日暮しの種 

経済やら芸能やらスポーツやら
お勉強いたします

韓国で拡大するコーヒー人気

2015-10-19 07:30:00 | 報道/ニュース

10月8日 キャッチ!


日本や中国と同じようにお茶が広く飲まれていた韓国。
ナツメ茶やゆず茶など様々なお茶が伝えられていて観光客にも人気である。
しかしいま韓国ではコーヒーが大流行で
ソウルではコーヒーの専門店が2~3軒隣合わせになっていることも珍しくない。
かつてコーヒーショップを見かけることはまれだった韓国に最大手のチェーン店が進出したのが1999年。
以後コーヒーが次第に韓国の食文化に定着し
この数年で一気に増えた。
韓国のコーヒー店は数々のチェーン店から個人経営のコーヒー専門店まで現在2万軒以上と推計される。
コーヒーをよく飲むようになった理由については
「仕事のストレスからいっとき解放される気分になれる」が多く聞かれる。
(市民)
「会社の短い休憩時間にコーヒー片手に話せばリラックスできます。」
「1日に6杯ぐらい飲みます。
 良い気晴らしです。」
近年激しくなってきた競争を勝ち抜こうとお店側はさまざまな工夫を凝らして独自色を出そうとしている。
最近 急速に店舗を増やしているチェーンではコーヒーにオレンジの実とシロップを加えている。
オレンジ味をミックスしたコーヒー「オレンジビアンコ」。
こうしたコーヒーブームのなか今年韓国で初めてコーヒー豆の収穫に成功した農家がある。
場所は韓国南部のコフン。
チュ・ドンイルさんはもともと農業を営みコーヒーが好きだったと言う。
気候が温暖なこの地ならコーヒー豆の栽培がうまくいくと判断して3年前に引っ越してきた。
ビニールハウスで育てているコーヒーの木は約6,000本。
今年になって初めて実がなり
5月の初収穫では600キロにのぼる豆が採れた。
(コーヒー農園経営 チュ・ドンイルさん)
「初めて実がなったとき“ビジネスになる”と確信しました。
 韓国でも豆が栽培できるのです。」
チュさんはコーヒーで町おこしをしようと意気込んでいる。
他の農家でもコーヒー豆の栽培を指導するとともに
観光客にビニールハウスの中を見学してもらっている。
(観光客)
「コーヒーの木を初めて見ました。
 国内で栽培できるのはうれしいです。」
見学のハイライトは農場で採れた豆を使ったコーヒーを味わう時間。
収穫して炒った豆でいれたコーヒーをお客さんにふるまっているのはチュさんの息子ボムジュンさん。
コーヒー豆の栽培にビジネスチャンスを感じて会社勤めを辞め父を手伝っている。
チュさんは今後コフンでコーヒーに関する大掛かりなイベントを開きたいと考えている。
(コーヒー農園経営 チュ・ドンイルさん)
「地元がコーヒーでより豊かになるよう自分が役にたてればいいと思います。」
コーヒーブームは都市から農村部にまで広がろうとしている。
韓国の飲み物と言えばコーヒー。
世界的にそう認知される日も近いかもしれない。 



コメント    この記事についてブログを書く
« スクラム | トップ | インドネシア 変わるお酒事情 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

報道/ニュース」カテゴリの最新記事