7月7日 めざましてれび
三菱自動車は6日、電気自動車(EV)アイ・ミーブの低価格モデルを
25日に発売すると発表した。
購入者の実質負担額は現在より110万円安い188万円で、
手ごろな価格にすることで普及に弾みをつけたいということだ。
「実質」というのは国から補助金が出るからである。
現行モデル
価格388万円 補助金100万円 実質298万円 走行可能距離160km
低価格モデル 25日発売
価格260万円 補助金72万円 188万円 走行可能距離120km
電池の容量を引き下げることでコストを抑えた。
三菱自動車 益子修社長
「一日の走行距離が20~30kmの利用者から、
電池容量を減らしてでも価格を下げられないかという要望が多かった。」
上級モデル8月中旬発売
価格380万円 補助金96万円 実質284万円 走行可能距離180km
エコな電気自動車が競争力を高めている印象があるが、
小型車の燃費競争が1リットル30キロを超えるレベルで激しくなっている。
主な低燃費車
トヨタHVプリウスα 31km/235万円~
トヨタHVプリウス 38km/205万円~
ホンダHVフィットシャトルHV 30km/181万円~
ホンダHVフィット 30km/159万円~
マツダガソリンヴィッツ 26,5km/135万円~
日産ガソリンマーチ 26km/119万9100円~
HVよりもガソリン車のほうが安い印象だが、
走行距離の制約はあるにしても電気自動車も競争に加わってくる。
電気自動車ならではの開発も進んでいる。
非常時にアイ・ミーブから電力を取り出す非常用電源装置(1500W)
を開発中である。
益子社長
「年度内に軽量化、コンパクト化したものを製品化したい。」
三菱だけでなく、トヨタ、日産も同様の装置を開発の意向。
東日本大震災の影響を受け、電気自動車の新しい用途が開拓されつつある。
非常時にアイ・ミーブから