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“きれいな歯に” 中国で歯科ブーム

2011-06-25 09:03:23 | 海外ネットワーク
  6月11日 NHK海外ネットワーク


  中国大都市に相次いで開業される外資系歯科診療所。
  これに乗り遅れまいと日本の歯科業界も注目している。

  経済成長著しい中国は、生活が豊かになるにつれて健康への意識も変わり、
  きれいな歯でいたいという人たちが良質な技術の歯科医を求めるようになってきている。
  
  中国最大の経済都市上海の中心部では、
  フランスやアメリカなど外資系の歯科診療所の参入が相次いでいる。
  日本から進出した診療所は、新潟市に本社のある歯科医療グループが9年前いち早く設立した。
  日本の歯科医から技術指導を受けた中国人の歯科医が診療にあたっている。
  虫歯の治療だけでなく予防にも力を入れている。
  衛生管理も徹底していて、日本流のきめ細かさが好評で一日に40人の患者が訪れる。
   歯科医
    「半年後とに検査や歯の洗浄に来る人もいて
     ふだんから予防する意識に変わっている。」
  この診療所に通う25歳の女性は、
  2年前に国営病院で虫歯の治療を受けたが歯ぐきが炎症を起こしてしまった。
  友人の勧めでここに通い始めたら歯ぐきの状態も良くなり信頼を寄せるようになった。  
  静かな待合室を持つこの診療所は国営の病院と比べて診療費は4倍~6倍と割高だが、
  この診療所を選ぶ患者は増え続けている。
  売り上げは開院当時の6倍に増え、診療所も8ヶ所に増やした。
   患者
   「この診療所は予約制で待たされない。
    雰囲気が温かいから安心して治療が受けられる。」
  
  中国の一般的な病院では慢性的に医師と機材が足りないといわれている。
  診察を待つのに半日かかるのも珍しくない。
  また歯科医療の分野は立ち遅れが指摘されている。
  中国で歯科医師の国家試験が導入されたのは1995年で、16年しかたっておらず、
  人口に比べて歯科医師の数は圧倒的に不足している。
  
  中国に熱い視線を注ぐ日本の歯科業界。
  この春、千葉市に本社がある日本企業が北京に新しいしか診療所を開いた。
  ねらいは年収3千万以上の富裕層。
  北京や上海に進出した外資系の診療所では
  許可を受ければ外国人医師も一年間診療が出来る。
  そこで日本人医師を現地に派遣し、
  最先端の治療と日本流のきめ細かなサービスを中国人の歯科医に指導している。
  この会社が力を入れているのが入れ歯や差し歯など加工技術。
  新たに上海に加工所を開く準備を進めている。
  独自に開発した人口の歯は一本あたりの卸売価格が1万8千円から3万2千円と
  中国製品に比べて3倍から5倍もするが、
  あえて日本で売るのと同じ価格で販売しても中国の富裕層に受け入れられるとふんでいる。
  
  歯科医療グループ 社長
  「富裕層はものすごいスピードで増え続けているし
   日本の歯科医療が『ジャパンプレミアム』と非常に高付加価値でみられている。
   夢のある市場だと思う。」

  歯の健康に関心の高まる中国。
  歯科医療の分野でも大きなビジネスチャンスが広がろうとしている。



  





  








   
  

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