺一也さん)
「ネットの世界とうまくつなげて利用されるケースが増えてきている。
 我々がサービスを拡充することで他のチェーンよりも多くの客が来店することを狙っている。」





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